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2009年04月26日(Sun)

誕生日 Customers

本日は朝からやたら人の気配がしてゐました。
霊感のやたら強いトモコがその様な事を言ふのは珍しくない事なのですが、霊感には一切無縁と思へるミカンさんまでもが、「あれ、今、お客さん、そこに居ませんでしたか?」などと言ひ出すので、ただごとではない感じです。ま、京都には霊が多いだらうから・・・。

そこにRCSのサトウさん御夫妻が来店されました。そして、「今から『グラン・トリノ』を観に行くんですよ」と前置きした後で、しみじみと、「今日はババさんの誕生日なんですよね・・・」と語りだしたのです。
さうか!今日はババさんの誕生日だったんだ!!!なるほど、それで・・・。
我々は毎年、ババさんには誕生日プレゼントを渡してゐましたから。今年も・・・欲しかったのかな?

ところでサトウさんのお話ですが、サトウ家にはアイアン・ジャイアントの人形があるのです。この人形は、もともとは喋る様に作られてゐるのですが、壊れてしまって今は喋りません。が、その喋らないはずの人形が、昨年のお盆の時に、突如喋り出したといふのです。それで御夫妻は「これはババさんが帰ってきたんだ」と得心し、以来、このアイアン・ジャイアントはババさんの象徴の様なものになってゐる、といふ事なのです。
で、その人形が、昨日、またしても突然喋りだしたといふのです!そこで、色々と考へてみると、ババさんの誕生日である事に思ひ至った、と。
うーむ、ババさん、そこまでしてプレゼントが欲しいですか?なんて。

「グラン・トリノ」の観劇に向かふサトウ御夫妻に対して、私は「前列、左側に気をつけて下さいね」と声をかけました。最前列から2〜3列目、左端、といふのがババさんの映画観劇の定位置でした。映画を観てゐる最中に、そちらの方面から笑ひ声が聴こえてきたりすると、あ、ババさん居るな、と分かったもんです。
映画館の暗闇の中なら、今でもババさんが居てもをかしくない。ババさんの事を知ってゐる人なら、みんなさう思ってゐるでせう。

御誕生日、おめでたうございます!

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