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2010年02月16日(Tue)

白州蒸留所 etc

現時点での私の結論は、やはりお酒はワインとウイスキーだなぁー、といふもの。寒い日にギュッと飲む熱燗、濃厚に芋の香りが立ってゐる焼酎のお湯割り、焼き肉と一緒に飲むマッコルリ、泳ぎもしないプールサイドで飲むマルガリータ、なんかの魅力も捨て難いのですが、やはり、オールタイム&オールプレイスで常に飲みたいのは、ワインとウイスキーであるなぁ、と。

そんな訳で、山梨県は白州にあるサントリー白州蒸留所に行って参りました。
ここは南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓の森の中にある蒸留所です。かういった高地(標高700メートル)にある“森の蒸留所”は珍しいらしく、それが白州モルト原酒独特の“クリーンで軽快な味”を生んでゐるとか。具体的には冷涼多湿の気候、澄んだ空気、南アルプスの花崗岩を通った水、木桶発酵槽とそこに住みつく森の乳酸菌などです。
私も実は、最近では主に“白州”を飲んでゐるのですが、若葉やジャスミンの様な香り、スモーキーでキレの良い味、なんかは、かういった環境から生まれてゐるのかぁー、と、非常に納得できました。なんと行っても場所の“気”がいい。
私はウイスキーの蒸留所を訪ねるのは山崎に続いて2回目ですが、どちらも静謐で神聖な気が満ちてゐて素晴らしいです。単純にそこらじゅうの空気にアルコールが充満してゐるから、といふのもあるでせうが、やはり穀類が発酵してお酒になっていく過程は錬金術に通じるものがあるし、特に白州の場合は森の持つ力が大きいのではないか。私は神社の持つ清潔で身を引き締める感覚が好きなのですが、あれもやはり森の力が大きいでせう。同じ様なものを、ここ白州蒸留所でも感じました。普段、都会の汚れ切った空気の中で暮らしてゐるだけに尚更。都会でカフェやバーに行ってお酒を飲むのは、生命力をチャージする行為だったんだなぁ、とつくづく感じいったのでした。

ところで、夜は八ヶ岳ロイヤルホテルといふ所に泊まったのですが、我々以外の泊まり客は全て韓国の人たちなのではないか?と思ふほど、韓国の人たちで溢れてをりました。もしかして、ここは観光地なの?でも、周りに何もない、と思ふんだけど・・・。
世の中、知らないことで満ちてをります。

(ちなみに、今回の白州蒸留所見学&研修ツアーは、サントリーさんと取引先の酒屋さんとの合同主宰で、我々はおんぶにだっこで参加させて貰ひました。ありがたうございます。あと、同行したのは主に木屋町のバーの方々で、みんな若い!我々は明らかに浮いてをりましたが、そんな我々をみなさん、暖かく見守って下さり、多謝、であります。次は余市蒸留所あたりに行ってみたいな・・・って、それニッカやん!)

Comments

投稿者 さえこ : 2010年03月01日 13:52

お久しぶりです。

余市の蒸留所も、韓国の方でいっぱいかもしれないです。
雪祭りは、「アイウエオ、カキクコ」とかを片言で話すリッチそうな子どもとかでいっぱいでした。

とはいえ海産物中心に美味しいものの多い場所ですから、
是非いちどトモコさんと遊びにいらしてくださいね!

投稿者 元店主 : 2010年03月02日 15:27

こちらこそ、お久しぶりです。

>とはいえ海産物中心に美味しいものの多い場所ですから、

おお!美味しい食べ物に、美味しいお酒!・・・と、最高ではないですか。是非、一度行ってみたい・・・と思ひつつ、なかなか行けません。
遠いからね。

と、いふのは言ひ訳にならないですね。さえこさんたちはこちらに来てるんですから!

是非いちど、遊びに行きたいでーす。

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