ショーケン [音楽]
なぜ私はショーケンが好きなのだらう?と考へてみる。
正直言って、私はショーケンの大ファンと公言しておきながら、彼の代名詞的存在である「傷だらけの天使」は三分の一程しか観た事がないし、「前略おふくろ様」に至っては観た事もない。ま、私はテレビドラマが嫌いなので、仕方がないか・・・とか言って、映画の方も、実は数本しか観た事がないのです。そもそも神代辰巳とコンビを組んだ奴を一本も観てゐないのだから、お話にならないでせう。
そんな事でファンといへるのか、といふか、そんなんでどうしてファンになったんだ?と問ひ詰められるかもしれません。
うむ、まー、さうだなぁ、それは、もちろん、音楽、からかなぁ。
私はGSファンなので、テンプターズは大好きです(テンプターズ主演の映画「涙のあとに微笑みを」は観てますよー)。むろん、PYGも大好きですし、ショーケンのソロも好きです。私はショーケンの事を日本で屈指のボーカリストと評価してをります。
先日も円山公園で花見をやった時、ポータブルプレイヤーを持ち込んで、ショーケンのシングルを何枚も何枚もかけて、ひとりで盛り上がってをりました。だって、他のみんな、ショーケンの歌知らないんだもの。今回の花見には初めて平成生まれ!の子たちが参加したのですが、彼・彼女らの顔には、ひたすら大きなクエスチョンマークが浮かんでをりました。うーむ。
しかし、私がショーケンを好きな理由は、それだけでは、ない。やはり、ショーケンの生き様、といふか、存在そのものが無性にカッコいい!と思ってしまふのです。いや、カッコいい、といふより、無条件に好感を持ってしまふ、といった方が実感に近いかな。
ショーケンは存在が過剰であり、その過剰さが歌にも演技にも、人生にも出てゐる。そこが、いい。今は、あんまり過剰な奴が居ませんから。なーんか、収まった奴ばっかりで・・・(まぁ、私が知らないだけかもしれませんが)。
ショーケンの過剰さは感染する。それがまた、いい。元気になります。
さういった意味で、ショーケンの自伝は必読です。前作の「俺の人生どっかおかしい」も素晴らしかったですが、つい2年程前に出た「ショーケン」(講談社)はさらに素晴らしかった。私はつい先日読んで、その無類の面白さに痺れました。この面白さを是非若い子たちにも伝へたい・・・とか思ふのですが、無理かなぁ。感染する、と思ふのだけれど・・・。
コメント 私はアンドレ・マルロー・バンドの頃が一番好きかな。
Comments
投稿者 showken-fun : 2010年04月17日 21:37
はじめまして。
あたしもショーケンのファンなんです。
大ファンの方のブログを発見できてシアワセです。
こちらの記事を、ウチのブログにリンクさせていただけませんか。よろしくお願いいたします。
投稿者 元店主 : 2010年04月18日 02:05
showken-funさん こちらこそ、はじめまして。
私の書いたこんなしょーもない記事で良かったら、いくらでもリンクして下さい。恥ずかしさには・・・・・・耐へます!
そちらのサイトを拝見させていただきました。素晴らしいですね!
私程度の者が、ファンを名乗るのはおこがましいとさへ感じました。
それにしても、4月にショーケンの映画が放映されまくってゐたとは・・・・・(愕然)。
投稿者 山本征李亜 : 2010年04月19日 15:54
わたくしも。はじめまして。syowken-funさんのブログでお世話になっているテンプ・デビュー前からのフアンであります。御記事に感動してしまい。。。特にアンドレ・マルローの動画を今年大学生になった息子と一緒に拝見させて頂いて。自分は涙が止まりませんでした。これからもおじゃまするかもしれないけど。宜しくお願い致します。あ。自分は大口さんフアンです。(申し訳ありません。江戸っ子なんですけど京都大好きです=!!!)(故大口フアンより)
投稿者 元店主 : 2010年04月20日 02:48
山本征李亜さん こんにちは
な、なんと!テンプ・デビュー前からのファン・・・といふ事は、埼玉時代からのファンといふ事でせうか。それは、凄いです。しかも、大口広司のファンなんて、しぶいです。確かに、テンプターズではショーケンかヒロシが、ルックスでは群を抜いてをりましたねー。
あの動画のショーケンはかっこよすぎますよね!ほんと、今の若い子たちにも観てほしい。分かるかどうかは別にして。
京都がお好きなんですか。では、もしよければ、京都に来られた際は、カフェ・オパールにお立ち寄り下さい。お待ちしてをりまーす。
コメントしてください