京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal：Home

１８時にトモコと店に行けば、入り口の所でタケダくん一家とバッタリ。そのまま一緒にオパールへ。タケダくんの所の赤ちゃんはすでに一歳を過ぎてをり、歩き回ってゐます。マツヤマさんの所といひ、クラタニくんの所といひ、カツヤマの所といひ、ヤマネくんの所といひ、オパールのお客さんである人々の間で、最近はドンドンと赤ちゃんが生まれてゐます。去る人（！）も居れば、来る人たちも居る、といった感じで、なかなか感慨深いものであります。

我々がオパールに行くまでの間に、花屋さんがお花を届けてくれ、イワイさんが昨日の約束通り来てくれ（「夜は辛過ぎて来られません！」とのメッセージあり）、ベッチが夜勤前に顔をのぞかせてくれてゐました。

東京からやって来てくれた女性のお客さん。何度かオパールには来られてゐたさうですが、本日たまたま下で「オパールラスト」の貼紙を見て、ビックリしてやって来てくれました。さういふ事もあるでせう。

お守りデザイナーのHくん。マホさん、フクイくん、マツヤマさん、ハッシー、YO!ちゃん、ヤマネくん、ショーヘイくん、オイシン。そしてEさん。オパールで毎日セントニックソーダを飲んでくれてゐたEさん。丁度、本日のオーダーで、セントニックが一本空きました。なんとキレイな！と、こんな事にも感慨を感じたりします。

しかし、実はそんなシミジミと感慨に耽ったり出来たのは最初だけ。夜になるに従ひ、ドンドンみんながやって来てくれて、我々は対応に忙殺され、なにがなんだか分からなくなっていったのです。

サコさん、マサユキくん、オーくん、ワリちゃん、ジュリさん、タナベさん、カラク、ウエナカさん、カズ１６、ウメドン、タカハシマキさん、ハラくん、そしてタカハシくん！

おー、タカハシくん、やって来てくれたか。東京からわざわざ新幹線に乗って。ババさんが生きてゐれば、さぞ喜んだだらう。「えええ！ババさん、亡くなったんですか！」・・・し、知らなかったのか。相変はらず迂闊だなァ。

イシカワさん、フサコさん、ヤマシタさん、テラシタさん、サワコさん、サトウ夫妻。RCSのサトウさんは、ババさんのRCSビンテージ会員証を持ってきて下さいました。「是非、これを御霊前に供へて下さい。」。ババさんの会員番号はサトウさんが引き継ぐ形となり、結果として永久欠番化するとの事です。

神戸のキタアキくんから電話。アイちゃんから花束＆手紙が届きました。

むろん、これらの方々以外にも、名前は存じませんが、よく来られてゐる、と認識はしてゐる方たちも多数、来店してくれました。また、多分、本日初めてやって来た、といふ方たちも居たでせう。みなさん、ありがたうございました。

・・・で、平日にも関はらず、かくまで多数の人々が集まってくれたのは、本当に感謝の念に耐へません。たへないのですが、やはり、さうなってくると、どうしたって何かが欠けてゐる感が拭へなくなってきます。何か・・・といふか、誰か。さう、ババさんですね。

オパールの常連といへば、ババさん。ババさんといへば、映画、自転車、クラブ、左翼、読書、デザイナー、女の子・・・・・・と、ズラズラ並んでしまふのですが、このどこかに確実に「オパール」といふ名前も入ってくるでせう。当サイトの制作＆管理人であり、執筆者であり、オパールのデザイン関係を一手に引き受けてゐたババさん。病床で、オパールのラストデイに行けないのを非常に残念がり、また、新しい店舗への期待を高めてゐたババさん。ババさんに、やはりどうしたってラストデイには来てほしい。・・・・・・よし！みんなでババさんを呼ぼう！ババさーん、ババさーん、ババさーん！

「はい！どーもー」

わ！ババさん！

「・・・本日はオパール５周年にお集りいただき、まことにありがたうございます」

バ、ババさん・・・・・・、若い。さすが６年前ともなると、こんなに若かったのか。

実をいふと、これ、今から６年前にオパール５周年パーティーをやった時の映像なのです。ババさんはその時、司会を勤めてくれました。本日は河原町オパールラストデイにババさんを召還すべく、その映像を引っ張り出してきて、壁に映写した、といふ訳なのです。おーい、ババさーん！オパールラストデイはどうですかー？

「では、BGMはカズ１６！！！」

・・・全く、会話が噛み合ない。ま、当たり前ですが。

その後、マツヤマさんが持ってきてくれたトウモロコシをみんなで頬張りながら、次第次第と夜に溶解していきました。あとは、真っ白な闇のみが・・・。

・・・私は痺れる頭の片隅で、ぼんやりと、明日からの片付けの大変さを思ひ、茫然としてゐたのです。