京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal：Home

無論おもしろさんは無類の映画フリークであり、いつかは映画館をつくらう、いや作るんだらう？当然、と周りから言はれてゐた様なので、この事とババさんの死はなんら関係ないのかもしれません。
が、私は勝手に、これはババさんの遺志を継いだ（といふ側面もある）のだ、と解釈してをります。でなけりゃぁ、このタイミングで、会社を辞め、自分の全財産と時間を突っ込んで、こんな映画に対して逆風が吹き捲くってゐる時期に酔狂にも映画館なんて造るかぁ？・・・・・・いや、おもしろさんは、ババさんから“ナチュラルボーンパンクス”と呼ばれてゐた方なので、酔狂な事をやるには不思議がない、といへばさうなんですが。

それにしたって、シネコン以外の映画館がバタバタ潰れてゐる今の世の中。やはり大変なのは事実でせう。おもしろさんに、戦略をきいてみました。
「うーん、とにかく今の若い奴はダメ。なにやったって映画なんか観にこーへん。せいぜい、家でDVD観るくらゐやろ。そんなんあてにせーへんよ。それに対して、映画好きの人たちは、なんにせよ、やってる映画が良ければ絶対映画館に来るから。どんな悪条件でも来るから。さういった人たちが喜ぶ映画は、積極的にやる。かといって、マニアックなチョイスに徹する訳でもないよ。そこらへんのバランスが・・・難しいかなー。あと、老人。老人は映画館に来るから。早い時間帯は、さういった人たちの喜ぶ映画をやる。で、週末あたりにイベントでもやって、そこまで映画マニアぢゃないけど、なんか面白い事が好きな人たちを集められればなぁ・・・、と」

なるほど。うーむ、動いてゐる。
元町映画館。８月オープン。みなさんも刮目してお待ち下さい。