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2006年09月21日(Thu)

ワイルドスピード3 映画

 TOHOシネマズ二条にて、『ワイルドスピード3』を観る。が、これが、また…変な映画であつた。

 今回の『ワイルドスピード』は、『TOKYO DRIFT』と副題があるだけあつて、東京が舞台な訳だけれど、なんと言つても日本人が出てこない! …いや、もちろん後ろで歩いてゐる人とかは日本人だし、脇役とかで妻夫木くんが5秒ほど出てゐたりするけれど、主要キャストがみな外人なのだ。主人公がアメリカ人なのは、まァ当然としても、ヒロインはオーストラリア人(?)、主人公の相棒が黒人(BOW WOW!)と在日コリアン(チャイニーズかな?)といふ布陣で、とにかく日本人と触れる事が全くない。実を言ふと敵役は日本人の“TAKASHI”くんなのだが、こいつ、どう見たつて日本人ぢやない! コリアンかチャイニーズか、とにかく日本語が変。で、基本は英語を喋つてゐる。ううーむ、こんなんで舞台を東京にする必然性があるのか。

 多分、今や改造車の世界では日本車がブイブイ言はせてるらしいので、その関係で日本を持つてきたのかな? とは推察するけれど、それにしても。根本的に敬意といふものが全く感じられない。では、主人公たちが口にする、日本に関する台詞を拾つてみよう(もちろん、大意・意訳です)

「日本には“出る杭は打たれる”といふ諺がある(だからオレたちの様なカッコいい外人は目立たない様にしなければならない)

「こいつらは臆病だから、必死にルールに従つて生きてゐる。(でもオレたちは自由だからぶッ飛ばすぜ)

「日本の男は腰抜けだから、外人モデルを口説く事ができない(だからオレたちが頂きだ)

 …等々。いやー、オリエンタリズム、て言ふか。なんか凄いな。

 でも、映画が面白かつたら、そんな事は別に構はない。といふか、かへつて楽しめてしまふのだけれど、映画がとてつもなく下らない! 音楽も、ヒップホップを使つてる割にはダサイし。これでは、擁護のしやうがないよ。

 とにかく、再度言ふ。『グエムル』の爪の垢を煎じて飲んで、出直してきて下さい。

公式サイト:
http://www.wx3.jp/

Comments

投稿者 Y : 2006年09月29日 10:04

はじめまして。
店主さんの日記を読んでグエムルが気になって
しかたありません。
観にいかなくちゃ終わってしまうとあせります。

投稿者 店主 : 2006年09月29日 13:30

Yさん こんにちは!
それは正しい反応です!確かに、万人に面白い映画といふのは存在しませんが、「グエムル」は私が万人にオススメしたい映画です。とにかくよく出来てゐる。志が高い。分かつてゐる。と、三拍子揃つた映画ですので、是非スクリーンにて御鑑賞下さい!
(Yさんの推察通り、あまり人気がないのですぐに終はつてしまひますよー)

投稿者 Y : 2006年09月29日 15:46

やはり!ちょっと気になって二条のHP見てみたのですが、
なんとどうやら今日までのようです。
20:15最終 あぁどうしよう。

投稿者 店主 : 2006年09月29日 17:29

わー!それは、急いで急いで!!

行くべし!ですよ。・・・ついでに、オパールにも寄つていただけると嬉しいです。なんて。

わー!

投稿者 baba : 2006年09月29日 18:34

ちなみに『グエムル』MOVIX京都は10月6日までです!

投稿者 Y : 2006年10月02日 09:10

店主さんおはようございます。
けっきょく用事が終わらず、わー
だったのです・・残念すぎて昨日ゲドを観てきました。
しかしなんと!
babaさんありがとうございます。
こりゃみれるようにしなくちゃなぁ!

オパール行きま-す。

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