京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal：Home

ーて、別に旧暦に合はせた訳ではないのですが（とか言ひながら、ホントは合はせたのですが）、やっと、オパールにとっての新年が、新しい年が、明けました！
思へば、昨年は激動の年でした。突然、河原町のテナントを出なければならなくなった事、ババさんのガン発覚＆闘病＆早過ぎる逝去、そして、個人的にも大きな事件ひとつ。これらの事がいっぺんに襲ってきて、一時はもう、ダメかと。オパールはこのまま終はっていくのかと、考へた事もありました。ヤケッパチになって、全てを放り出して放浪の旅に出たろか！そして何年か後にはゲリラ戦士としてヨットに乗って南米に渡る、と、アホな夢想をした事もありました。
しかし、トモコの驚異的な気力＆行動力のおかげで、様々な困難を乗り越えて、この様にみなさまの元に帰ってくる事ができ、ホントーに感無類でございます（CIAに殺されなくて良かった・・・）。ハッキリ言って、私は昨年の前半はババさんのお見舞ひにかかりっきり、後半は個人的な事情にかかりっきり、といった次第で、新生オパールの事はほとんどトモコがこなしました。おかげで、祇園オパールはトモコの美意識によって貫かれた、非常に統一感のある、有機的な空間に仕上がりました。やはり私が下手な口出しをしなくて良かったよねー、と、自らの疾しさを誤摩化したりしてをります。

なにはともあれオープン初日。河原町オパールのお客さんであった方々が、続々と来店してくれました。多分、ほとんど全てのお客さんが、かつての河原町オパールのお客さんであった人ではないか？・・・といふ事は、もし河原町オパールがなく、この店が最初の店であったなら、本日の来店者数はゼロ！てな事もあり得た訳で、あらためて河原町オパールのお客さんたちに大いなる感謝を感じた次第であります。
いや、祇園オパールの前の道、大和大路通りですが、ほとんど人通りがないんですよ。隣の花見小路は観光客で溢れてゐるのに、不思議なものです。ま、花見小路と違って、普通の細い寂れた道なので、当たり前といへば当たり前なのですが。
この様な次第で、現段階では、あまり通りがかりのお客さんは期待できません。そのうち、ジワジワと祇園オパールの存在を浸透させていって、大和大路を人々で溢れさせなくてはー。とは思ひますが、今の所は例によって隠れ家状態です。別に隠れたい訳ではないんですけどね。ゲリラぢやないんだし。

とにかく、みなさまの御来店を心からお待ちしてをります。是非お立ち寄り下さーい！