京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > 元店主の日記 >

サブメニュー

検索


月別の過去記事


2007年03月19日(Mon)

ドヌーブとタバコ 読書・文学

 先日フランス映画祭のために来日したカトリーヌ・ドヌーブが、記者会見中にタバコを喫つてゐた、しかもフランス大使に火をつけさせて、といふのが話題になつてゐますね。

 さすがドヌーブ! 正にフランス人、大女優の風格、といふのが大方の意見の様です。私も同様です。最近はスッカリをばちやんになつてしまつて、些か残念な気持ちもあつたのですが、今回の件で完全に見直しました。反タバコの風潮なんてなんのその! さすがドヌーブ!

 しかし、さうはいふもののフランスでは確か、来年からバーやレストランも含めた公共の場では全面禁煙になるはず。最も有力な反禁煙国とみられてゐたフランスがなぜこの様なザマに? と、唖然とした方も多いでせう。何か政治的な陰謀が蠢いてゐるのでせうか。

 そんな事より、もし全面禁煙なんかになつたらドヌーブはどうなるのでせうか? フランス人たちは、そんな事態に耐へられるのでせうか?

シラクのフランス
posted with amazlet on 07.03.30
軍司 泰史
岩波書店 (2003/09/20)
売り上げランキング: 69062

 この疑問に対する参考になりさうな文章を偶然みつけました。共同通信社元パリ特派員であつた軍司泰史さんの著書『シラクのフランス』(岩波新書)から、将来のフランスに関する予測の部分です。

〈予測可能な将来にわたり、おそらくフランスでは、カフェの「禁煙席」で愛煙家がタバコを喫い続けるだろう。横断歩道を赤信号で渡る歩行者が絶えることはないだろう。〉

 なるほど。つまり、フランス人は法律なんてはじめから問題にしてゐない、といふ事ですねー。といふ事は、たとへ法律で全面禁煙になつたとしても、ドヌーブは公の場でタバコを喫ひ続けるのでせう。それもフランス大使に火をつけさせて?

 さうなれば、カッコよすぎます、ドヌーブ!

Comments

投稿者 マキ : 2007年03月30日 17:01

ドヌーブくらいの美貌(老けたとはいえ)の持ち主だったら私も煙草を吸おうと思うのですが、残念です。

マナーの悪い輩のせいで、スマートな喫煙者の方が弾劾されるのが不憫でなりません。このままマナーの悪い人が幅を利かせば、日本でも全面禁煙なんてことになりかねない。ここは一つ、喫煙者のかたが、マナーの悪い人に根性焼きを。

投稿者 sawa : 2007年03月30日 20:05

ドヌーブとスヌープって似て蝶…。すみません!

投稿者 店主 : 2007年03月31日 05:59

マキさん こんにちは
いやいや、マキさんは充分、タバコがサマになる美貌の持ち主ではないですか。・・・ッて、別にタバコをすすめてゐる訳ではありませんがー。
それより現在、テレタビーズがアメリカを席巻してゐる様ですね・・・。

sawaさん こんにちは
さういへばオリーブとポリープも似てますね。スロープとクローク、とか、グローブとクローブとか。ところで、蝶、ッて何ですか?

コメントしてください





※迷惑コメント防止のため、日本語全角の句読点(、。)、ひらがなを加えてください。お手数をおかけします。


※投稿ボタンの二度押しにご注意ください(少し、時間がかかります)。



ページトップ