さうだ、花形歌舞伎に行かう [歌舞伎]
京都四條南座にて、「三月花形歌舞伎」が始まりましたね!
外題は『天下騒乱源氏三代世継諍い 霧太郎天狗酒讌』(あ、最後の“酒讌”は“さかもり”と読みまして、この外題では“讌”はゴンベンの代はりに“酒”をあててをります)。出演は中村橋之助丈、中村勘太郎・七之助兄弟、そして上方歌舞伎のホープらぶりん(片岡愛之助)!
いやー、楽しみですねー、ね! ね! ね! ねー!
……ッて、別に誰も楽しみにしてないんでせうね。私は花形歌舞伎といへば、最初に浅草のやつを観てしまひましたので、もうフレッシュ! でヤング! でエネルギーと活気に満ちてゐる!!! と思ひ込んでゐましたら、どうやら上方での花形歌舞伎は「ぜんぜん(by アキラ28000)」なんださうです。実際、この期に及んでもチケットは結構余つてゐる様ですし、私やトモコやユキエさんがいくら騒いでも、周りの反応はいまひとつです。
ま、上方では歌舞伎そのものがダメみたいなんですね。東京では毎月違ふ歌舞伎が、それも何カ所かで観ることができるのに、上方では滅多に観ることができません。く、くやしい! もつと歌舞伎が観たい! と、四条河原の出雲阿国像を見ながら地団駄を踏んだりする訳です。歌舞伎発祥の地と違ふんかい、ホンマ。
だから、ね、みんなで上方歌舞伎を盛り上げませうよ。とりあへずは気楽な花形歌舞伎から。いや、ホント、面白さうなんですよ、今回の芝居。なんと復活通し狂言! 100年以上振りに復活される芝居、といふ事は、今生きてゐる人は(多分)誰も観てません! 東京の連中も観てません! いま南座に行く人だけが行幸に恵まれるのです! …え? そんな長い間やつてなかつたのは、さぞかし芝居が面白くないんだらうッて? そ、そんな意地悪なものの見方をするもんではありません。この芝居はですね、世界で最初に回り舞台を発明した並木正三の筆によるもので、つまりは宙乗りをはじめ大仕掛けがイッパイ!!! …のはずの芝居なんです。たぶん、たぶん仕掛けが大変なんで、今まであまりやられなかつたのでせう。うん、たぶん、さうです。
それが! このたび復活して、バンバンと大仕掛け、ブンブンと宙を飛ぶ、と分かりやすくたつぷり楽しめる(はず)なので、みなさん、南座に行きませう。
もちろん、我々も行きますよー。
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