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2007年03月07日(Wed)

スペシャリティーコーヒー コーヒー

 オオヤさんがコーヒー豆の配達にやつてきました。

 今月の豆は…インドですか。うん、おいしさうですね。後で早速試飲しよう。…さういへばオオヤさん、今月号の雑誌「ブルータス」、読みました?

「ううん、読んでない」

 コーヒーの大特集でしたよ。それも、バリスタとスペシャリティーコーヒー一色!

BRUTUS (ブルータス) 2007年 3/15号 [雑誌]

マガジンハウス (2007/03/01)
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「ああー、さうなんや。なら、『堀口珈琲』でせう?」

 さうさう。堀口珈琲は大フューチャーでしたよ。

「堀口珈琲はスペシャリティーコーヒーで業界再編を狙つてるからなー。…う〜ん、未だに、やつぱ『バッハ』が強いからねー。それを崩すべく、堀口珈琲はスペシャリティーコーヒーといふ新概念でここ何年か戦ひを挑んでゐて。でも、なかなか苦戦してるみたいやつたけど…」

 あ、といふ事は、『バッハ』はスペシャリティーコーヒーぢやないんですか?

「うん。違ふよ。まー、確かにスペシャリティーコーヒーは質の高いコーヒーやけど、あれは特定の協会がきめてるもんやし。スペシャリティーコーヒー以外にもいい豆はある。しかも、スペシャリティーコーヒーより安くで。それを、『バッハ』はおさへてるからなー。」

 なるほどー。で、確かオオヤコーヒーはスペシャリティーコーヒーですよね。

「オパールに持つてきてる奴はね」

 でも、最近は農場名を書いてませんよね。なんだか「ブルータス」のおかげで、農場名を書いてないとスペシャリティーコーヒーぢやないみたいに思はれるんぢやないかと…。

「あー、さう。う〜ん、でも、ボクは同じブラジルでも、農場をコロコロ変へるから。やつぱり、スペシャリティーコーヒーでも、袋ごとにクオリティーに差があるんだよねー。だから、その時々でいいものを、と思つて。それに、農場名を麗々しく書くのもどうかと思つたんだけど、それぢや、これからの流れに取り残されるんかなー」

 さうなんですよ。コーヒー業界再編? の中で、どうやつて生き残つていくか。考へてしまひますよね。

「うう〜ん、さうやなァ……・。オガワくん、ここはひとつ!」

 え! なんですか?

「民宿でもやらへん?」

 な、なんでさうなるんですか!

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