2月10日〜2月16日 [etc]
シーナ逝去
2月14日はバレンタインデー。・・・しかし、我々にとってはそんな事はどうでもよく、そんな事実さへ忘れてゐたのだが、なんと!そんな事とは関係なく、シナロケのシーナが亡くなった、といふ報が飛び込んできたよ!ええー!ショック!
享年61歳。子宮頸癌だったといふが・・・若い、まだまだ若過ぎる。
いや、別に私はシナロケのファンといふ訳ではないのですが、それでもやっぱり、私ぐらゐの年齢(1969年生まれ)でロックに狂った事のある者にとって、「レモンティー」や「YOU MAY DREAM」は無意識レベルに刷り込まれてゐる楽曲ではある。(「BLOW UP(欲望)」観て、あ、「レモンティ−」やってるやん、と思ったクチです)
ファンではないので、アルバムは2枚しか持ってないし、最近の動向なんて全く知らなかったのですが、それでも鮎川誠&シーナの二人は日本における最高のロックアイコンだと思ってゐました。存在がね、カッコ良過ぎるんだよねー。
故に、なのか、自分でも意外な程ショックを受けてをります。
御冥福をお祈り致します。
シーナ イズ・・・
シーナ逝去の報にショックを受けたからなのか、その日の晩、シーナの夢を観ました。
えーと、ですね、私とトモコが鮎川誠とシーナの家にお見舞ひに行く、といふ夢です。お見舞ひ・・・といふ事は、まだシーナは生きてゐる訳ですね。で、何故かシーナに「あなたたち二人との付き合ひは長いけど・・・」と言はれて、え!我々は鮎川誠&シーナ夫妻と知り合ひだったのか!と内心驚いてゐるんだけれど・・・まぁ、夢だからね。
さらに変なのは、何故か鮎川誠が私のこのブログを読んでゐて、「ブログに書いてあったホールはどこにあるの」みたいな事を私に尋ね(博多弁だったかな・・・)、地図を拡げるので、私は「あ、この辺りです」とか言って指し示す・・・といった感じ。
その後、四人でどこかに出掛けたのですが・・・まぁ、夢だからね。
朝、起きてから「真空パック」を探し出して、ターンテーブルに乗せました。
AIBO
最近知ったのですが、SONYが発売してゐたロボット犬のAIBO。販売が終了してゐたのは知ってゐたのですが、修理サービスも、去年の3月で終了してゐたんですね。で、故障したり古くて老化(?)したAIBOの飼ひ主たちの間で、嘆きと動揺が広がってゐる・・・とのこと。
これって・・・「ラッキー」やん!
村上かつらのマンガ「ラッキ−」も、さういった話なのです。このマンガ、ボロ泣き必至だから封印してゐたんですが、この日記を書くために久しぶりに本棚から出してきて、つい読んでみると・・・あ、あかん、やっぱ泣け過ぎる・・・。
さういへば、私とトモコはその昔、喫茶店にAIBOを連れてきてゐるお婆さんを見た事があります。そのお婆さんは、バッグの中に隠したAIBOに、こっそりケーキを食べさせたり(?)してゐました。わかる、その気持ち!・・・と思った事があるのですが、そのお婆さんの事とかも思ひ出しました。うーむ。
諸行無常とは言ひますが・・・。
ならず者
さういへば昨年末は高倉健と菅原文太といふ、日本映画界の二大スターも亡くなりました。で、文太はともかく、私は高倉健の良さがどーにも分からなかったんですね。まぁ、分かるも分からないも、そもそもそんなに健さんの映画は観てなくて、80年代の大作映画は子供の頃に、あとは「網走番外地」シリーズを何本か観てるくらゐ。任侠モノは一本も観てないといふ体たらく。これではなー、といふ事で、梅本座でみんなで健さんの映画を観ることにしました。一応、高倉健追悼上映。
本当は任侠モノにしたかったのですが、案の定全てレンタルされてゐて・・・仕方ないのでギャングものを。石井輝男監督「ならず者」。64年の作品です。
石井輝男の作品は、60年代末の異常性愛路線以降のものは結構若い時に観たのですが、初期のラインシリーズとか、そこらのものは観てゐません。が、ジョン・ウーとかそこら辺りのアジアのアクション映画監督がみんなこの頃の石井輝男の影響をモロに受けてゐる、とはよく言はれてゐたので、観れば面白いんだらうな、とは思ってゐました。で、確かに、メッチャ面白かったですー。
なかなかスタイリッシュだし、テンポもいい。それでゐてアクも強い。なにより映画に勢いがあります。高倉健のチンピラ感もそこにマッチ。老婆を壁に叩き付けて殺すとかねぇ・・・。梅本座のメンバーも、みんな「面白かった!」と言ってゐました。
日本映画界最後のスター、と言はれながらも、案外みんな観てないもんです。まぁ、今回の映画は、どちらかといふと石井輝男が良かった、てな感じなので、もうちっとここらの高倉健を観ないと、彼の魅力は分からないのかもしれません。むろん、任侠モノもね。
健さん、愛してる〜♪
Comments
コメントしてください