京都
神幸祭
今年の7月17日は、初めて神幸祭をまともに観ました。
神幸祭とは、7月17日(昼間は山鉾巡行ね)の夜に、八坂神社から出た3基の神輿がそれぞれの氏子区内を巡った後に、四条寺町にある御旅所まで来て、その前でひとしきり暴れた後にそこに収まる、といふものです。
今まで何度か遠くから望見した事はありましたし、四条あたりを褌姿に背中の刺青も鮮やかな人たちがウロウロしてゐるのを見て、あぁ、神幸祭やってるんだな、と、その気配だけを嗅いだ事もあったのですが、今年は始めて、御旅所の前で暴れる神輿をみたのです。
スローライフ京都
実は現在、京都市では「スローライフ京都」大作戦といふのを推進してゐる様なんですね。これはどういふものかといひますと「『クルマ』ではなくて、『歩くこと』を中心とした暮らしを市民や観光客の皆様に大規模に呼びかける取組」と、いふものらしいです。この事を、私は「京都市都市計画ニュース」から(つい先日)知ったのですが、お!いいやん、素晴らしいやん!と、思ひました。
なぜなら、私も似た様な事を、皆に白い目で見られながらも、ズーッと唱へ続けてきたからなんですね。
そもそも私はテレビは一切見ない訳ですが、その事に対して「変人」と言はれ、クルマを持たない&クルマの社会的費用を言ひ立てる事に対して「貧乏人の僻み」と非難され、すぐにタクシーを利用する事に対して「金持ちの驕り」と揶揄され続けてきた訳ですが、これら「テレビを見ない」「クルマを持たない」「公共交通機関を積極的に利用する」といふのは、みんな「スローライフ」なんだよ!
「スローライフ」か。・・・いい言葉だな。今まで、私は自分の実践してゐる生活哲学(?)に対して、適当な言葉を与へる事ができなくて、誤解と非難の嵐の中にジッと座って耐へてゐた訳ですが、これからは自分の事を「自称スローライファー」と称しようと思ひます。
樂
店がヒマなので、「芸術新潮」3月号を読んでゐました。
今号の特集は「樂吉左衞門が語りつくす 茶碗・茶室・茶の湯とはなにか」で、この人、なかなか面白いなァー、などと呟きながらページを捲つてゐると、そこにアキラ28000が来店しました。アキラ28000は、お茶をやつてゐます。そこで私が「こんなの今読んでたんよ」と、雑誌を示しますと、アキラ28000はしばし遠い目となつて、口を開きました。
オバケ
本日はオバケに遭ひました。
仕事が終はつてトモコと共に家路を辿る午前2時(すでに日付は2月4日ですが)、木屋町三条あたりでトモコが声をあげました。
「あ、オバケ!」
タクシー
秋の行楽シーズン真ッ盛りでして、我が家の周り、つまりは清水さんの周りですが、は多数の観光客で賑はつてゐます。
んで、バス停には死ぬ程人が並んでゐる訳ですが、すぐ側のタクシー乗り場は空いてゐます。流しのタクシーもガンガン通つてゐるのに、誰もとめません。私はいつもの如くヒョイと手をあげてタクシーをとめ、「京都駅まで」と言ひながら乗り込みます。するとタクシーの運転手さんが、嘆息まじりにかう言ひました。
護王神社
護王神社に行つてまいりました。
ここは和気清麻呂公を祀つてある神社で、つまりは愛国者必訪の神社です。京都で右翼が集まるとしたらココ、とも言はれてゐます。私も“演歌サバイバーズ”をやつてゐた時に、マツヤマさんと「いつか護王神社に日本の魂(演歌のこと)を奉納に行かう!」と語りあつてゐたものです。が、そんな機会もないままに月日は流れていつたのですが、アメリカによる日本支配が露骨になつてきた昨今、やはり一度は参拝しておかないとマズいだらう、といふ気持ちが日に日に強くなり、たうたう本日、思ひ立つてバスに乗つて出かけた、といふ次第です。
(いふまでもない事ですが、和気清麻呂公は、皇位を奪ひ日本を支配しようとした道鏡の野望を挫いた忠臣です)
幽霊絵馬
昨日のことだが、トモコがネットを見て居て、昨日今日の二日間(8月22日23日)だけ、革堂といふお寺で幽霊絵馬の公開がある、といふ情報を得た。一年でこの二日間しか公開しない代物なのださうだ。これは、何かの縁か? と考へた我々は、普段よりかなり頑張つて早起きして革堂へと向かつた。公開時間は16時半まで、と書いてあつたからだ。
三日天下
powerくん来店。「いや、最近猛烈にボクの中で上がつてゐた市バスの評価ですが、もうアッといふ間に暴落しました。暴落も暴落、大暴落ですよ。」
ほう、何かあつたのかな?
市バス
powerくん来店。…するのは実は明日なのだけれど、本人の達ての望みで、繰り上げ来店した事にしよう。
「いやー、今日ボクが話をしたいのは、バス、についてですよ。京都の市バス。ボクはねェ、京都の市バスが大嫌いだつたんですよ!」
a little beaver新装開店
本日はあの京都寺町のカリスマ雑貨店、ZAKKA FROM WORLDWIDE「a little beaver」の場所を移しての新装開店日だ! ッて、場所が移つたので「京都寺町の〜」といふのは変だけれど、この度は三条通り沿ひ、中京郵便局のすぐ側にての営業である。
桜・桜・桜
岡崎の琵琶湖疎水を十石船に乗つて周回する。これは数年前から始まつた企画で、川の上から岸辺の桜を眺めて楽しまう、といふ粋な趣向である。大人1000円。所要時間は約20分。低い橋の下を通るたびに、手動で屋根を下げるといふ技も楽しい十石船だが、感想はとにかく、寒い! …いや、これは別に十石船は関係ないのかもしれないけれど、今年は寒すぎるッてば! いつまでも。確かに、寒い中、それを痩せ我慢して桜を愛でるのは“粋”かもしれない。しかし、粋がッてんぢやねーよ、といふ気持ちがしないでもない。大体、なんで岸辺の人たちは船中の我々に手を振るのか。そして、船中の人たちは手を振り返すのか。手を振るな、手を振り返すな、寒い! そして桜は綺麗。といふのが感想でした。
サラサ3
本日、一説によると日本で2番目に長いと言はれる大宮三条商店街に、“サラサ3”がオープンした。正確に言ふと今日がオープニングパーティで、明日から通常営業なのだが、そのパーティーに、オパールから(?)はオイシンが出席した。
譲る
コータローくん来店。「でもなんですね。なんで女性の方々といふのは道を譲らないんでせうね」と言ふ。
コータローくんの言ひたいのはかういふ事だ。京都の狭い道を、前から何人かのグループが横並びになつて歩いてくるとする。こちらからはコータローくん。このまま行けば確実にぶつかる。と、いふ時、相手のグループが男性なら、まづ確実にスウッと道が空く。ま、これはコータローくんの外見から、咄嗟の間に序列関係ができて(つまりなんかコータローくんが強さうに見えるので)、相手が道を譲るのだらうけど、これが相手が女性の場合、決して、微塵も、チリほども、譲る気配さへ見せないのだといふ。結果として、コータローくんが、大きな身体を捻るやうにして相手の間をすり抜けねばならないのだ。
夜の温室
京都府立植物園が、観覧温室夜間開演 & イルミネーションといふのをやつてゐるので、トモコと二人で出掛けてみた。地下鉄の北山駅で下車。普段ならそこからシュッと植物園には入れるのだが、夜は北山駅そばの門が閉まつてゐて、正門に廻れとのことだつたので、グルリと植物園の周りを歩く。結構遠い。のみならず、鴨川沿ひを下がつていくのだけれど、道が真ッ暗。こんなんで本当に夜間にやつてゐるのかいな、とか、これでは来たい人も来にくいのでは、などと考へながら正門に辿り着き、ひとり200円払つて入園した。
紅葉
現在京都は紅葉、紅葉、紅葉でえらい人混みになつてゐます。むろん街中ではなく観光地が賑はつてゐる訳ですが、夜ともなればそれらの人々も街中に流れ込んでくるので、街中のお店も大繁盛。オパールもその煽りを受けて少しは忙しくなり、とりあへずは良かつた。といつた所です。
花見・平安神宮・二条城
平安神宮に花見に行く。平安神宮は、京都の中でも屈指の花見の名所のひとつで、谷崎の『細雪』に出てくることでも有名だが、私はいまだ行つた事がなかつた。いつか、いつか、と思つてゐたら、ドンドン時は移つてゆくので、今年は意を決して(つまり早起きをして)出掛けることにしたのだ。
オルメカヘッド
京都はオルメカテキーラの消費量が国内2位、ひとり当たりの消費量では1位らしい。それ故にか、メキシコからオルメカヘッドなるブツが、聞くところによると日本では京都にのみ、届けられた。これはオルメカテキーラのマークにもなつてゐる、メキシコオルメカ地方にある謎の石像の模型である。石像と言つても、もともと頭部のみしかなく、現地にまで行つて見てきたショウヘイくんの話によると、成人男性でもとても一抱へできないほどの大きさだといふ。それが、ゴロゴロと転がつてをりなかなかの壮観らしいのだが、とにかくそんなものは是非とも手に入れたいのが我々の心情だ。入手方法は、オルメカテキーラ3本を一括購入すること。ただし先着順で、数は限られてゐるらしい。しかし、こんなもの欲しがる人が、我々以外にそんなにゐるものなのか。購入先の酒屋さんに尋ねてみる。