猫背 [フィットネス]
前回は姿勢の話をしたので、今回もその続きで。
実は私、猫背なんです。前傾した猫背の人間・・・と書けば、この文章を通してしか私を知らない人は、私がどんなに酷い格好をした人間かと思ふかもしれませんが、いや、そんなに酷くないですよ。まー、普通の人間に見える、と、思ひます、けれど・・・(な、オイシン)。
とにかく、前傾した自分の姿勢を直すついでに、猫背も直してしまへ!と考へてゐるのです。が、これもまた、なかなか難しい。
私も昔から、何度か猫背を直さうとしたのですが、どうもうまくいかない。で、今回、姿勢の事を改めて勉強してみて、分かった事がありました。要するに、私のやり方が間違ってゐたのです!ガガーン!
私は猫背を直さうとして、いつも胸を張ってゐたのです。だって、ね、背中が曲がってゐるのなら、胸を張ればいいぢやないか。うん。・・・しかし、これは素人考へで、こんな事をしても余計に姿勢が乱れるだけで猫背は直らない、といふ事が分かったのです。では、どうするのか。
顎を引くのです。猫背の人は、必ず顎が出てゐます。なぜなら、背中が曲がってゐると、自然と顔は下を向く事になりますが、人間は下を向いては暮らせない。で、クイっと顔だけを上げる事になります。すると、ほら、顎が出るでせう。私も、自らを見つめ直してみると・・・・・・、あぁ!!顎が出てゐる!か、かっこわるー。
だから顎をひくと、自然と背中は真っすぐになるのです。むろん、それだけでは不十分で、肩をちょいと後ろに引いたりするのは必要ですが、まづ顎が引けてないとダメなのです。この事と、前傾ではなくまっすぐ立つ、といふのを組み合はせると、お!なんて姿勢がいいのかしら。
・・・・・・でも、しんどいな、この姿勢。
なぜ、正しい姿勢がしんどいのでせうか。
って、これは当たり前かもしれません。世の中、なんでも正しい事はしんどいのです。人間、ダメだダメだと思ひながらも、楽な方に楽な方に、と流れていきます。自らの欲望を抑へ、感情に流されない様にして、正しく生きる、といふのはとてもしんどい。(この場合の「正しく生きる」とは、「より良く生きる」といふ意味です)
しかし、私も今年で40歳です。より良く生きる、といふ事に真剣に向き合はなくてはなりません。(ね、マツヤマさん)
そのために、まづは姿勢から。といふ事でー。
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