京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal：Home

　この最弱者決定戦の最初の試合は、コータローくん VS ショウヘイくん。これは、当然のごとくコータローくんの勝ち。と、いふ事はショウヘイくんが2回戦に進み、コータローくんは勝ち抜けといふ事になる。

「あー、今日一日で終つてしまつたオレのジェンガ人生。早く第2回大会を開きませう！」とコータローくん。

　もうひとつの試合は、ベッチ VS YO!ちやん。これが、また！　とてもルーザー同士の闘ひとは思へない高度な試合となつたのである。ドンドン高くなつていく塔。何度もダメだと思はれたムチャな抜き。特にベッチは、抜くピースを使つて、上に乗つてゐる他のピース群を持ち上げながらそのピース自身を抜く、といふ技を駆使してゐて、まァ、ベッチは前からこの技を使つてゐたのだが、この試合におけるその技の華麗な使用振りに魅せられた観客たち全ての賛意を得て、この技に「ベッチ」といふ名がつけられる事となつた。「マツヤマ」に続く新しい秘技の登場だ。このやうに、「勝つぞ！」といふ強い意志は、技を産み出す。新たな技が生まれれば、それだけ世界は精緻に、豊かになる。このバトル大会が終る頃までに、どれほどの技が生まれ、どれほど世界が豊かになつてゐる事であらうか。私は、我々オパールクルーが世界を豊かにする事を誇りとしたい。

　と、まァ、それはともかく、ベッチ VS YO!ちやんの試合だが、いつまで経つても終らない！　とうとうYO!ちやんは終電の時間が来て、再戦・やりなおし、となつてしまつた。ううーむ。

　にしても、ジェンガ！　ジェンガ！　ジェンガ！　で盛り上がつてゐるのは良いのですが、他のお客さんが全く来ない、といふのはどうしたものだらうか。金曜日の夜なのに。私は闘ふところを間違つてゐるのでせうか。