リバータリアン
シューター
MOVIXにて『シューター』アントワン・フークア監督を観ました。
私はこの映画を観て、強く思ひましたね。イーストウッドの後を継ぐのは、このアントワン・フークアではないか、と。それほど、暴き系で且つリバタリなエンターテインメント映画であつたのです。
1984?
インターネットの規制法案の成立が、2011年あたりを目処に目論まれてゐる様ですね。
ついにきたか! といふ感じなのですが、一方で、マジで? といふ呆気にとられた気持ちも隠せません。だつて、そんな分かりやすくファシズム体制を目指すなんて…。
天木直人
最近、天木直人さんといふ方に注目してをります。
天木直人さんは、元外務省のエリート官僚だつたのですが、イラク戦争に反対する意見を小泉首相に具申したため、免職! になつてしまつた人です。それらの経緯は『さらば外務省!』といふ本に記され、ベストセラーになつたので、その名前ぐらゐは知つてゐる人は多いでせう。私も、名前だけは知つてゐました。
それが最近、副島隆彦氏のサイトBBSで、天木直人は日本のロン・ポールだ! といふ書き込みを見つけたので、一寸興味を持つて天木直人さんのブログを覗いてみると……正に! これは日本のリバータリアンではないか! と驚嘆したのでした。
リバタリとは?
Hくん & Nさん来店。お二人から、「“店主の日記”を読んで“リバタリ”といふものを知りました」と言はれました。なるほど。さうかもしれません。しかし、私は一寸、動揺してしまつたのですね。なぜなら、私のいふ“リバタリ”は、多分本来の“リバタリアニズム”とは少し(結構?)違ふものだと思ふからです。
私の財産告白
本多静六著『私の財産告白』(実業之日本社)を読みました。
本多静六は、貧窮の中から身を起こした学者でありながら、金儲けもうまく、大富豪となつた人です。この本は、最高のお金持ち哲学! と賞賛されてゐる、伝説の名著です。
個人的な愛国心
日本のアメリカ化がすすんでゐます。ここでいふ“日本のアメリカ化”とは、とりあへず“小泉政権が強力に推し進め、安倍政権もそれを引き継いでゐる「新自由主義(ネオリベ)」と呼ばれる政策のこと”としておきます。そして、この事態に賛成の者、反対の者、と分かれる訳なんですが、私はもちろん、反対の者です。現在の事態を憂慮してをります。
言論の自由を守りませう
ババさん来店。「NHKの番組改編問題で、NHKが敗訴したの知つてます?」と言ふ。
あ、さうらしいですねー。訳が分からないんですが、やはり政治家からの圧力があると、認められた訳ですか?
「いや、それが政治家からの圧力は認められなかつたんですよ。」
え? それなら、なんでNHKが負けるんですか?
言葉が通じない
テラリーが帰省から戻つてきた。正月の忙しい時に帰省して居ないなんて、ホント役に立つバイトだなァ、と、私がカラリと明るく晴れ渡つた気持ちで声を掛けると、「ええ、でもボクは今回の帰省でかなりのショックを受けたんです」と、あくまで自分の事情に固執して答へるのであつた。
硫黄島からの手紙
MOVIXにて『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド監督)を観てきました。硫黄島二部作のひとつです。もう一本の『父親たちの星条旗』がアメリカ側から硫黄島の戦ひを描いたもの、こちらが日本側から描いたもの、といふ事で、つまりは出演者は全て日本人(米兵除く)、そして日本語を喋つてゐる、といふ映画です。ハリウッドが作る日本を舞台にした映画と言へば、たとへ出演者を日本人にしても、何故か英語を喋つてゐたり、日本語を喋つたとしてもヘンテコだつたり、日本の風俗が現実とかけ離れてゐたりと、珍妙になりがちなのですが(最近でも『ラストサムライ』『SAYURI』『ワイルドスピード3』など)、この『硫黄島からの手紙』は違ひます。キチンとした素晴らしい「日本映画」となつてゐました! イーストウッド凄い! …て、いふか、なんでこれを日本人が撮れんかな、と少々情けない気持ちにもなる、複雑な映画でもありました。
父親たちの星条旗
MOVIXにて『父親たちの星条旗』(クリント・イーストウッド監督)を観ました。これは第二次世界大戦の硫黄島における日米の死闘、太平洋戦争中最も激烈と言はれた戦ひ、を日米双方の視点から描く! といふ構想のもと、『硫黄島からの手紙』と2本同時に撮られた作品のひとつ。アメリカ側から描かれた方の作品です。それにしてもイーストウッド、70歳を超えてゐるのにこんなにアクチュアルで緩みのない作品を、しかも2本同時に撮つてしまへるなんて、凄過ぎます。やはり現在世界最高の映画監督なのではないか、と個人的に思ふ所以です。
独り言
powerくん来店。「ところでボクには是非とも言ひたい事があります。それは…独り言です。」
は? 独り言?
他人の話を聞けない
コータローくん来店。リバタリTシャツを薦める。
「いや、まァ、ね。言論の自由はともかく、人の話を聞くことのできない奴らが多くて、それが問題ですわ。自分の話はいくらでもするんですが、他人の話を聞くことができない。お前の話を聞いてやつたんだから、オレの話も聞け! と、言ひたいですよ。」
ははは、それはまた別問題だねェ。確かに、他人の話を聞くのはひとつの能力だから。得手不得手があるだらう。
リスクテイカー
ナクラくん & サワさん来店。以前も書いたが、ナクラくんは「GO SMOKING」といふ喫煙を擁護するサイトにも寄稿してゐる。(禁煙)ファシズムが横行する日本で、かういつた少数意見に与してゐるのは偉い! と私は以前から感心してゐるのだけれど、本日ナクラくんに改めてそこら辺の事をきいてみると、やはりかなりの抗議メールを受け取つてゐる様だ。