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2010年09月02日(Thu)

海老 vs 亀 歌舞伎

本日は南座の「九月大歌舞伎 訪欧凱旋公演」の初日。海老蔵と玉三郎の海老玉コンンビによる「義経千本桜」の通し狂言です。
昨日も、いかにも梨園の人っぽいお客さんがオパールにもやってきましたし、関係ないですが一昨々日にはすぐそばの串カツ屋さんで映画「プリンセストヨトミ」の撮影がありましたし、その前には可能涼介が大物作家の人を彼女(!)として連れて来たりして、不穏な動きの絶えないカフェ・オパールではあるのですが、その時(といふのは昨日)、その梨園関係者っぽい人は、オパールに飾ってある海老蔵の写真をジッと眺めていったのです。やばいな、これは。

いや確かに私は今でも海老蔵のファンですし、応援してゐるのですが、先日も言った通り、成田屋及び歌舞伎界はどうやら悪い所と繋がってゐる様なので、些か用心してゐるのです。
そんな中、(ダークサイドに堕ちたかもしれない)歌舞伎界の救世主となるべき存在は誰かいな、と探した所、私の眼前に現れたのが市川亀治郎。歌舞伎座さよなら公演を敢然と無視し、海老蔵の結婚式にも現れなかった男。これからの歌舞伎界は海老VS亀の図式で動いていくのではないか、といふのが私の見通しです(正確には私の歌舞伎の楽しみ方のツールのひとつです)。

そんな訳で、先日は春秋座に「第八回 市川亀治郎の会」を観に行ってきた訳ですが、これがいい!やー、亀治郎、いいわー。「上州土産百両首」とかいふ芝居(藤山寛美が松竹新喜劇とかでやってゐた芝居。元は新作歌舞伎で、これは藤山寛美版を猿之助が監修し直したもの。らしい)をやったのですが、亀治郎演ずる正太郎の男っぷりに、私は震へまくりでした。
かういった松竹新喜劇風のベタなお話は、実は私は苦手なのですが、ただただ亀治郎の正太郎に魅せられて、耽溺しました。
やー、お話なんて、ある意味どうでもいい。これぞ役者の力だ。女形よし、立ち役よし。オモダカヤー!

それに対して歌舞伎界のプリンス、海老蔵はどうでせうか。私も当然、今回の公演は観にいくつもりですが、とりあへず今日はトモコが観に行ってゐるのです。安売りのチケットを購入しましたからねー、日にちが違ふのです。テヘ。と・・・、あ、帰ってきた。様子をきいてみよう。・・・おーい、海老蔵、どうだったー?

「ダメ。もうグダグダだったわー」

あちゃー、やはり、ダメかー。まぁ、今日は初日だからある程度は仕方がない、とはいふものの・・・。うーむ。

取り急ぎ、海老蔵の写真の横に、亀治郎の写真を並べなくては。

Comments

投稿者 元店主 : 2010年09月30日 03:39

えー、今、ベッチから借りた海老蔵の結婚式の映像を見てたんですが(テレビでやったやつ)、なんと!亀治郎が映ってました!!!
なんだ、ちゃんと出席してるではないか。亀治郎、海老蔵の結婚式には出なかった、と聞いたんだけれど・・・。

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