ノーベル平和賞 [憂国]
ニュースをみてズッコケました。
今年のノーベル平和賞はゴアとIPCCに決まつたさうです。実は、私は日頃から「今年のノーベル平和賞はゴアだな(あるいはボノ)」と、ブラックジョークのつもりで言つてゐたので、現実のあまりに茶番な展開にズッコケてしまつた、といふ次第なのです。
確かにノーベル平和賞はバリバリ政治的な賞です。最近はどんな人が貰つてゐるのか私は知りませんが、私の知つてゐる頃の話でいふと、キッシンジャーとか佐藤栄作とか(古い!)、当時冷戦の相手国であつたソ連を潰すのに重大な役目を担つた人たちがノーベル平和賞を貰つてゐました。あ、内部からソ連をぶッ壊してしまつたゴルビーもノーベル平和賞を貰つてゐましたね。つまりノーベル平和賞とは、ヨーロッパからみて“役に立つ”人間に与へられる賞なんでせう。
現代の世界情勢は、ヨーロッパ(ロスチャイルド)とアメリカ(ロックフェラー)の覇権争ひを中心に動いてゐます(そこに中国が割り込まうとしてゐる)。アメリカ=ロックフェラーといへば石油財閥。石油を抑へる事によつて世界覇権をものにしてゐる訳ですが、対してヨーロッパ=ロスチャイルドは原子力発電ですよね。“石油の使ひ過ぎで二酸化炭素が増えて地球が温暖化してゐる”といふイデオロギーをバラまいてロックフェラー石油財閥を押さへ込め! といふ戦略の先兵として、ゴアとIPCCはよく働いた、と認められた訳でせう。う〜む、このままいけば地球上は原発だらけになるのかもしれませんねー。そして放射能汚染によつて、地球環境はボロボロに破壊されるのであつた。ガーン。…温暖化の方が数万倍マシやん。そもそも現在の地球は氷河期なんだから、地球環境的には温暖化は全然構はない訳だし。(人間的にも、むしろ温暖化した方が住みやすくなる、といふ説もある)
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さういへば、そのゴアの『不都合な真実』を私は観てゐませんが、相当に酷い代物ださうぢやありませんか。現在オパール周辺の“地球は温暖化してない!”派の領袖であるババさんは、もともと素朴に地球温暖化を信じてゐたさうなんですが、ゴアの『不都合な真実』を観て、「これはあまりにウソくさい!」と思ひ、自分で色々と調べてみて、「なんと、地球は温暖化してゐない!」といふ結論に達したさうです。先日もイギリスの裁判所で、『不都合な真実』には沢山のウソが描かれてゐるので学校で教へるには相応しくない、といふ判決が出たさうだし、かなり問題のある映画なんでせう。いや、観てないので何ともいへませんが。
最近は“温暖化ビジネス”といふ言葉がチラホラ聞かれる様になつてきました。みんな“実際に地球が温暖化してゐるかどうか”なんかにはまるで興味がなくて、地球温暖化がブームなら如何にそれに便乗して儲けるか、といつた事ばかりに血道をあげてゐる様に思へます。(クサい台詞ながら)真実や正義はどこにいつたのでせうか?
やー、もつと真面目に働きませうよ。
Comments
投稿者 可能涼介 : 2007年10月25日 11:04
賞といえば。小説の新人賞の受賞者に、最近、京都の人が続けざまになっているようです。なかなか力のあるひともいます。オパールのお客さんもいるようですよ。
投稿者 baba : 2007年10月25日 18:59
『環境危機をあおってはいけない』
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…の著書、ロンボルグさんがノーベル平和賞についてコメントされたそうです。
池田信夫 blog 不都合なノーベル平和賞
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/051f9d261e2fd4450b681fbb5ec69abc
てなわけで『環境危機をあおってはいけない』を読み始めたわけです。面白いです。
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