一本締め [ナクラくん]
みなさん、あけましておめでたうございます。本年もよろしくお願ひいたします。…と、1月1日を随分と過ぎてから書いてゐますが、本年はオパールは一本締めにて幕を開けました。締めて、開ける、と。いや、例年はいはゆるカウントダウーン! と、いふ奴をやつてゐたのですが、齢を重ねるにつれて段々それがしんどくなつてきて、昨年は何もせずにサラッと年を越したものでした。今年もそのパターンでいくかな、と思つてゐたのですが、ナクラくんに「えー! 何もせずに年を越すのはダメー! 一本締め、一本締め!!」と言はれ、それもさうだと思ひ直して、その時に店にゐた全てのお客さん、帰らうとしてゐたお客さんまで引き止め、みなさんのお手を拝借して、不肖わたくしめが音頭をとり、今年一年の福を祈つて、
よぉーーーーーー−−−−−−−、ポン!
と、一本締めさせていただきました。
考へてみれば、何も無いペラーとした時間に区切りを入れる、なんらかの儀式は必要です。カウントダウーン! がしんどいなら、一本締めがあるぢやないか。万歳三唱があるぢやないか。ッて、さすがに万歳三唱まではやつてくれないでせうが、一本で締めて良かつた。その場にゐたみんなも、一本締めの後は顔が生き生きとして、正に福を呼ぶに相応しい様になつてゐました。ナクラくん、どうもありがたう。今年は素晴らしい年となるでせう。
Comments
コメントしてください