文楽と妖怪 [etc]
「怪」の最新号(26号)で、文楽が特集されてゐました。
私が文楽に行く様になってから、絶妙のタイミングでこの特集。ついつい買ひ求めて、パラパラと読んでゐると、意外な事が分かりました。
なんと、水木しげるの“油すまし”や“タンコロリン”は、文楽人形の首をモデルに造形されてゐたのです。知らんかったー!
水木しげるは、様々なものからサンプリングして妖怪を造形してゐるので、当然これはあり得る事であり、この文楽の件も、ファンの間では常識なのでせう。しかし私は知らなかったので、“タンコロリン”のモデルとなった文楽人形の首の写真を見て、「これ、正しく“タンコロリン”やーん」と、思はず仰け反ってしまったのです。
いやー、私、子どもの頃、水木しげるの“タンコロリン”の絵、恐かったですからねー。
ちなみに、“タンコロリン”は柿の妖怪であり、もの凄ーい恐い顔が何個も柿の木に生っている・・・、といふ絵だったはずです。恐過ぎて、しっかり脳裏に焼き付いてをります。それが、文楽人形の首だったとは・・・。
“油すまし”の方は“蟹首”といふ人形の首らしく、今でもたまに使ってゐる様です。といふか、こんどの夏(7月15日〜8月5日)に大阪の国立文楽劇場で行はれる「天変斯止嵐后晴」にて使はれるとの事で、これは見にいかねばー!と、いふ感じです。(あ、この劇、「テンペスト」ね)
水木しげるのおかげで、実は知らないうちに子どもの頃から文楽(人形)に親しんでゐたとは。さすが大先生。感謝いたします。
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