さうなんですねェ [powerくん]
powerくん来店。「どーも。今日ボクが言ひたいのはですねー、『さうなんですねェ』についてですよ!」
さうなんですねェ?
「さうです!たとへば服屋さんに行くとしますよね、そしたらそこで店員さんに何かを薦められたとします。でもそれが生憎自分の趣味ではない。で、それを断つて『ボクはかういふのは一寸…、むしろこんなのが好きです』とか言つたとします。するとそれに対して…『さうなんですねェ』と答へるんですよ、今や大半の人は!」
ふーん、さうなの。
「これ、変でせう?『さうなんですねェ』ぢやなくて『さうなんですか』でせう。『さうなんですねェー』なんて・・・気持ち悪い!!」
確かに、一寸変だね、それ。多分、「さうなんですか」と言ひ切るのがなんか冷たい様な気がして、「さうなんですねェーーー」と、なんとなく相手を肯定してゐる様なニュアンスを与へ様としてるんぢやないかな。
「それは分かります。それはさうなんですが、でも、逆に凄くバカにされた様な、見下された様な気にもなるぢやないですか」
ははは、分かる、分かる。
「きつと同じ様な経験をしてる人は他にもたくさん居るはずです。ケンタロウさん、オパールでアンケートをとつて下さいよ。オパールのサイト上でアンケートをとれば、一発で大量のデータが得られて、一目瞭然に結果が分かるでせう」
いや、そんな事はないと思ふよ。オパールのサイトはどうも反応が悪いから、さういふのに向いてないと思ふよ。誰も答へてくれないよ。
「さうなんですねェー」
…あ、なんか凄くバカにされた気分だ。
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