京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > 元店主の日記 >

サブメニュー

検索


月別の過去記事


2009年02月05日(Thu)

天使の分け前 etc

マツヤマさんも書いてをられましたが、祇園オパールではハーパーの12年を置く様になりました。オパールにあるバーボンといへば、セイントニックの17年、と開店当初から決まってゐたのですが、どうも最近これが大人気の様で生産が追ひつかず、うまく手に入らないのです。17年以外のものならあるんですが、17年がねェ。ま、只今寝かし中、といふ所でせうか。

で、とりあへず今はセイントニック17年は品切れといふ事で(Eさん、すみません!)、ハーパー12年を置いてゐます。これはマツヤマさんに教へられて飲み、私とトモコがバーボンにはまるきっかけになったお酒でして、やはり、うまい。是非、みなさんにも飲んでいただきたい逸品です。

ところでバーボンですが、世界の5大ウイスキーの中で最もエンジェルズシェア(天使の分け前)が高いお酒として知られてゐます。エンジェルズシェアとは、寝かしてゐる最中に揮発してなくなっていく分の事ですね。このなくなってしまった分を、あーなんか損したー、もったいなー、などと考へず、天使の取り分だから、と考へる発想がいいですねー。私はかういった発想は大好きです。
たとへば似た様な表現として、An angel passesといふのがあります。天使が通る、と。弾んでゐた会話がフッと途切れてしまった時の表現です。盛り上がってゐた会話がフッと途切れてしまった時、わ、気まずー、と、ぎこちなくなるのではなく、いま天使が通ったね、とお互ひニッコリ微笑みあふ、なんていふのは、いいなー、と。(ちなみにこの表現は、浅田彰と島田雅彦の対談集に教へられましたー。さういった世代です、私は)

つまりはバーボンとは最も天使に愛されるウイスキーな訳で、それは“地獄”と評されたオパールに相応しいのではないでせうか。・・・ま、実はオオヤさん以外の人は「どこが地獄なん?」と首を傾げてゐますので、この表現は微妙な訳ですが、とにかくそのオオヤさんが焙煎した悪魔の様なコーヒーもございますので、天使と悪魔が入り乱れて、祇園オパールは最初から大変な事になってをります。

本日は木曜日。まだ間違ってゐる人も多い様なので書きますが、オパールは定休日を変へました。祇園オパールの定休日は火曜日です。木曜日は営業してをります。ぜひ、天使と悪魔を体験しに御来店下さい。

090205.jpg果たして店長は天使なのか、悪魔なのか…

Comments

投稿者 ウメドン : 2009年02月18日 18:13

12。
ソーダ割りですごく美味しくいただきました。
M12。
もっと美味しくいただきました。


また飲みに行きます!

投稿者 店主 : 2009年02月19日 23:45

よし。待ってるぞ!

投稿者 RINA : 2009年02月20日 21:48

酒好きの天使が飛んでいることを考えると
更に口元が緩んでしまいます^^
ハーパー旨いですね~。
今から夏の京都行き目指して貯金中です。

投稿者 店主 : 2009年02月21日 09:37

はい。待ってま〜す!

コメントしてください





※迷惑コメント防止のため、日本語全角の句読点(、。)、ひらがなを加えてください。お手数をおかけします。


※投稿ボタンの二度押しにご注意ください(少し、時間がかかります)。



ページトップ