2月12日〜2月18日 [etc]
営業許可更新
東山保健所に営業許可更新に行ってきました。これは、まぁ、要するに1万4千4百円払って、講習を受けたら営業許可の更新ができる、といふ代物で、つまりは自動車免許の更新と同じです。税金の一種ですね、これ。
講習の内容は、ノロウイルス対策。ほぼ常識的な内容ですが、ちらほらとノロの感染が起こってゐる昨今、改めて注意を喚起してをくのはいい事でせう。ノロの感染は冬場に多い事だしね。
ところでこの時に手洗ひの指導があったのだけれど、これ、私が覚えてゐたのより厳しい内容でした。私の記憶では、手洗ひは流水の場合は最低でも90秒以上、できれば3分ほど洗はないと菌はとれない、故に基本は石鹸を使ふ。さうすれば1分ほどで手洗ひは済む・・・てな感じだったのですが、今回の指導では、基本流水では菌はとれない、故に必ず石鹸を使ふ。石鹸を使っても3分ほど洗ふ・・・との事で、これはえらい厳しいなぁ。
私も職業柄一日に何十回も手を洗ひますが、毎回3分以上もかけて洗ふなんて無理だよ。なんでこんなに厳しくなったのか。
以前の方法では不十分といふ実験結果でも出たのでせうか。それとも、役人の事なかれ主義故の厳格化か?
ま、常識的に判断して、これは要所要所ではこれぐらゐの厳格さでやりなさい、といふ事でせう。それなら、できる。
ちなみに手洗ひのポイントは、指先・指の間・親指・手首をよく洗ふこと。これを石鹸を使ってやれば、まぁ、最低でも1分はかかります。でもこれぐらゐは普通の人たちもやった方がいいでせうね。
第三の警官
フラン・オブライエンの「第三の警官」を読みました。これ、大学生の頃に読みたいなぁ、と思って探したんだけど絶版か品切れか、とにかく手に入らなくて、そのままになってゐた作品で、それがこの間ふとみたら、白水Uブックスに入ってる! 慌てて購入して、早速読んだといふ次第です。
いやー、おもろいわー。奇想天外で不条理な科学理論(?)が博覧強記のごとく鏤められてゐるところとか、独特のとぼけた語り口が醸し出すユーモアとか、メタ構造に循環構造などの20世紀的アバンギャルドなところとか、メタファーやノンセンスの横溢してるところとか・・・。最近はこの手のコアな文学は読んでなかったので、語りの魔術を久々に堪能しました。ラストに至って、それまでの印象が一変し、今まで読んできた風景がガラリと変はってしまふ所なんか見事で・・・。
解説をみると、なんと同じくフラン・オブライエンの「スウィム・トゥー・バーズにて」も近々白水Uブックスから出るとのこと。これもずうっと読みたかった作品。絶対に買はねば!
ネメシスの杖
こちらはマンガ。朱戸アオ著「ネメシスの杖」。本格医療サスペンス!といふので読んでみたのだけれど、これまたとても面白かった。そもそも私、マンガはあんまりダラダラ長いのは気後れしてしまふんだよね・・・まぁ、昔は長いのも読んだけど、今は基本、全1冊!といふのがいいですね。
これも全1冊。が、タイトに濃密に、話を描き切ってゐる。バランス感覚もいいし、良質な映画を一本観た満足感がある。いや、今の日本映画でここまでの良質な作品ってあんまりないんじゃないかな。
とにかくオススメ。
積雪
今週は京都もよく雪が降った。久しぶりに積ったし、吹雪もあった。雪景色ってやっぱキレイでいいなー、お客さんが来なくなるのが辛いけど・・・などと暢気な事を言ってゐたら、関東以北では大変な事になってゐた。
積雪に耐えきれず屋根が落ちたりして何人もの人が亡くなってるし、クルマや電車などで雪の中に何日も閉じ込められる人々が何百人も出たり・・・。
ううむ、自然は厳しい。
7番房の奇跡
韓国映画「7番房の奇跡」を観に行きました。まぁ、これは2月の強制起訴シリーズの課題映画なんで・・・観る気が全然起きなかったけれど、気力を振り絞って観に行った次第。で、どうせなら、と、梅田のガーデンシネマに行きました。なぜなら、ガーデンシネマは2月いっぱいで閉まってしまふから。とはいへ、ガーデンシネマで観た最後の映画がこれといふのも・・・。
映画に関しては、レビューコーナーで。
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