9月16日〜9月23日 [etc]
竹生島
滋賀県は琵琶湖の中の島、竹生島に行って参りました。ここは日本三大弁才天のひとつがあるので、前から是非行ってみたかったのです。
長浜港から船で約三十分。思ったより小さな島で、船で近づくにつれて、山肌に貼り付く階段や建物が見えてきて、なかなかにいい感じです。
船着き場に降りると、なにやら看板が立ってゐて、我々をお出迎へ。なにかな?と思ひ近づくと・・・映画「偉大なる、しゅららぼん」の看板でした。・・・気分、いきなり落ちるなぁ。
本堂に行くと、本尊とは別に堂の左右に弁天さんの像が一体づつあったので、あれは何か?とトモコがそこの人にきけば、あれは寄進されたもので、昔は毎年ニ体づつ弁天さんが寄進されてゐた、と。それが明治の廃仏毀釈でほとんどの像はその時に処分してしまったけれど・・・まだ三十体ほどはあるよ、との答へが返ってきました。なーるほど、信仰心の賜物だ。
竹生島は古来より神の住む島として信仰されてきたさうです。
さういへば、確か竹生島は神さま同士が勝負して、勝った方が負けた方の首を切り落とし、その落ちた頭が島になった・・・とかいふ伝承があったはず。神の住む島、といふより、神の頭の島、なのではないか?
我々は今、神さまの頭の上に立ってゐるのかー、と感慨深く島から湖水を眺めました。
歳をとる
イワサキくんが来店しました。イワサキくんはオパールの最初の頃からの常連さん。つまり17年ほどの付き合ひといふ事になります。最近はちょっと御無沙汰であったのが、久々の来店。でも、ちっとも変はってないんだよね。付き合ひ始めた頃のイワサキくんは映画青年でロック青年。そして今は・・・映画*年&ロック中*、か。今年の夏もサマーソニックまで行ってきたさうで、元気あるなー。ベン・ワットとか観てきたさうで・・・、ベン・ワット、懐かしいなー。さういへば先日、かなり久しぶりにセカンドアルバム出してたよね。私も聴いたけど、結構よかった。思ったよりロックなアルバムで、ちょっとビックリしたけれど。
「いやー、ベン・ワットの今度のアルバムは最高ですよ。愛聴してます。実は今度はベン・ワットが単独で日本に来るんですよ。もちろん、行くつもりです!」
うーん、さうか。ロディ・フレイムも出してたよね・・・。あ、モリッシーも出してたな。聴いてないけど、ジャケットのモリッシーがあまりにお爺さんでビックリしたんだけど。
「ボクもモリッシーの新作は聴いてません。でも、何年か前にモリッシーの大阪公演に行きましたよ。その時、ステージにはバーンとオスカー・ワイルドの肖像を映してゐて」
はは、ちっとも変はってないな。
「それで、登場したモリッシーが、オスカー・ワイルドの肖像をバックに『オオサカ、ワイルド!』って叫んだんですよ。もう、場内に失笑の波が・・・」
お、おやぢギャグ!・・・男性は歳をとったら駄洒落を連発する様になる、といふのは世界共通だったのかもねぇ・・・。
ブラジル
実はイワサキくんはブラジル音楽ファンでもあるのです。マリーザ・モンチもカエターノ・ヴェローゾも、モレーノ・ヴェローゾも、みんなコンサートに行った事がある、と。ぢゃあ、あれ知ってる?いま、ブラジル音楽の名盤・定番が1000円(プラス税)で買ふ事ができるの。
「あー、あのワールドカップに引っ掛けた企画でせう。もちろん、大量に買ひ込んでしまひましたよ!」
さうなのだ。私はつい先日にそれを知って、猛烈に焦ったのだけれど・・・。まぁ、普段、ジャズの名盤・定番を1000円以下で買ってる身からすると、ブラジル音楽のCDって高いんだよね。国内盤も輸入盤も。3000円近くするし。収録時間は短いし。モレーノ・ヴェローゾの新作も、だから買ってない。欲しいけど。まぁ、新作はある程度仕方がないにしても、昔の定番品まで高いとなればねぇ・・・。
それがなんと1000円(プラス税)!私も慌てて持ってなかった奴を買ひましたよ。一応、限定盤との事なので。
この事実、先日たまたまHMVに行った時に知ったのだけれど・・・まぁ、最近はほとんどネットでばかり買ひ物をして、実際の店に行かないからなぁ。どうも情報に偏りが出て来る。いかんなぁ、もっと街に出なければ。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
MOVIXにて「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を観ました。これがまた緩急がない、といふか、急・急・急・急!!!!!ばかりの映画で、そんな映画、だれるか疲れるんぢゃない?と思ふんだけど、そんな事は一切なく、些か複雑な筋をテンポよくこちらの脳みそに叩き込みながら、どんどんあがっていくのは見事としか言ひ様がない。ラストは感動してゐるのやら可笑しいのやらよく分からない状態にまで追ひ込まれてしまひました。とことん楽しむには体力が要るな、これ。
でも最強ミックステープにはやられたわー。最高の設定だと思ふ。
「舞妓はレディ」と並んで、今月の「こら上手い!」映画だと思ひました。
Comments
コメントしてください