音楽
ROLLY
ただいまROLLYの生誕50周年記念ライブツアーが行はれてゐます。
The Next Day
中古レコード屋でジェス・フランコのサントラ集をみつけて購入し、聞きまくってゐたら、当のジェス・フランコの訃報が飛び込んできたり、中古本屋でイアン・バンクスの「蜂工場」を2冊も続けて発見し(250円也)、まぁ、誰かにあげたらいいか、これ今や手に入らないみたいだし、と購入したら、当のイアン・バンクスが末期癌で危ないらしい・・・との報がもたらされたりして、時代は過ぎて行ってるんだなぁ、との感を深くしてゐる昨今ですが、さういへばデヴィッド・ボウイが10年振りのアルバム「The Next Day」を発表し、話題になってるみたいです。
2013年
一応、新年が来ましたね。
昨年後半からの激しい景気の落ち込みを思ふと、一体今年はどんな年になるのであらうか、と、詠嘆せざるを得ません。
昨年末に自民党に政権が変はり、一時的に円安・株価高になった事から、些かの希望を述べる人も居る様ですが、まぁ、全く楽観視できませんね。自民党がやってるのは、結局は金融緩和政策で、といふ事は単なる一時しのぎ。アル中の人間にお酒を与へて落ち着かせてゐる様なもんだから、実態はさらに病状は進行してゐる、といふ事です。
かういった場合、行き着く先は戦争・・・といふのが歴史の相場ですから、戦争ができる国づくりを目指す自民党が政権を穫ったこと、排外主義的な維新の会やそのシンパが跋扈してゐること、などを思ふと、まだまだ不安な気持ちは拭へません。
唯一、“日本と中国をぶつける”といふ政策の親玉のクリントンが脳血栓で倒れたことによって、その方針が一時緩んだのだけがホッとする所です。実際、安倍首相も村山談話を引き継ぐ事を発表し、中国との関係改善への意欲を見せてゐます。鬼の居ぬまに・・・といった所でせうか。
とはいへ、アメリカもいよいよ“財政の崖”問題が切羽詰まってきてますから、またしても日本は強引にお金を搾り取られるでせう。ま、そのために自民党に政権が変はった、といふ話もありますから・・・。
AMIDA
ベッチから、ちょっと早い誕生日プレゼントだと言って、EVISBEATSのファーストアルバム「AMIDA」のアナログ盤をいただきました。ありがたうございます。
拝啓 powerくん
時折、激しく粉雪が舞ったりするものの、積るでもなく、ただ人々の影を吹き消してしまふだけの寂しい東山は祇園の外れ、カフェ・オパールですが、そちら伊太利亜の方は如何ですか?
PVあれこれ
久しぶりにマドンナの新作PVなんてものを見てしまったんだけど、いやー、ビックリした。整形・修正ありありなのは当たり前だけど、にしても50歳過ぎには全くみえない。それだけではなく、曲も映像も全く時代とずれてなくて、ひたすらカッコいい。どころか、ニッキー・ミナージュとM.I.A.といふ今が旬のイケイケ女性アーティスト二人を従へて、完璧なクイーンの風格。まいった。これ、「マテリアル・ガール」だよね。
12月の音楽
今年はなんか映画に関する日記ばかりになってしまった。
これは、まぁ、今年はもっとちゃんと映画を観ようと、強制起訴シリーズを始めたり、観た映画はとにかく日記に感想を記す、と決めたのでこんな事になった訳だけれど、映画の事ばかり書いてるのもなんだし、映画好きと誤解されるのも癪なので、来年は観た映画の事をいちいち日記に書くのは止めます。
ジョージ・ハリスン
只今、我が家では「ジョージ・ハリスン祭り」が絶賛開催中です!
いやー、ジョージね、ジョージ。私は子供の頃、ビートルズのファンだったので、むろんジョージには多少の馴染みはあります。「サムシング」や「ホワイルマイギター・・・」はビートルズの楽曲の中でもトップクラスに好きな作品でしたし、ソロアルバム「オールシング・マストパス」は大傑作である!と子供心に確信してをりました。
が、なんと言っても私はジョン・レノンファン。とにかく、自分の中に占めるジョンの割合が大き過ぎて、どうしたって当時はジョージの存在は霞みがちでした。つーか、完全に霞んでたな。
それがこの歳になって、まさか朝から晩までジョージの楽曲を聴き、一日中ジョージについて語り合ふ日が来るとは・・・。
ザ・ライト・オブ・ザ・サン
ジル・スコットの待望の新作が発売されました。
これが、もう大傑作!きたね、たうたう、って感じでせうか、個人的に。
キャンディーズ
4月21日に田中好子さん、元キャンディーズのスーちゃんが亡くなりましたね。
・・・って、別に私、キャンディーズのファンといふ訳ではなく、どちらかといふと先日届いたギル・スコット・ヘロンの訃報の方がよっぽどショックな訳ですが、それはとにかく。
最近のポップな曲
“ポップ”といふ言葉は難しいもので、いい意味でも悪い意味でも使はれます。私も無意識にごちゃ混ぜにして使ってゐて、自らのいい加減さを反省する事しきりなのですが、整理しますと、悪い意味では、むろん“売れ線”とか“大衆に阿ってる”といふ意味で、いい意味では、“人々の快楽原則に見事に則ってゐる”“樹の中から掘り出された仏像の様に、正にかうあるべきといふ形を体現してゐる”などといふ事になるでせうか。
もちろん、人々の理解力、教養、文化背景、時代、などによって、「これがポップだ!」といふものは変はっていくでせうが、んじゃー、今正に“いい意味で”ポップなのはどんなのか?といふのを、個人的に、考へてみました。
あ、これはポップミュージックの話ですね。
Rolling Papers
今、私が最も気に入ってるのが、このアルバム。WIZ KHALIFA(ウィズ・カリーファ)の「Rolling Papers」。ハッパを吸ふ事をテーマにした“ストーナーラップ”の代表格ラッパーによるメジャーデビュー作です。
ナズ&ダミアン来日公演
ナズとダミアンが、“ブラック・ディアスポラ”をテーマにしたコラボ作品「Distant Relatives」をドロップしたのが昨年。“ブラック・ディアスポラ”と言ふのは、アフリカから奴隷として世界中に黒人たちが売られ、散らばったことを指し、現在の黒人文化の基底にある概念です。そのハーコーな御題を掲げ、アフリカからアメリカに連れてこられた黒人の子孫であり、ヒップホップ界のゴッズサン(神の子)であるナズと、アフリカからジャマイカに連れてこられた黒人の子孫であり、ボブ・マーリーの末っ子、父と同じくラスタであるダミアン・マーリ−がひとつの作品を造り上げたのだから、これは大いに話題になったものでした。
その二人が、なんと来日公演をする!といふので、ホンマかいなー、それぞれピンで来ても絶対に行くのに、二人で来るなんて贅沢すぎるやん!と思ひつつ、でも直前になって来日中止!なんて事はよくある事なので油断できん、などと呟きながらもしっかり店を休んで、トモコとふたり、2月23日大阪はIMPホールに乗り込んで参りましたー。
辿り着いた所
この間、WORKSHOP RECORDSに行って、ナエムラさんとグダグダ喋ってゐると、常連さんらしき老紳士(?)が手に大量のCDを持ってやって来たので、私はナエムラさんから離れ、レコード箱をゴソゴソやってゐたら、突然、店内にゴショゴショとスペイン語らしきものが流れ、続いてAKWIDの「NO HAY MANERA」が大音量で流れ始めたのでビックリして、思はず声をあげさうになりました。(「オラレー!」)
件の老紳士の方をみると、ナエムラさんとなにやらチカーノラップについて熱く語ってゐる模様。私も一時期とはいへ、チカーノラップに身も心も持っていかれた事があった人間。凄ーく気になったのですが、あまりジロジロ見るのは失礼なので、目の前のレコード箱に集中する事にしました。
powerくんへ
先日powerくんがイタリアから一時帰国してオパールに来店してくれた時に、「日記でKEMを紹介してくれてたのが嬉しかった。ボクはかういった音楽は好きなんですが、普段から情報を集めてる訳ではないんで・・・。だから、また日記でなんか紹介して下さい!」と言ってゐたのを唐突に思ひ出したので、私が最近聴いてゐるアルバムの中から何枚か、POWERくん向きに紹介してみようかと思ひます。
大人チャレンジ
ライムスターのMummy-Dの弟、コーヘイ・ジャパンの新作「大人チャレンジ」を聴いたんだけれど、これがなかなかに素晴らしくて、グッとJ-POP・・・といふかJ-R&Bに寄った内容で、同様にJ-POPに寄ったライムスターの「MNIFESTO」は認めない私も、この「大人チャレンジ」はいい!こいつはコーヘイの最高傑作ではないか!などと、呟いてをります。
最近聴いてる音楽
まづはKEMの5年振りのサードアルバム「Intimacy」。とにかく音がよくて、やられました。いかに気持ちよく、心の奥深くまで入り込み、精神を解体し、聴き手を解き放つか、といふ事を、細心に至るまで考へつくし、創られてゐる音楽です。素晴らしい。聴けば聴くほど、自分がバラバラにされて音の海へと溶解していく感覚が味はへます。これこそ、私が音楽に求めるもの、だと強く思はされます。
offutaride
EVISBEATSの新作、といふか、将絢とのコラボ、になるのかな、「offutaride」といふ作品が出たのですが、これがいい!。やはり、予想通り、いい。正確にいふと、(もちろん)いいと思ってゐたけれど、その予想を上回って、いい!のです。
sade
ブレット・イーストン・エリスの「アメリカン・サイコ」は、現代人の愚かさを描き切った爆笑必至の傑作だけれども、その中に「〜もとをたどれば、マイケル・ジャクソンやサドのような、モダンジャズを売り物にしたアーチストだけでなく〜」といふ記述があって、サド?そんなアーティスト居たかな?としばし頭を抱へ、といふのも、文脈からいってここにはマイケルやマイルス並みの大物・有名人の名前が入るからで、う〜ん、分からないはずがない、もしかして誤訳か・・・、と思った途端に「ああ、シャーデーか」と分かった思ひ出があります。
邦楽とバロック
先日部屋を整理してゐたら、古いCDラジカセが出てきました。こいつが、諸悪の根源だったのです。
ジュリー
先日ショーケンの事を書いたら意外と反響があったので、今度はジュリーの事を書いてみよう(別に反響が欲しい訳ではないのですが)。
ショーケン
なぜ私はショーケンが好きなのだらう?と考へてみる。
REBIRTH
映画の話が続いたので、音楽の話でも書いてみよう。
A.K.Y
さういへば先日powerくんが(イタリアから)帰って来た時に、最近の日本人はコミュニケーション能力が極端に落ちてるんぢゃないか??といふ話になったのですが、その際に言ひ忘れてゐた事があったので、チョイと。
MANIFESTO
ライムスターの待望の復活作「MANIFESTO」を聴いたのですが・・・。
メイヤー・ホーソン来日
メイヤー・ホーソンの初来日ライブ、行って参りましたー。
フェイス・エバンス初来日
雑誌「bmr」の最新号を眺めてゐたら、フェイス・エバンスのライブレポートが載ってゐました。それは、東京でのライブレポートだった訳ですが、そこに「I LOVE YOU」をやらなかった(回があった)と書いてあって、ビックリしました。
実をいふと、私は大阪のライブに行ったのです。まー、フェイス・エバンスは私の最も愛する女性R&Bシンガーでありますしねー。しかも待望の初来日!!!な訳で、これは行かない訳にはいかないでせう。
そして、むろん、大阪ではやりましたよ、「I LOVE YOU」。私がフェイス・エバンスの中でも最も好きな曲。はっきり言って大名曲。これを聴きに行った様なもんだ。それを、聴けなかったなんてー、可哀相すぎる!
THE G FILES
私は“一番”を決めるのが苦手です。
と、いふか、そもそもそんな考へは間違ってゐるんぢゃないか、とさへ思ってゐますので、「一番好きなヒップホップアーティストは誰ですか?」などといふ問ひには困り果ててしまふのです。
さういふ時に、「そんなもん決められる訳ないだらう!」と強く言ひ返す力のない私は、「うう〜ん」と頭を捻って考へ込んでしまふのですが、大抵、「ウォーレンGかな」と答へます。ま、ある意味、さう答へると決めてゐる所もあるのですが、むろん、ウォーレンGが一番好きなアーティストだと思はれても構はない、と考へてゐるからでもあるのです。
そんなウォーレンGの待望の新作「THE G FILES」が出ました。
カリフォルニアの空
私はインディーヒップホップ・ジャジーヒップホップにはあまり興味がありませんでした。
何故なら、私にとってヒップホップとはブラックミュージックの最新形態であり、常に革新性を求めてゐたので、90年代前半辺りの音に固執してゐるかの様なインディー/ジャジーヒップホップは、まー、あまり関係がないかな、と思ってゐたのです。
それに、これは些かの偏見が入りますが、インディー/ジャジーヒップホップは、年を重ねるにつれてどんどんメロウネスを強めていく様に思へ、言ってみればあまりヒップホップを聴かない人用の音楽になり果てたのではないか。などと、思ったりしたのも、私がそれらの音楽から距離をとってゐた一因でもあるでせう。
THE BLUEPRINT 3
現代ではあらゆるものが飽和して、全てが終はりかけてゐるのではないか。などと思ふ事があります。私が言ってゐるのは文化の事だけれど、どこをみても既視感、既視感に溢れ、全てが縮小再生産の様に思へたりします。が、全てが終はりかけてゐるとは、全てが新しく始まりかけてゐる、とみる事もできる訳で、終はりと始まりは渾然一体として分ち難い、とも最近つくづく思ふのでありました。
F☆ST LIFE
H-TOWNのヒップホップが好きだなぁ、とシミジミ思ふ。
マイケルの評価
マイケルがこの世を去ってから、すでに一月以上経ちました。
その間に、様々な雑誌が追悼号を出したのですが、私もその中のいくつかは購入し、いくつかは立ち読みし、色んな事を考へました。
現時点でも情報は錯綜してゐて、例へばマイケルの肌の色の問題、あれは本当に病気だったのか(マイケルによる告白あり。異常性白班・全身性エリテマトーデス)、皮膚移植がなされてゐたのか(六本木インターナショナル・クリニックの院長、アクセノフ氏による証言あり)、など、俗っぽい興味のある問題はたくさんあります。
が、個人的に最も興味があるのは、マイケルの音楽的評価についてです。
音楽ばかり聴いてゐた
R.I.P.マイケル・・・・・・と、いふ訳ではないのですが。
マイケル死す
朝起きると、ケータイでニュースをみてゐたトモコが、「えらい事になってる!!!」と騒いでゐるので、なんだなんだ〜、また誰かが冤罪で捕まったのか〜、と眠い目をこすりながら詳しい事を尋ねると、「マイケルが死んだ」との事で、いっぺんに眠気が吹っ飛んでしまひました。
リラプス
エミネムの新作「リラプス」を聴きました。
グローバリゼーションと音楽文化
「グローバリゼーションと音楽文化」木本玲一著(勁草書房)を読みました。
木本玲一?・・・これは、もしかして・・・01くんではないか!
やー、クラブ遊びを続けたり、DJをしたり、メイド喫茶に通ひつめたり、カフェ巡りや食べ歩きをしたり、バイクのクルージングを楽しんだり、様々な本、レコード、ゲームに耽溺したり、・・・、と、風流の限りを尽くしてばかりゐると思ってゐたら、こんな堅実な仕事もしてゐたとは。
副題が「日本のラップミュージック」とある様に、如何にして日本にラップミュージックが根付いていったか、を描いた本。01くんのフィールドワークがいかされた、とても興味深い本となってをりました。
ダズのサイン会
さて、ステージ終了後、サイン会がありました。これは、クラプトの時にもあったので、ある程度予想できてゐました。要するにこれは商売で、何かグッズを買った人のみ、サインが貰へる、といふ仕組みです。
が、今回はグッズと言っても、このイベントを企画した人たちのタオル、ポスターのみ。それらが各2千円。といふ事で、ちょっとキツいなー。DPGグッズはないのか?クラプトの時はあったのに・・・。
で、私は遠慮して、トモコだけがサイン会に参加する事になりました。
ダズ来日
本日は祝日前の木曜日。なのに、あまりにお客さんが来ないので、早々と店を閉めました。・・・・・・と、いふのは、半分本当で半分ウソです。
デイブ平尾氏逝去
元ゴールデンカップスのボーカリスト、デイブ平尾氏が亡くなりました。
I Decided
そろそろシスコの話にも飽きてきたので、今日は最近のお気に入りミュージックについて書いてみようと思ひます。
アメリカン・ギャングスター
実をいふと昨日、『玉村方久斗展』を観た後に、MOVIXにて『アメリカン・ギャングスター』(リドリー・スコット監督)を観に行つたのです。この映画は、実在したフランク・ルーカスといふ黒人のギャング(麻薬王)を描いた作品で、フランク・ルーカスを演じるのはデンゼル・ワシントン。T.IやRZA、コモンなどのラッパーが多数出演してゐたり、ソウルの名曲をバンバン使つてゐたりと、ブラックミュージックファンには何かと話題の作品。故に私も昨年から「アメリカンギャンスタ、アメリカンギャンスタ!」と騒いでゐた訳で、えー、だから、この映画について何もコメントせずに通りすぎる事は……許されないでせうね。はぁ。
AS I AM/GIRL TALK
東京滞在三日目。今日は朝から歌舞伎座の昼の部へ。
で、いきなりですがその感想。「歌舞伎は三日も続けて観るもんぢやない!(とりわけ旅先で)」
……いやー、歌舞伎ッて一公演が長いんですよ。4時間とかあるし。それを三日連続。しかも寝不足・疲れが溜まつた状態での旅先で、となると、もうなんかしんどくてどーでも良くなります。正直、今日は「早く終はらんかな」と思つて観てをりました、はい。
トップギアー!
サワさんとミック博士が来店されました。
サワさんに紹介されたのですが、ミック博士とは、プロレスやB級映画に詳しく、プロレスのミニコミ誌を発行したり、B級映画の自主上映会などを行つてゐる、その筋では有名な人の様です。ミック博士は他にもイギリスのマージービートグループにも詳しいらしく、新たに「トップギアー!」といふミニコミ誌を創刊されました。それを、その出来立てホヤホヤを、私はいただいてしまいましたー!!! ありがたうございます。
ワイン & スピリッツ
ラサーン・パターソンの新作『ワイン & スピリッツ』を聴きました。前作から結構すぐに出た作品で、お、ノッテルのかな? と思つて、軽い気持ちでCDプレイヤーの再生ボタンを押したら、わ!!! と、軽〜くブッ飛ばされました。きました。これは傑作です。
ニック岡井さん
先日、ニック岡井さんといふ方が亡くなられた、といふ話を聞きました。(正確には印南敦史のブログで読みました)
ところで、「ニック岡井」ッて誰? と、私は首を傾げたのですが、色々と調べてみると、なかなか偉大な人である、といふ事が判明いたしました。
虎屋/MINT
akira28000が来店しました。
先日10周年のお祝ひとして素敵な花々(テーマは“妖艶”)を持つてきてくれたakira28000。そのお礼と言つては何ですが、これもまた10周年のお祝ひでウエナカさんに頂いた虎屋の羊羹を、お裾分けしました。と、その羊羹を目にしたakira28000は、「虎屋ぢやないですかー!」と歓声をあげるではないですか。なんでも虎屋の羊羹は大好物らしいのです。
HIP HOP IS DEAD?
ヒップホップの世界では今、HIP HOP IS DEAD論争といふのが盛んです。これは昨年出たNASのアルバム『HIP HOP IS DEAD』に触発される形で起こつたもので、要するに「ヒップホップはもう死んだ(ダメになつた)のか?」といふ論争です。
soul unlimited
本日はコラージュにて行はれた「soul unlimited」といふイベントに行つてきました。
これはブーツィーズレコードのヒラノさん主催のソウルイベントで、ゲストはキタアキくん。つまり、ノーザンソウルのイベントなんですね。
まがひもの
最近何カ所かで聴かされて、ウンザリしてゐるものがあるのです。
あれは、何なんでせうかねー。多分、有線の一チャンネル、だと思ふのですが、ソウルやファンクの名曲を、ボッサ・ラテン調でカバーしてゐる奴です。なんか女の人が気怠さうに歌つてゐるのですが、あれを延々聴かされると、ほんとウンザリします。いや、カバーする事が悪いと言つてゐる訳ではないですよ。問題はカバーの仕方です。原曲の持つてゐるコアの部分を全て削りおとし、ひたすら耳障り良く、オシャレッぽくしてゐる、といふのが耐へられないのです。気分が悪くなつてきます。
AMERIE
ウメドンが来店しました。
「はい、これ」
と言つて貸してくれたのが、ファーギーの『FERGIE THE DUTCHESS』。私がこれに入つてゐる、日本でも結構ヒットした『LONDON BRIDGE』といふ曲が聴きたくて、ウメドンに借りたのです。何故ならこの曲は、私が現在注目してゐるプロデューサーのポロウ・ダ・ドンの出世作だからです。やー、ウメドンありがたう。にしても、ファーギーッて、可愛いくないね。
日本のヒップホップ
カツヤマが来店しました。
「オガケンさん、雑誌の『ブラスト』が廃刊したのは御存知ですか?」
え! さうなの、知らなかつた。
「ボクはこれは、日本のヒップホップの敗北だと思つてるんですよ。そこで…オガケンさんは、何故日本にヒップホップが根付かなかつたとお考へですか?」
そんなの分からないよ!
THE MAN
先日マイちやんが久方ぶりに来店してくれたのですが、その時に「いきなりですが私の旦那です」と言つて、ひとりの男性の方を紹介してくれました。その人こそ、universoundsといふレコード屋で働きながら、ブラックミュージックコレクターとしてもDJとしても名を馳せ、RYUHEI THE MANとして業界にその名を轟かす、テシロギリューヘイさんなのであつた!
EL CAMINO
エイドリアナ・エヴァンスの『EL CAMINO』を聴きました。
エイドリアナ・エヴァンスは、1997年のデビュー作『Adriana Evavs』で、いはゆるネオ・ソウル、オーガニック・ソウル(←私はこの言葉が嫌い)のある種の頂点を極め、その後の流れを決めてしまつたディーバです。私は今でもこのアルバムは時々取り出して聴きますが、その度に感心してしまふ、本当に格の違ふアルバムです。
ウノピョンも歌舞伎
それにしても困つたものです。
歌舞伎が面白くてたまらないのはいいのですが、お金が掛かつて仕方が無い。なにせ京都や大阪ではあんまりやらず、東京では面白さうな奴がガンガンやつてゐるのですから。勢い、東京まで観に行つてしまふ。うーむ、おかげで先月はCDを3枚しか買へませんでしたよ。
ロンサム・ジョージ
雑誌『Newton』の6月号を読みました。
今号の特集は『天文学11の革命』と言つて、人類の宇宙観を変へた画期的な映像写真を11枚載せて、解説してゐます。これももちろん、面白かつたのですが、私は傍系の他の記事の方に興味をひかれました。
ビヨンセ来日公演
大阪城ホールにビヨンセの来日公演を観に行きました。
完全なソロになつてからの初めてのワールドツアーです。しかもスタートの地がここ日本。一昨日の東京に始まり、昨日の大阪、そして今日が二日目の大阪、追加公演となります。
さてビヨンセは2003年にもソロライブツアーを行つてゐます。その時はまだデスチャのメンバーだつたので、とりあへずのソロ活動といふ事だつたのですが、そのライブの模様を、私は以前DVDで観ました(ビヨンセ『ライヴ・アット・ウェンブリー』)。
ギャング・シティ
ビデオで『ギャングシティ』を観ました。
これは2PACの遺作となつた映画で、2PACはこの映画の撮影終了1週間後に殺されてしまひました。そんなこんなで、観なければ、と思ひつつ、どうも話題先行の感があつて、映画そのものは面白くないんぢやないか? などと考へて、今まで観ないで来てしまつたのです。ところが、観てみるとこれがまた、なかなか良い作品であつたのです。キラリと光る佳作、とでも申しませうかね。キラリ!
ジュエリー/マーヴィン
京都国立近代美術館に「アール・デコ・ジュエリーの世界」展を観に行きました。
これは文字通り、アール・デコ時代の宝飾デザインを展示する展覧会なのですが、予想と違つてジュエリーそのものの展示はあまり多くなく、ほとんどがデザイン画と当時のファッション画の展示でした。
歌舞伎とヒップホップ
「最近はすつかりヒップホップから歌舞伎に興味が移つたんだねー」などと言はれる昨今の私ですが、いやいやそんな事はありません。むろん、歌舞伎にはグイグイと嵌りつつありますが、ヒップホップも依然、私の興味を惹き続けてゐます。と、いふか、私にとつて歌舞伎とヒップホップは同じ様なものなんですねー。
ドリームガールズ
MOVIXにて『ドリームガールズ』を観ました。ブラックミュージックファンの間では1年以上前から騒がれてゐた作品で、シュープリームスをモデルにして作られた80年代のミュージカルの映画化です。なによりもビヨンセがダイアナ・ロス(を思はせる)役をやる、といふのが話題の的でした。何故なら、ビヨンセ及び彼女のグループ“デスティニーズ・チャイルド”は、ダイアナ・ロス及び“シュープリームス”と非常に重なるものがあるからです。
追悼JB
雑誌「bmr」の今月号(3月号)で、JB特集をやつてゐました。JB、死んでしまひましたからね…。それは昨年の12月25日のこと。その時は私も驚き、周りでも結構騒がれてましたが、ま、個人的にはそこまでショックでもないかー、といふのが正直な感想でした。確かにまだまだ精力的に活動中でしたが、すでに齢は70を超え、最前線に居るとは言ひがたいポジションでしたので。そろそろかな、と。
続・ヒップホップベスト10!
と、言つた訳で、テラリーからヒップホップベスト10! を選ぶ様に言はれ、仕方なくテラリーからCDを何枚か借りて欠を補ひ一晩掛けて聴き、なんとか選んだ私の2006年ヒップホップベスト10! …ま、以下の様な感じです。
ヒップホップベスト10!
テラリーがオパールで働く様になつてから約2年。その2年の間にオパールの悪影響を受けたテラリーはヒップホップ好きへと変貌を遂げ、田舎に帰つたら村八分にされたりと大変な事になつてゐる様だが仕方が無い。ヒップホップを聴くとはさういふ事だよ、といふ私の慰めなど全く聞いてをらず、今日もテラリーは嬉々としてヒップホップのCDを購入してきてゐたのであつた。なんと言つても昨年1年間で、テラリーは100枚以上のCDを購入したさうである。オパールに来る前は、年間1、2枚、といふ事だから、大した変化だ。そんなテラリーに、昨年のヒップホップベスト10! を選ばせてみた。
BNH@ブルーノート
本日は大阪ブルーノートにてBNHのライブを堪能してきました。BNHとは、もちろん今から15年程前の“アシッドジャズ”ムーブメントを担つた“ザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ”の事です。なんだか個人的には懐かしい名前になつてゐたBNHですが、地道に活動を続けてゐた様で、今年にはなんと! ンディア・ダヴェンポート(エンディアと表記する例も多いですが、私は敢て“ンディア”とします。だつて“ン”から始まる名前なんて面白いでせう?)が全面復帰してニューアルバム『Get Used To It』をドロップ。やはりBNHのヴォーカルはンディアだろ! と考へる私の様な古いファンとしては何となく興奮してニューアルバムを購入、これがまたなかなかに良かつたもんだから、勇んでライブのチケットもとつてしまつた、といふ次第です。
ケリスさん
ケリスの新作『KELIS WAS HERE』を聴いてをります。
K-Ci
雑誌「bmr」を読む。今号は何と言つてもK-Ciのインタビューが良かつた。先日の素晴らしいK-Ci & JoJoのコンサートから想像されるまんまのK-Ciの姿、歌バカ、ソウルマン、が行間から彷彿とされ、好感度100%のインタビューであつた。熱い、熱い!
抽象的なこと
オイシン来店。私が自らの不健康ブームについて語ると、「いやー、ボクもおいしいもの食べ歩いてばつかりです!」と言ふ。
いや、さういふのとは一寸違ふんだが…、で、オイシンは何か聴いてるのか?
レコードを聴く
不健康ブームstillゴーイング・オン! な私であるが、床に寝転がり、アルコール類を流し込みながらアイスクリームを舐めて、ひたすら音楽を聴く。と聞けば、たいていの人はそれはCDを聴いてゐる、と思ふだらう。しかし、それは違ふ。何故か私は一切のCDを拒否し、ひたすらレコードを聴いてゐるのである。
magic city
先日、木屋町から河原町に抜ける細い路地を通りながら「steez」の前に差し掛かると、なんと! 閉店してゐるのに気がついてしまつた。さうか、閉店したか…、残念だ。
シドナン
ヒマだ。恐ろしく。書くこともないので、昨日の日記の補足でもしておきます。
昨日私は、シド・ビシャスこそパンクだ、と書いた訳だけれど、どうも今の若い人たちはアレックス・コックス監督の『シド & ナンシー』からシドのイメージを持つてきてゐる様で、困る。
パンク
h−uzuさん来店。h−uzuさんは、パンクロックの好きな20代半ばの女の子である。しかし、h−uzuさんの言ふ“パンク”と我々の言ふ“パンク”は違ふ訳で、h−uzuさんの言ふ“パンク”は“パンクロック”の事。つまりは元々の精神を喪失して芸能化したものを指して“パンク”と言つてゐる訳で、そして当然の様に(?)オリジナルな“パンク”が如何様なものかも知らない訳で、我々と喋つてゐても齟齬が激しい。
B'DAY
ビヨンセ待望の新作『B'DAY』を聴く。さて、このアルバム。発売前から様々な意味で話題になつてゐた。たとへばデスチャ解散後初めてのソロアルバム、といふ事で、実質ビヨ独り立ちのアルバムである事、などだが、なんと言つても、ラトーヤの存在が大きい。ラトーヤとは、8歳の時からビヨと一緒にデスチャを結成して活動を共にし、初期のデスチャにおいてはビヨンセと並ぶ貢献をグループに成した、と言はれながら、セカンドアルバムを出した後にグループを首にされ、その後訴訟を起こすなど泥沼の戦ひをビヨと繰り広げてきた人。そのラトーヤが、ビヨの新作発売を前に、帰つてきたのだ。それも素晴らしいアルバムを作り上げて。これは、ビヨも負ける訳にはいかない。しかし、ラトーヤ側はアルバムに、今最も旬なH-TOWNのラッパーたちをズラリと揃へてゐる。そして次々とヒット曲を連発。もの凄い勢ひだ。大丈夫なのか、ビヨ! ここで下手を打つたら、壊滅的なダメージを被るぞ! …と言つた意味で、大いに話題を集めてゐたアルバムなのでした。
K DUB 凄いです
それにしてもK DUB SHINEは面白いなー、…て、相変はらず「第三会議室」のアーカイブを見てゐるのですが、K DUB SHINE、無類の皇室好きなんですね。うーむ、好感持てるなァ。確かK DUB SHINEは私と同い年のはず。といふ事は昭和44年生まれで、これは紀宮さまと同じ。つまり、サーヤに対する“想ひ”において、共通するところがあるのだなァ、うん。
第三会議室
スペースシャワーTVに「BLACK FILE」といふブラックミュージックをテーマにした番組があつて、その番組の一コーナーに「第三会議室」といふのがある。これは日本を代表するコンシャスラッパーであるK DUB SHINEと宇多丸(ライムスター)の二人が時事放談をする、といふもので、10分程の短いコーナーながら、滅法面白い! と評判になつてゐて、前から見たいと思つてゐた。
デジャブ
ビヨンセの新曲『デジャブ』のPVがファンの間で騒ぎになつて居る様で。なんでも「あれは酷い! ビヨンセが可哀相!」「是非撮り直しを!」などといふ声が上がつてゐるさうなので、私も早速観てみました。
cali is active
最近はウエッサイが熱い。いや、未だヒップホップ界全体は南部のノリが席巻してゐるけれど、それとは別に、ウエッサイは燃えてゐるのだ。
K-Ci & JoJoライブ!
BlueNoteのK-Ci & JoJoのライブに行く。実を言ふとこのライブ、ウメドンとアツコさんに誘はれたのだが、それほど乗り気ではなかつた。K-Ci & JoJoは嫌いではないが、最近は新作を出してゐないし、それほど自分の中で盛り上がつてゐる訳でもない。しかし、一度は観たいと思つてゐた二人ではあるし、せつかく木曜日といふオパールの定休日にあたる日にライブが行はれるのだから、と、非常に軽〜い気持ちで出かけたのである。
I NEED MINE
南部ヒップホップ界の王者、リル・フリップの新作『I NEED MINE』をやつと手に入れた。この作品は本当は昨年末に、ソニーから日本盤が出て居るはずだつたのだ。それが、発売予定日を過ぎても、どこにもない。インターネット上にも、店頭にもない。私は東京にまで行つて探したのだが(正しくは東京に行つたついでに探した)、ない。手に入らない。何かの陰謀か! と叫んで居たところ、アルバムがちやんと発売されずリル・フリップが怒つて居る、といふ情報が入つてきて、なるほど、でもなんで? とか言つて居るうちに、たうたう先月末に発売された。よし! と早速アマゾンに行つてみたら、いきなり「品切れ」。なんでやねーん! と咆哮を繰り返して、七転八倒して、検索かけて、他のレコード屋さんから通販で買ひました。やつた!
T.I.ライブ
WORLDにてT.I.のコンサート。先週の“エッセンシャル”に較べると、かなりお客さんが少ない。T.I.、キングなのになァ、やはり日本ではダメか、日本には天皇が居るし、て、そんな話ぢやないか。などとトモコと話して居ると、我々のそばを“春夏秋冬”と書かれた浴衣を来た太った黒人が通り過ぎた。あれ、T.I.の関係者かな、と思ふ間もなく、同じく浴衣姿だが、“京都 清水寺”と書かれた編み笠を被つた小柄な黒人が、我々の横を通過した。あれれ、もしかして…T.I.やん!
エッセンシャル11周年
本日はクラブWORLDにて、イベント“エッセンシャル”の11周年記念パーティーである。ゲストにはFOHと、なんと! ライムスターが来るといふではないかー! ッて、後から知つたのだが、ライムスターはもう8年も連続してエッセンシャルの周年パーティーには参加してゐるさうだ。すでに恒例行事と化してゐたんだね。知らなかつた。ま、俄ライムスファンの私としては、オパール終了後、片付けをショーヘーくんに任せて、いそいそとWORLDに向かつたのでした。
夏の新譜
あ、暑い。いきなり、すつかり夏になつてしまつた感じだ。夏、となれば、やはりウエッサイ。ウエッサイの軽く爽やかなファンクなんて聴きたいところだが、チカーノのメロウネスもそこに涼味を添へるだらう。
hyphy 2
YOU TUBEの何が便利かと言つて、それはミュージシャンのPVが手軽に観られるやうになつた事である。これまでは、PV集のビデオやDVDを買つたり、友人にMTVを録画して貰つたりして観てゐた訳だが、これでは効率は凄く悪い。観たいアーティストのPVが必ずそこに入つてゐるとは限らないからだ。それがYOU TUBEなら、ま、登録されてゐたならばの話だけれど、検索すればパッと出て来るのだ。試しに、私が注目してゐる「HYPHY」を検索してみよう。HYPHYのアンセム、FEDERATIONのその名もズバリ『HYPHY』といふ曲だ。では、ポチ。
ダーク
桐野夏生著『ダーク』を読む。これはいはゆる「村野ミロ」もののひとつで、主人公は勿論村野ミロである。しかし、いやはや、噂には聞いてゐたものの、なかなかに凄い。今までの『顔に降りかかる雨』『天使に見捨てられた夜』『ローズガーデン』『水の眠り 灰の夢』などの作品に出てきた人々がゾロゾロと出てくるのだが、これらの人々がみな恐ろしくダークに、ネガティブに、反転して描かれてゐるのである。
韻踏合組合
私は日本は大阪のヒップホップグループ、「韻踏合組合」といふ連中のファンであり、さすがに店で日本語ラップをかける事はできないので、主に家の中で彼らのアルバムを愛聴してゐるのだけれど、彼らのTシャツは店の中でも着てゐる。背中に解読難の字体で「韻踏合組合」とプリントしてある奴で、結構洒落てるやん? とか勝手に思つて着用してゐたのだけれど、先日ある人から「なんか、ヤンキーみたいですね」とか言はれてしまつた。うーん、さうかな?
チェック・オン・イット!
タカシくん来店。タカシくんは、5月13日のポー社長による呼びかけに応へて、やつて来たさうだ。うーん、偉い! どうですか、ポー社長。
キング・オブ・ステージ
大阪BIG CATにてライムスターのコンサート。2MC+1DJのみ、といふシンプル且つハーコーなスタイルで2時間以上、全くだれることなくノー・ギミックで突ッ走る。いや、一回だけギミックがあつたか。白ボードを持ち込んでの“第三会議室”スタイルでのスキット。とはいへ、白ボードですから。ほとんどノー・ギミックと言つて良いでせう。正に“キング・オブ・ステージ”の名に恥じない素晴らしいショーであつた。
ミス・インフォ
雑誌「bmr」を購入、読む。今回はミンヤ・オー a.k.a. ミス・インフォのインタビューが載つてゐて、それが抜群に面白かつた。ミス・インフォは韓国系のアメリカ人で、ヒップホップの創生期からシーンに関はつてきたジャーナリスト。且つ、『TSUNAMISONG』騒動の時に、アジア人蔑視に対して敢然と抗議の声をあげた事からも分かるやうに、政治意識も高く、クレバーな人である。故に、日本にゐてはよく分からない、なんとなく想像する事しかできない現在のUSヒップホップシーンの諸問題をズバズバと語つてゐて、とても面白かつたのだ。
SPRINGROOVE
ウエナカさんに録つて貰つたビデオを観る。これは4月に行はれた「SPRINGROOVE」といふヒップホップ、R&B、レゲエを対象にした音楽フェスティバルの模様を収めたもの。まだ全部は観てゐないのだけれど、とりあへず、観た範囲で感想を記しておきます。
ハイフィー
現在、ヒップホップ界では“ハイフィー(HYPHY)”といふのが流行つてゐる。これはベイエリア発のムーブメントで、私は1年程前にキング・オブ・ハイフィーと言はれるリック・ロックが手掛けたFEDERATIONといふグループのその名もズバリ「ハイフィー」といふ曲を聴いて、すでにチェックしてゐた訳だがどうにもよく分からず、今月(5月)号の雑誌「bmr」のハイフィー特集を読んでやつと少し分かつた、やうな錯覚に陥つたのだけれど、要するに南部の“クランク”みたいなもんで、ヒップホッパーたちが自分達のライフスタイルに勝手に名前をつけ、それが自分達の作つた新しい音楽スタイルと結びつくことによつてムーブメントになつた、といふ例のパターンらしい。
CHECK ON IT
デスチャに較べて、ビヨンセのソロはどうにも弱い、と感じ、勝手にビヨンセのこれからを案じてゐた私だが、そんな懸念を吹き飛ばしてくれたのが、映画ピンクパンサーの主題歌でもある『CHECK ON IT』。スリム・サグをフューチャリングしたバウンシー且つポップな曲で、素晴らしい出来である。これなら、ビヨンセも立派にスター街道を驀進していけるだらう、と一安心。全く、勝手に心配したり安心したり、私も大変である。
Rhyme&Blues
最近は日本語ヒップホップ界の大物たちの新作ラッシュが続いてゐて、それらを追ふのに忙しい。ジブラにDABO、般若、MSC、韻踏合組合、ライムスター、そしてオジロザウルス。ま、これらの中ではやはり、ライムスターだよなァ、といふのが私の感想だが、それに迫るくらゐに良かつたのが、オジロザウルスのサードアルバム『Rhyme&Blues』。その理由は…と、書かうと思つたのだけれど、トモコに途中でこのPCを横取りされ、以後ズウッと占領され続けたので、時間切れ。タイムアップ。残念ながら、今日はこれまで。
HEAT ISLAND
ライムスターの新作『HEAT ISLAND』を購入。聴いて、唸つた。
MJB
月曜日の昼間は大抵ユキエさんと私が入つてゐるのだが、今日はユキエさんの体調が悪いといふ事で、ユキエさんには早退して貰ふ事にして、私がひとりで店を守ることになつた。ま、昔はよくひとりで店をやつてゐたので、問題ないといへば問題ないのだが、なにせ最近はスタッフのみんなにサポートされて、私は主にコーヒーをいれるのみ、といふ状態だつたので、少しばかり緊張するのも事実だ。ドカッとお客さんがやつてきて、大量にフードやドリンクの注文が入つたとして、ひとりでうまく・素早く捌けるだらうか。まるで初めて戦場にたつ戦士のやうな気持ちで、私はガッシとカウンター内に佇立してゐた。が、ほとんどお客さんがこなくて、なんの問題もなく過ぎてしまつた。うーむ、つまらん。
WELCOME TO JAMROCK
さて、昨日記したアリシア・キーズの『アンプラグド』ライブの最後にもゲストで登場したダミアン・マーリー。彼はもちろん名前からも分かる通り、ボブ・マーリーの息子な訳だが(確か9男で末子)、現在アメリカでとても売れてゐるといふ。昨年に出したアルバム『WELCOME TO JAMROCK』の事で、だからこそアリシア・キーズのライブにも出てきたのだらうが、確かにこのアルバム、もの凄くいい。普段はあまりレゲエは聴かない私だが、このアルバムはかなりヘビーに聴き倒した。
アリシア・キーズの『UNPLUGGED』
DVDでアリシア・キーズの『UNPLUGGED』を観る。これはしばらく中断されてゐたMTVのアンプラグドコンサートを復活させたものださうで、それがどういふ意味合ひを持つのかいまひとつよく分からないのだけれど、そんな事とは関係なくても、素晴らしいコンサートであつた。アンプラグド、といふからには生楽器ばかりでやる訳だが、何故かエレピを使つてゐるといふ疑問はあるけれど、とにかくその楽器編成とアレンジのおかげで、非常に濃厚に70年代ソウルッぽいステージとなつてゐる。とくにストリングスとフルートの存在、ホーンのアレンジ、さらにブルックリンの小さなライブハウスで行つてゐることからくる観客との親密感・一体感。ダニー・ハザウェイやカーティス・メイフィールドのライブ盤を思ひ出さずにはゐられない。ああ、この場にゐたかつた! と、羨ましくて身悶へさせるDVDであつた。
ベスト50
雑誌「bmr」にて、恒例の年間ベスト50が発表された。2005年のブラックミュージックのアルバムからベスト50を選ぶのだ。栄えある第一位はBUN B『Trill』。2位はTHE GAME『The Documentary』で3位はYING YANG TWINS『U.S.A』。以下、Z-RO、DO OR DIE 、SYLEENA JOHNSON、BOBBY VALENTINO、TWEET、…と50位まで続く。
ソウル・ヒップホップ
ここ1週間ほど何故かUKものばかり聴いてゐる。きつかけはミス・ダイナマイトのセカンド『Judgement Days』だ。これはもう少し前に購入したのだが、これがなかなかに良くて。USものにはないダークさとロック的なトンガリ具合が、少々イナタい中で絶妙にブレンドしてゐる。普段はUSのR & B/ヒップホップばかり聴いてゐるので、妙に耳に新鮮なのである。
クリスマスソング
本日はクリスマスイブ。今年は折角(?)買つたフェイス・エヴァンスのクリスマスアルバムをオパールにてかけるべきか否か、と悩んだ。
A Faithful Christmas
最近の嬉しかつたこと。フェイス・エバンスのクリスマスアルバム『A Faithful Christmas』を買つたのだけれど、ちなみに私はクリスマスがどうにも好きになれず、よつて今までクリスマスソングにもほとんど興味を抱かずに生きてきたのだが、ソウルミュージックにおけるクリスマスソングの位置づけを考へるにつけ、ソウルファンとしてそれはどうかなァと数年前から思ふやうになり、思い切つて初めて買つたのがこの『A Faithful Christmas』なのだが、しかも安かつた事もあり日本盤を買つたら、日本盤のみのボーナス特典として、フェイス・エバンスのPVが2本もついてゐた。
SO AMAZING
先日惜しまれつつも54歳といふ若さで亡くなつたルーサー・ヴァンドロス。彼への追悼アルバムがでた。これが出色の出来である。まづ冒頭のメアリー・J・ブライジからして凄い。あの撃殺ダンスナンバー『NEVER TOO MUCH』を、少しミッド寄りのテンポで渋く歌ひあげてゐる。これがまた彼女の声にあつてゐて。斬新で見事なカバーだといきなり打たれてしまつた。
最近のヘビロテ
恒例、ネタのない時の「最近のヘビロテ」、行つてみますか。
まづはYOUNG JEEZYの『Let's Get It:Thug Motivation 101』。これはBOYZ N DAHOODのメンバーYOUNG JEEZYのファーストソロアルバムだが、メチャ格好いい。ゲーム系の嗄れてドスの効いた声で、ドラマチックなトラックにのつて、獰悪なラップをかます。男臭くて、悪さう。かういふのを格好いいと言はずして、何を格好いいといふのか。と、思はず呟いてしまふほど血潮が騒ぐ。これは、SLIM THUGのアルバムと並んで今年のナンバー1かも。と、思つてゐたのだが、事はさう簡単には運ばなかつた。何故か、年末になると強豪たちが続々と出てくるものなのだ。
ラサーン・パターソン ライブ
大阪ブルーノートにてラサーン・パターソンのライブ。ラサーン・パターソンと言へば、5年ほど前に出たセカンドアルバム『ラブ・イン・ステレオ』が恐ろしく素晴らしく、それ以来私の最もアルバムを待望するアーティストの一人となつてゐた人だが、今年にサードアルバム『アフター・アワーズ』が出た。これがまた地味ながらも良く作り込まれたアルバムで、前作のオーラはないけれど、やはり愛聴盤となつてゐた。そこに来日。これは! と、トモコと共にウキウキと大阪まで出掛けていつた、といふ次第である。
FPM10
本日はFPM10である。これはFPM=ファンタステック・プラスチック・マシーンこと田中知之さんのデビュー10周年記念イベントで、メトロ・ラブトライブ・ワールドの3会場を使ひ、何十人にも及ぶ多彩なゲストを招き、30店舗に渡るサテライトショップを展開して、オールナイトで騒ぎまくらう! といふもの。会場間の移動にはシャトルバスまで出るとのこと。うーむ、凄い。
ROB/TREY SONGZ
久しぶりに音楽の事でも書く。最近のヘビロテ盤は、ヒップホップではLIL ROBの『TWELVE EIGHTEEN part1』。チカーノ・ラップだが、前作の『Neighborhood Music』に引き続いてこれまた良い。
ウエルカム!
ウノくん来店。ウノくんは関東在住のノーザン・モダンソウルコレクターだが、なんと! 最近はとうとうヒップホップがきた!(かも?)といふではないか。素晴らしい。ウエルカム! と、いふ訳で、今日は散々ヒップホップについて語り合つたのであつた。
ボディーガード
昨日のDJ QUIKのライブについてもう少し。ステージを観てゐて面白かつたのは、QUIKの隣にピタリと寄り添ふやうに常に厳つい黒人ボディーガードがゐた事だ。頭をツルツルに剃り上げて、腕が丸太のやうに太い黒人が、もの凄い顔で客席を睨んでゐるのだ。QUIKの隣で。QUIKが舞台の上を左右に動き回ると、それに連れて彼も動く。もちろん、客が変なことをしないで大人しく観てゐるやうに威嚇・監視してゐるのだらう。地元ではギャング同士の抗争もある事だし、色々とややこしく、このやうな体制が生まれたのだらうが、日本でそれをやると、やはりなんとなく大袈裟でをかしい。私は何度か笑つてしまつた。あまりに彼の存在が浮いてゐるので。みんなが大いに盛り上がつてゐる中で、ひとりだけ殺気を漲らせてゐる…。
DJ QUIK初来日
クラブJouleにて、DJ QUIKのライブ。例のBIG BOYとDJ E-MANによるMICKEY FICKEYMIXツアーのゲストとして来日するのである。このツアーは、いつもウエッサイの大物をゲストとして連れてくるので要注意だ。で、なんとQUIKは初来日! これは、なんとしても駆けつけなくてはならない…と、いふ訳で、オールナイトにも関はらず、わざわざ大阪まで行つてきたのである。
ネリー来日公演
大阪城ホールにてネリー & セント・ルナティックスの初来日公演。会場に足を一歩踏み入れて、驚いた。少ない! ネリーッて、日本でこんなに人気なかつたの? デスチャの時の3分の2ぐらゐの人数ぢやないか。アリーナ席も、45列までしか椅子が置いてゐなくて、あとはガラーンと空所。私は41列目だつたので、ほぼ最後列。虚しい気持ちになる。が、ま、仕方ない。前座のエイコンを軽く流して、19時45分からいよいよショウの幕開けである。
マーヴィン・ゲイ
先日テラリーと喋つてゐる時に、テラリーがマーヴィン・ゲイを知らない、といふ事が判明したので、慌ててマーヴィンに関するあれこれをザッと教へ、100回は聴くやうにと言つて、『What's going on』を貸した。マーヴィン・ゲイを知らないなんて、それはマズい。常識・教養の欠如した人間と思はれる怖れがある。それに、村上春樹著『海辺のカフカ』に、「ベルリオーズは言っています。もしあなたが『ハムレット』を読まないまま人生を終えてしまうなら、あなたは炭坑の奥で一生を送ったようなものだって」といふ一節があるが、正にこのままではテラリーは炭坑の住人である。せめてカフェの従業員にはなつてほしいと思ひ、マーヴィン・ゲイの事を教へたといふ次第だ。
ラスト・オブ・ソウルサバイバーズ
本日はソウルサバイバーズの最終回である。振り返ればあれは1999年の8月13日。キタアキくんがわざわざ京都までDJをしに来るといふのでクラブイーストまで駆けつけたのだが、それがたまたま「ソウルサバイバーズ」の記念すべき第一回であつたのだ。その時は、クラタニくんもイチモトくんも知らなかつた(ヒラノさんはお顔だけは存じ上げてゐました。ブーツィーズレコード店主なので)。あれから約6年。色々なことがあつた。色々な事が有りすぎて、何があつたのやらサッパリ思ひ出せない。特に、一時期あつたあの熱気と興奮。ここから世界の変革が始まる、ここで飛べ(踊れ)! ババーン!! てな風なあの熱狂は、果たしてあれは本当にあつたのだらうか? と、その存在を疑ふまでに記憶の彼方に去つてゐる。ここ2年ほどは特に、ね。
レゲトン
最近は、やはり、レゲトンである。レゲトンとは、レゲエとヒップホップがプエルトリコで融合してできた音楽である(らしい)。特徴的な2拍子のリズムの上で、主にスペイン語でラップ、あるひは歌ひまくる。ま、ノリノリ大爆発のラテンでレゲエでヒップホップなダンス音楽なのだが、このレゲトン、むろんプエルトリコでは前から大流行してゐたのだけれど、昨年あたりにアメリカ(北米)に飛び火し、もうR & B界、ヒップホップ界はレゲトンだらけ。ヒット曲が出れば、そのレゲトンミックスが必ず出る。そしてフロアではそちらが大フィーバー、といつた感じでえらい事になつてゐる、らしい。これは、今や無視できないほどになつたアメリカでのラティーノ人口の増大とも密接に関係があると言はれてゐるが、とりあへず我々にはそれは関係なく、要するに最新流行の音楽であるといふ理由で飛びつく訳だが、うーん、いいね、やはり。最新の音楽といふのはいい。精神が刷新される。ま、確かに古いソウルの7インチを漁るのも楽しい訳だけれど、個人的には最新の音楽の方に惹かれる。マニアではなく、ミーハーなんだね、私は。根がね。常に新しい風に吹かれてゐたい、といふか。ただ、本当に“新しい”ものなんて、さうさうなくて、世の中はフェイクだらけ。古いものを焼き直して「最新!」と銘打つた贋物ばかりが氾濫してゐる。おかげで、情報社会とは言はれてゐるけれど、あまり振り回されなくて済んでゐる。大体、「新聞」読まないもの、私は。ちつとも「新」しくない贋物なんて「聞」きたくないし。テレビも「最新」とは関係ないゴミ箱だし。て、いふか、洗脳装置だけどね、あれ。…・あれ? 話がずれてしまひましたが、要するに私は今もレゲトンキングであるダディー・ヤンキー『ガソリーナ』を聴きながらこれを書いてゐる、といふ訳です。とにかく今は、レゲトン、レゲトン。
デスチャ解散!
朝から周りでは、マイケル・ジャクソンの無罪判決の報で騒がしい。マイケル自身も自らのホームページで、ベルリンの壁崩壊とこの日の事を永遠に覚えておいてくれ! とかいふコメントを出して大ハシャギだといふ。しかし、私の関心はそんなところにはない。同日に私のところにもたらされた報、「デスティニーズチャイルド解散!」の方により激しく心を奪はれ、ショックで茫然としてゐるのだ。
達磨様
さて我々がマカオでフラフラと遊んでゐる時に、主に私とトモコの頭の中で流れてゐた音楽は何でせうか? 実は、これが何と、達磨様(だるまさん)なのでした! 達磨様とは、もと韻踏合組合のオーヤがソロデビューして、改名した名前なのです。つまり、大阪(奈良)のラッパーですな。彼のソロデビューアルバム『HOW TO RIDE』を、まァ、旅行前に購入して聴いてゐたのですが、これがイイ! これは傑作ではないか、と飛び上がつたくらゐで、もともと私は韻踏合組合に関しては、そのマニエリスティックな韻の踏み方が少々鬱陶しく、それほど好きでもなかつたのですが、達磨様にはやられました。まづ、独りになつてスッキリした、といふのがあります。うるさすぎた韻の踏みも、ここでは素直に感嘆・賞賛・爆笑できるものとなつて、その姿をハッキリ現してゐます。次に、何より音楽的な側面が強まつたこと。韻踏合組合は、韻の踏み方は凄いけれど、音楽的側面が弱かつた、と思ふのですね。いはゆるフロウのことです。韻至上主義的な考へ方から言へば、センテンスの最後のところだけ韻を踏むのはイマイチ、てな事になると思ふのですが、私はそれによつて呪術的なグルーブ感が生み出せれば、それでも良いと考へてゐるんです。要は、問題はフロウだと。韻踏合組合の韻は、複雑すぎてこのグルーブ感に欠けるのでは? と思つてゐたのですが、この達磨様では見事にそれが解消! 複雑・絶妙にして、強力なグルーブ感を醸し出すことに成功してゐます。正にこのアルバムは、達磨様の歌ふがごとく
ネリーが来日するのだが
トモコがインターネットをやつてゐる最中に頓狂な声をあげた。「ネリー来るぢやない! しかも、チケットの発売日は6月4日の朝10時! …て事は、あと2時間後!」我々は、ちやうど寝やうとしてゐた所であつた。しかし! これは必ずチケットをとらねばならない。といふ事は、徹夜か…。それにしても、ネリーほどの大物アーティストの来日公演の報が、なぜ我々のところにまで届かなかつたのか。調べてみると、すでに先行発売は終了してゐる。くそ! 「もしかして…」と、トモコがさらに調べると、出てくるわ、出てくるわ、ヤフーオークションにて、最前列のチケットがザクザクと出てきた。一体これはどういふ事だ! ダフ屋が横行してゐるのか? それとも素人がダフ屋まがひの事をしてゐるのか? それとも関係者が小遣ひ稼ぎのつもりでやつてゐるとか? なんにせよ、不愉快な話だ。ぬけぬけと、8000円のチケットに「希望落札価格2万*千円」とかつけてゐる輩までゐる。恥知らずな。とにかく、こんな連中には関はつてゐられない。懐具合から言つても、関はつてゐられない。我々は、10時からの一般発売のチケットをとる事にした。
ノーザンソウルサバイバーズ
本日はソウルサバイバーズ。私は久々にDJをする。今回のサバイバーズは、ブリティッシュカウンシルが発行してゐる雑誌で「英国の文化ノーザンソウル」を特集した折りに、ノーザンソウルが体験できるイベントとして紹介されたので、一般のお客さんが来る可能性がある。といふ事で、「徹底的にベタベタな入門編のやうなノーザンソウルを」といふ依頼で私のところにDJが廻つてきたのである。最近は新しい7インチは全く買つてゐない私だが、さういつた依頼なら、なんとかなる。私は珠玉の「ベタベタ基本的」ノーザンソウルコレクションを持つて参上したのであつた。
GANGSTA BOOGIE
ゴールデンウィークも終はり、ドーンといきなり暇になつてしまつた。ま、今週末は忙しい、といふ未確認情報も入つてきてゐる事だから、それはそれで期待するとしても、日記の方はズーッと書くことがなくて困つてをります。で、いつもの通り最近よく聴いてゐる音楽の話でもしてお茶を濁さうかと思ふのですが、となればやはり、コレしかないだらう! 『GANGSTA BOOGIE』565 FAMILIA。妄走族のリーダー565による、出所後初のソロアルバムです。
THE FIRST LADY
今の歌手で一番好きなのは誰だらう? と考へることがたまにあるが、それはそれこそその時々によつて色々であつて、そもそも私は「一番好きなもの」を決めることが苦手、といふかそんなものを決めるのは不可能と思つてゐる人間なので、かういふ問ひを考へるだけ無駄といふものなのだが、それでもさういつた時に常に浮かんでくる名前がいくつかあつて、さしづめその名前こそ「一番」とは言はないものの「限りなく一番に近い」ものだらうと思ふのだが、そんな名前のひとつが「FAITH EVANS」である。
書き漏らし
……書くことがない。ので、昨日書き漏らしたことでも書く、か。デスティニーズ・チャイルドのコンサートに行くために、阪急電車に乗らうとしてゐると、カツヤマに遭遇した。十三まで行くといふので、一緒に電車に乗り込み、愚にもつかない話をグダグダとしてゐたのだが、その時にカツヤマに「最近の『店主の日記』の脱力ぶりは凄いですね。中原昌也を超えましたね」と言はれた。一体どういふ意味なのか、褒められてゐるのか貶されてゐるのか、さへよく分からなかつた。
デスティニーズ・チャイルド来日
本日は待ちに待つた、デスティニーズ・チャイルドの来日コンサートである。前回のサバイバーズ・ツアーに行けなかつた雪辱を果たすべく、頑張つて席をとつたのだが、それでも1階アリーナ席はとれず。2階スタンド席となつてしまつた。でも、真正面で前から3列目なので、よしとするか。大阪城ホールなので、やはりステージまで遠く、ここからでは3人の表情が分からないのが残念ではあるが。