黄砂 [マツヤマさん]
今日は朝から黄砂が凄かつた。と言つても、私は最初から「ああ、黄砂だ」と思つてゐた訳ではない。昼過ぎに起きて外を見て、「えらく今日は天気が悪いなァ。曇り、といふより煙つてゐる」と思つてゐたのだ。それがマツヤマさんが来店して、「今日は黄砂が酷いですねー。ボクが京都に来て以来、一番凄いんぢやないか」と言つたので、あ、あれ黄砂だつたのか、と気づいた次第である。
その後も、何人かのお客さんに「今日は黄砂が…」といふ話をされて、ますます「今日は黄砂が酷い」といふ確信を深めたものの、そんなにハッキリと“黄砂”と分かるものなのだらうか、といふ疑問は尽きない。マツヤマさんは、「街中が黄色かつたですよ。ほら、街灯の下なんかを見ると、よく分かりますよ」と言ふのだが。ま、私は今まであまり黄砂を意識した事がなかつたからなァ。脳に目から情報が入つても、認識できてゐなかつたのだらう。次回は是非、黄色い世界、を体験したいものだ。
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