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2008年10月16日(Thu)

機上より 旅行

はい、ただいま私は機上にをります。サンフランシスコを発って約4時間。退屈しのぎに日記でも書いてみようと思ひたった所です。

本当はサンフランシスコに滞在中に、ボツボツと日記を書ければ良かったのですが、なかなかさうはいきません。なにせ、我々は約2週間シスコに居た訳なのですが、ほんとアッといふ間。いまだに自分が帰国途上である事が信じられないくらゐです。時間が経つのが早過ぎる。多分、シスコの一日は24時間もなかったのでせう。

さて、まづザッと今回の滞在を振り返ってみて、(すでに薄れつつある)シスコの印象を思ひ起こしてみませうか。
う〜ん・・・・・・。

日差しがきつい!これですね。とにかく雲一つない晴天。カラッとした気候。それはいいのですが、日差しが強烈です。トモコなんか帽子にサングラス、それに加へて顔の下半分を覆ふ“フェイスマスク”で完全防備をしてゐたぐらゐで、911以降の愛国法が席巻するアメリカでこんな格好をして大丈夫なんかいな、といふ心配もありましたが、それよりこんな日差しの中、毎日歩き回ってよくぞ我ながら倒れなかったものだ、と、自画自賛したい気分でいっぱいです。で、そんなこんなでホテルに帰ればすぐにバタンキューと眠ってしまってゐた、といふのが日記を書かなかった言ひ訳となるわけです。テヘ。
それでもこちらの人たちは日光が好きでして、わざわざ強烈な日差しの下にテーブルを出して食事をしたり、お茶を飲んだりしてゐます。ワァオ!君たち、皮膚ガンになるぞ!ガンガンに老化するぞ!・・・と、忠告したい気持ちで満ち満ちてゐたのですが、我々は英語ができないので、ただ驚異の目で彼らを見つめるのみでした。日陰から。(こちらは皮膚ガンが凄く多いらしいですね。また、ある程度歳を重ねた人たちの肌はシワとシミでいっぱいです。因果応報、とでもいひませうか)
それから・・・、乞食&浮浪者の人たちが多い!といふのもシスコの印象ですね。週末ともなれば、全ての街角に乞食の人たちが立ってゐて、なかなか壮観です。信号で止まるたびに物乞ひされる、といふ日本では得難い経験。さういへば、日本では浮浪者の方々は相変はらず居られますが、乞食の方々はあまりみかけなくなりましたね。どこに行ったんでせうか?
あと、頭のをかしな人も結構居ます。日本ではちょっと聞かれない様な大音量の声で叫び続けてゐる人を、何人か見かけました。あれも不思議でした。ああいった人も、昔は日本にも居た様な・・・。
ストリートミュージシャンの人たちの力量が、日本よりズッと上、といふのも印象的な事のひとつです。私が気に入ったのは、バケツや缶などを並べてドラム代はりにして叩き、且つ歌ってゐた黒人の方。「シスコキッド」や「ローライダー」、「ジャングルブギ」などを歌ってをり、ブラボー!と、思はずお金を入れてしまひました。タタタタタタンターン。
その他にシスコで目についたもの。電動の車椅子に乗った方々、女装した男娼の方々、ワインを飲む方々、ピザを食べながら歩いてゐる方々、ベスパにランブレッタ、レクサス・・・・・・。

我々はシスコのダウンタウンの中心地、ユニオンスクエアのあたりに宿泊してゐたのですが、ここらあたりはかなり日本っぽかったです。街並みにはあまり違和感はない。ただ、百貨店はかなりショボかったですね。こちらでは一流といはれてゐるニーマン・マーカスも、全然。どこの田舎の百貨店かと。

・・・あ、疲れて寝て居ました。やはり長時間のフライトはキツいですね。エコノミーなんて人間の乗る所ではない、あれは荷物置き場に人間を詰め込んでゐるんだ、とは誰の言葉だったか思ひ出せませんが、正に、といふ感じです。
では、とりあへず今日はここまで。

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