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2006年10月07日(Sat)

カフェ屋政談 ロックフェラー

 ババさん来店。クリムトの代表作のひとつ「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像1」が、エスティ・ローダー会長によつて約155億円といふ史上最高額で買はれた事、つまりオーストリアの国宝がアメリカへと渡つた事に関して、あれはアメリカの陰謀ぢやないか? といふ、最近の私の思ひつきを熱弁する。

拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる
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「うーん、確かにさうかもしれませんね。最近『拒否できない日本』を読んだんですが、アメリカはまづ圧力をかけて法律を自分たちに有利に変へさせ、それから法廷闘争をする、といふやり方をしてゐるみたいですからね」

 ですよね。確かに「美術品返還法」はオーストリアで成立しましたし、クリムトの絵の返却を決めたのもウィーンの裁判所ですが、アメリカから圧力が掛かつてゐた可能性もありますからね。

「実際、日本は今現在もそれをやられて、法律をアメリカに有利な様に変へさせられてますから。司法しかり、商法しかり…」

 ううむ、アメリカ恐るべし!

「さういへば、副島隆彦によると、U2のボノはロックフェラーの手先らしいですよ!」

 ええ! ボノが!

「やッぱり!!」

 わ、トモコ、いきなりビックリするぢやないか。

「私も前々から、ボノは怪しいと思つてたのよ。なんか変に政治力があるし、不審な動きが多過ぎる。…なんでiPodはU2モデルしかないのよ! やはり、ボノは手先だつたのね!」

「おお、トモコさんまで、そんな洞察を…」

「それだけぢやないわ。私は最近……JAY-Zも怪しいと思つてるのよ!」

 ええええ! JAY-Zが!!

「だつて最近のJAY-Zの曲がリークされた事件に対して、FBIが調査に乗り出すッていふでせう。デフジャム社長になつてからのJAY-Zは、政治的な動きが多過ぎる。きつと有能だといふ事で、ロックフェラーに目をつけられたのよ……多分」

 ううーむ、床屋政談ならぬカフェ屋政談だなー。

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