magic city [音楽]
先日、木屋町から河原町に抜ける細い路地を通りながら「steez」の前に差し掛かると、なんと! 閉店してゐるのに気がついてしまつた。さうか、閉店したか…、残念だ。
「steez」は京都で唯一(?)のチカーノ専門店であつた。本店は大久保の方にある様だが(こちらは健在の様子)、数年前に吹き荒れたチカーノ旋風に乗つて京都の中心街に進出、ハイパワー軍団のジャパンツアーをサポートしたり、スロウペインやフィンガズを京都に呼んだりして気を吐いてゐたのだが、最近のチカーノ熱の冷め加減に対して、どうしてるのかな? とは思つてゐたのだけれど、閉店してゐたとは。いや、全く残念。いいお店だつたのに。
私もディッキーズやJOKERの服を購入したり、チカーノアーティストのライブに顔を出したりと、結構お世話になつた。また、なんらかの形で盛り返してほしいと思ふ。
で、最近の日本におけるチカーノシーンの動向だが、ま、私なんかにはよく分からないものの、やはり沈滞気味の様な気がする。一時期に較べて、あまり露出がなくなつたし、CDのリリース量も減つてる様な気がする(情報が入らなくなつただけかな?)。
私も一時期の様に毎月大量のチカーノモノを買ふ事はなくなつた。とはいへ、細々とは買ひ続けてゐる訳で、そんな中から最近のオススメを。チョイと前に出たものだが、NB RIDAZのMC MAGICのソロアルバム『magic city』。これは素晴らしい! トークボクサーでもあるMC MAGICの溢れ出るメロウネスがたまらなく、バンギンな曲にもメロウな情緒が纏綿としてゐる。やはりチカーノはかうでないと! と叫んでしまふ、チカーノラップの良さを凝縮した傑作。
無論、流行が去つたからといつて、チカーノラップ自体がダメになつた訳では全くない。流行に関係なく、いつまでも聴くことが出来る作品はこの様に産まれ続けてゐる訳で、少なくとも私にとつては、ノーザンと並んで何時聴いても確実に生きる力の沸いてくる音楽だ。
興味のある方は、是非。
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