十日ゑびす [etc]
オパールを閉めて帰途についたのが午前2時半ごろ。トモコと夜道をテクテクと歩いてゑびす神社に着いたのは午前3時前でした。日が変はつてゐるので今はもう十日ゑびすです。故に、ゑびす神社は深夜でも開いてゐます。参拝客の人々も結構居ました。
やたら元気な若者たちと、黒のロングコートに茶髪のグループ。
前者が飲食店関係の人たちで、後者が風俗店関係の人たちですね。深夜、仕事を終えたご商売の人たちが、かうやつてお参りに来てゐるのです。私とトモコも同類です。
ところで、なぜ私が彼らを商売の人たちと判断したかといひますと、彼らは例外なく福笹を買つてゐるのですが、それに領収書を貰つてゐるのです。巫女さんに「宛名は?」と尋ねられ、「えー、『**亭』です」と言つた具合に、聞き知つた名前をあげるからなのですね。なかなか面白かつたのは、風俗関係の人たち。巫女さんに「宛名は?」と尋ねられ、「え、あー、あー、……『**ハウス』」と早口で答へてをられました。う〜ん、確かにあんまりなネーミングだ!
本殿には巨大な魚(マグロかな?)が奉納してあり、圧巻でした。
さて、境内入つてすぐの所に、去年購入した福笹を返すところがあるのですが、そこで「この笹、このままここに捨ててもいいの?」と言つてる人が居ました。そ、それは“捨てる”んぢやなくて、“返す”んです! …ま、確かに返却場はゴミ捨て場みたいになつてゐましたが。
深夜のゑびす神社参拝は風情があつて良いものでした。
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