I NEED MINE [音楽]
南部ヒップホップ界の王者、リル・フリップの新作『I NEED MINE』をやつと手に入れた。この作品は本当は昨年末に、ソニーから日本盤が出て居るはずだつたのだ。それが、発売予定日を過ぎても、どこにもない。インターネット上にも、店頭にもない。私は東京にまで行つて探したのだが(正しくは東京に行つたついでに探した)、ない。手に入らない。何かの陰謀か! と叫んで居たところ、アルバムがちやんと発売されずリル・フリップが怒つて居る、といふ情報が入つてきて、なるほど、でもなんで? とか言つて居るうちに、たうたう先月末に発売された。よし! と早速アマゾンに行つてみたら、いきなり「品切れ」。なんでやねーん! と咆哮を繰り返して、七転八倒して、検索かけて、他のレコード屋さんから通販で買ひました。やつた!
ソニーミュージックエンタテインメント (2006/06/28)
早速聴いてみると…、ヴワーンヴワーンキュイイイイインダカダカダカダカ!!! と、いきなり冒頭から吹き飛ばされるくらゐカッコイイ。1曲目、2曲目、3曲目、4曲目と、Hタウン・マナーのうねり、捻れ、スクリューされたトラック群とそれに乗るフリップの蓮ッ葉なフロウが最高だ。最前線で最高峰。旬、旬、正に旬の音。でも、半年ほど発売が遅れて居るのでそれが些か悔やまれる。昨年末に聴いて居たら、カッコ良さのあまり死んで居たかも。
今なら冷静に、あー、一寸後半だれるかなー、などと判断が下せるが、それでも傑作である事には変はりはない。今、これを聴いておかなかつたら、一生悔やむことになるだらう! …ま、聴かなければ、悔い様もないんだけれど。
日本盤のみのボーナストラックも素敵なので、日本盤の購入をオススメします。
Comments
コメントしてください