トリプルX ネクストレベル [映画]
DVDで『トリプルX ネクストレベル』を観る。これはロブ・コーエン監督、ヴィン・ディーゼル主演の『トリプルX』の続編である。
前作で超絶アクションのつるべ打ちを見せつけたヴィン・ディーゼルがあッけなく死亡。て、いふか、映画が始まつたらすでに死んでゐて、上司であるサミュエル・L・ジャクソンが新たなトリプルX=特殊工作員をスカウトする。もつと危険で、もつとワイルドで、もつと傲慢な奴(だつたかな?)を……、といふ要求に適ふ男として選ばれたのが、な、な、なんと! アイス・キューブ!!! …といふ、最初の設定からして無理がありまくりの映画なのであつた。
いや、確かにヴィン・ディーゼルファン、アクション映画ファン、などは激怒するだらう。しかし、私やトモコの様なアイス・キューブファンにとつては、非常ォォォォに、楽しめる珍品なのであつた。
珍品。正に珍品で、監督はなんと! リー・タマホリ! 一般には『007 ダイ・アナザー・ディ』の監督さんだが、好き者の間では、女装をして売春をしてゐた所をLAの警察官の囮捜査にて捕まつた、といふデリシャスな逸話で評価をあげた監督さんである。
なんていふか、ね、CG使ひまくりでスリリングさの欠片もないアクションのつるべ打ちはどうだ! てなもんで、ハッキリ言つてそんな事はどうでもよくて、無理に無理を重ねた展開とアクションシーン、その間を飛び跳ね、転げ回り、走り続けるアイス・キューブの勇姿に声援を送り続ける。そんな事ができる人だけにオススメできる映画です。
ウエッサーイ!
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