京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > 元店主の日記 >

サブメニュー

検索


月別の過去記事


2010年01月18日(Mon)

やっぱ衆愚? 憂国

先日オイシンが来て、「やっぱ小沢むかつくわー」とか言ふので、ほー、オイシンは小沢の進めてる改革のどこが気に入らないのかな?と尋ねれば、「やー、そもそも、小沢や民主党が何をしようとしてるのか、よく分かってないんですよねー」と答えるので、私は限りなく脱力しながらも、辛うじて持ちこたへて、まぁ、彼らは日本に民主主義を根付かせようとしてるんだよ〜と、言っておきました。
日本に果たして民主主義(デモクラシー=民主制といふべきかな?)が根付くのか。私は昔から果てしなく懐疑的でしたが、オイシンの様な存在に突き当たると、その懐疑がグググーと巨大化してしまひます。私は小沢一郎の事は凄く応援してゐるのですが、ああ、やっぱ無理かも、小沢さん、と、呟きたくなるのです。

政権交代の起こった昨年の選挙についても、私はずうっと考へてきました。あれは果たして、民主主義革命だったのか、それとも単なる2005年郵政選挙の裏返し、つまり衆愚選挙の最たるものだったのか、と。

うーむ、やっぱ衆愚なんとちゃうー。

最近の検察による、小沢・鳩山に対する因縁付けの様な攻撃、それのお先棒を担いだかの様なマスコミの報道ぶりをみてゐると、その感は深まります。むろん、あれはマスコミが空騒ぎをしてゐるだけで、国民は醒めた目で見てゐる、といふ可能性はあります。が、しかし、なぁ。
大体あの選挙がホントに民主主義選挙なら、国民の大部分は民主党の政策を選んだ事になります。それは官僚政治・対米従属・大企業優遇といふ自民党のやってきた事の否定、又はそれからの脱却です。
(ちなみにオイシンのために書いておくけど、自民党は80年代くらゐまでは、この方針で上手くやってきたんだよ。アメリカの核の傘に守ってもらって経済に邁進する、官僚がグランドデザインを描き、大企業を優遇し、育てて日本経済全体をグーッと押し上げる。結果として国民全員が裕福になる、と。でも、90年代頃からこの政策は上手く機能しなくなってきた。どころか裏目裏目に出て、日本はボロボロになってしまって・・・だからこそのチェンジ!だらうが)
そして、民主党は政権を穫って以来、着実にこの改革を推し進めてゐます。官僚に独占されてゐた予算編成を、事業仕分けといふ形で白日の下にさらしたり、大企業優遇による(国民への)間接的援助をやめて、国民に直接援助をする“子ども手当”や農家への個別補填の予算を確保したり。自民党や官僚たちの抵抗にも関はらず、ここまでバリバリ改革を推し進めてゐるのは、私的には驚きなのですが、世間では、カネの動きが不透明だとか何とか言ふ(検察による捏ち上げの可能性の高い)情報の氾濫によって、内閣支持率の低下。変でせう、それ。やっぱみんなは、政策で選んだんではなく、単にイメージに流されてただけではないか。「政権交代」といふイメージに。

「政権交代」の意味、分かってる?・・・って、オイシンは分かってなかったんだよなぁ。もー、ねー、はっきり言って、オイシンは終はってるから。最近では、すっかり田舎の中小企業社長ライクなオヤジ臭さが身に付いてしまってるし。まだ社長でもないくせに。
大体、オパールに来なくなったのがダメだな。もっと来いよ。そして、全身にフレッシュな罵詈雑言を浴びて帰るのが、一番いいと思ひます。

Comments

投稿者 サエコ : 2010年03月06日 14:00

私も政治に興味はありますが、全然理解してないので勉強になりました!
学生時代、歴史や政治経済の勉強を身につけなかったので。。
市民の知的好奇心が政治にもまともに向かうような教育や公正な情報提供は必要ですね~。
公正な、は無理でしょうけど。
教科書にしろ何が正しいのやら。

投稿者 元店主 : 2010年03月07日 13:54

さえこさん こんにちは

いや、私とて“多少興味がある程度”といふ体たらくで、ホントはこんな事を書くのは恥ずかしいんですよ。

でもねー、たまーにマスコミの報道に接すると、そのあまりのアホさ加減に、思はず何か言ひたくなってしまふのです。マジで、マスコミは酷過ぎる。
少なくとも、テレビや新聞などのマスコミは信じない方がいいのではないか、と思ひます。はい。(むろん、まともな人も居るでせうけどね、マスコミ人にも)

コメントしてください





※迷惑コメント防止のため、日本語全角の句読点(、。)、ひらがなを加えてください。お手数をおかけします。


※投稿ボタンの二度押しにご注意ください(少し、時間がかかります)。



ページトップ