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2006年09月05日(Tue)

第三会議室 音楽

 スペースシャワーTVに「BLACK FILE」といふブラックミュージックをテーマにした番組があつて、その番組の一コーナーに「第三会議室」といふのがある。これは日本を代表するコンシャスラッパーであるK DUB SHINEと宇多丸(ライムスター)の二人が時事放談をする、といふもので、10分程の短いコーナーながら、滅法面白い! と評判になつてゐて、前から見たいと思つてゐた。

 しかし、当然のごとくスペースシャワーTVなんて見られないので諦めてゐたら、なんとサイト放送された分がアップされてゐて自由に見られるといふではないか! と、喜んだのも束の間、マックでは見られないと聞いてガックリ。ま、所詮縁がなかつたんだな、と悟りを開いてゐたら、トモコがマックでも見られるソフトをどこぞからダウンロードしてきて、無事に見られる様になつたのでした。あー、なんか世の中ッて、凄い。

 で、見てみると、評判通りこれが滅法面白い! K DUB SHINEの天然ぶりが炸裂してゐる。それに対する宇多丸のツッコミもなかなか良い。1回わづか10分程の間に、必ず数カ所笑へる所がある。さらに個人的に色々と収穫があつて、たとへばK DUB SHINEは日本語で韻を踏んでラップする、といふスタイルを決定づけた人だけれど、この日本語で韻を踏む、といふ事。これを単なる駄洒落と混同してゐる人が結構ゐる。が、K DUB SHINEのライムを聞けば瞭然だが、駄洒落とはその次元を完全に異にしてゐるものだ。正に“詩”と呼ぶに相応しいもので、K DUB SHINEは天才だなー、と感心することしきりなのだけれど、この番組を見てゐると、結構言つてるんだよね、駄洒落を。発想においても、かなり駄洒落ッぽい。つまり、出て来る時は“詩”でも、入り口は案外駄洒落なのかな、と。

 最近はこいつを見るのが日課です。

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