京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal：Home

『執事の館』とは、メイド喫茶の男性（執事）版、みたいなものである。来店すると、「お帰りなさいませ、お嬢様（おぼっちゃま）」と言って迎へてくれる、といふ。まぁ、そこらは同じなんだけど、中身は大分違ふやうだ。
メイド喫茶には、随分と前になるが、０１くんの教導のもと、秋葉原の有名店を廻った事がある。あの印象でいくと、メイド喫茶はどちらかといふとイケてない、安っぽい内装の喫茶店に、メイド姿の女の子たちが居る、といった感じで、その女の子たちと“イベント”を通じて触れ合ふ・・・といったもの。
対して、名古屋にある『執事の館』は、まづ会員制。会員にならなければ、場所も詳細も知る事ができない。そして一応高級志向で、内装や食器、食べ物や飲み物のクオリティーも、それなりのものとのこと。むろん、お値段もそこそこする。９０分で６０００円～、って感じ。ふーむ。
会員になるのも当然お金がかかるので、どうするか？と思ったのだけれど、どうやら会員になればゲストを呼ぶ事ができるらしいので、まづウエナカさんが会員になった。我々はウエナカさんにゲストとして呼んで貰へばいい。で、ウエナカさんは偵察も兼ねて一度行ってみて、次回にゲストを呼びたい旨を伝へたんだけれど・・・なんと！ゲストは一人しか呼べないとのこと。二人以上のゲストを呼ぶには、もっと通ひ詰めて会員の位をあげなくてはならない、といふ・・・。あぁ、どうするか。ウエナカさんに毎日通って貰って急速に会員の位をあげて貰ふか、私かトモコが会員になってどちらかをゲストとして呼ぶか・・・って、そんな酔狂な事をしてゐる余裕なんかないので、結局、私が弾かれる事になりました。トホホー。
二人のお嬢様が御帰館あそばしてゐる間、私は寒い名古屋の街をグルグル歩き廻ってをりました。

約９０分後に館から出て来た二人と合流。そのまま名古屋駅の方に行って、名古屋駅周辺の『アニメイト』や『らしんばん』を巡り、最近新装開店なったらしい大名古屋ビルの中を見学。で、ビルの食堂街にあった『山虎』といふ居酒屋に入りました。そこで、焼酎を飲みながら館の話を聞いた、といふ次第です。
まぁ、二人とも結構楽しんでゐた様です。突っ込み所は満載だったみたいですが・・・。まづ、執事の方々は、基本年齢のいった方ださうです。若い人も居るんだけれど、さういった人はペーペーといふか、ドアマンとかそんな感じ。そこらへんも、メイド喫茶とは対照的ですね。で、執事の方（と、ばあや）がついてくれて、食事を饗してくれる。この食事が、さすがに良い食材を使ってゐるらしく、なかなか美味だったとのこと。ただ、執事の方のお話が・・・。
実は名古屋に行く前に、何人かのオパールの常連さんに「『執事の館』に行くんだよー」と言って、『執事の館』の説明をしたのですが、「それってホストクラブみたいなもの？」と言はれる方が何人か居たのです。いや、全然違ひますから。この様な勘違ひって割とある様で、大阪にもその昔、執事カフェみたいなのがあった様なのですが、どーやらホストクラブっぽいノリでやってゐたらしく、すぐに潰れてしまったみたいなのです。さういふのを求めてゐる訳ではないんだよなー、お嬢様がたは。
少女マンガっぽい設定があって、それを楽しませてくれる、といふのが肝。だって、車椅子とかで行ってもいいんだよ、健常者が。むろん、名前はクララお嬢様ね。とか。
故に、執事の方はお嬢様がたの幻想を壊さない様な対応を心がける。だから、事前に個人情報を登録する＝会員になる訳です。が、トモコやウエナカさんって異質やもんね。年齢的に５０歳前な訳で、だからか最年長の執事の方がついてくれたっぽいんだけど・・・全く、話が噛み合ない。まぁ、仕方ないよなぁ。
とはいへ、さういった突っ込み所も含めて面白かったらしく、二人はずっと楽しさうに笑ひ合ってゐたので、私もちょっと羨ましかった。あぁ、ウエナカさんが仙台からせいぜい館に通って、会員の位をあげ、私も招待してくれないかなー。

名古屋

その他に名古屋で行った所。
熱田神宮。二回目だけど、トモコがここ好きなもんで。で、そこを出た所に『あつた蓬莱軒』といふ“ひつまぶし”で有名な店があるんだけど、そこに異様な人だかりが。・・・ここは人気店らしく、１時間待ちなんて当たり前、との事なので、最初はさうかと思ったんだけど、どーも様子が違ふ。これは・・・誰かを待ってるな！
まぁ、芸能人だとしたら全く興味がないんでいいんだけど、映画俳優とかだとちょっと興味がある。で、ツイッターで調べてみたら（ツイッターって便利ですね）、ジュンス、とかいふ人をみんな待ってるらしい。ジュンス？韓流アイドルかな？さらに検索。・・・おお、元東方神起・現JYJの人らしい。いや、全く知らんけど。でも・・・おお！私の目の前にジュンスの乗ったクルマが！ウインドーが真っ黒で中は見えず、店の前に３台で横付けしてそのまま入って行ったので、姿はちっとも見えなかったけれど、でも、ジュンスだ！（どうせ顔みても分からんしな）

日本三大聖地のひとつ、大須（いや『らき★すた』で言ってたんだよ。日本の三大聖地は、秋葉原と大阪なんば電気屋街と名古屋の大須だって）。そこで、その手の店をグルグル廻って（昔なら、『バナナレコード』とか、レコード屋を廻ったもんなんだが）、新しくなった大須演芸場を外から観て（平日はやってないみたい。まぁ、もうあの席亭は居ないから、別ものだけど）、那古野山古墳に登ったり（商店街の中に古墳があるのが凄いよね）、変はった茶店に入ったり（珈琲一杯１００００円！といふメニューがあった。前日までの予約が必要といふ事だったけど・・・）、なんやかんやしました。時間が足りんな、基本。

あとはウエナカさんに「鳥三和」といふ所で、名古屋コーチン料理を御馳走になりました。大変美味しかったです。ウエナカさん、ありがたうー。