浮浪者のひとたち [etc]
ハッサクさん来店。ハッサクさんは某公共施設で働いてゐるのだが、冬ともなれば暖を求めて浮浪者の方々がゾロゾロやつて来られ、些か困るのださうだ。別に、何もしない分にはよいのだが、なにせ匂ひが臭い! たまに強烈な人とかがゐて、いくらなんでも他のお客さんへの迷惑になるし、職員の人が注意(?)に行くと、「なんでや! ここは誰が来てもいいんとちやうんか! 差別や!」と暴れ出したりして、大変なのださうだ。
さういへば、いまゼスト御池の地下広場にはクリスマスツリーが飾つてあつて、そこには多分恋人たち用にと思はれるが、ベンチが何台か設置してある。そこが、もう予測はつくと思ふけれど、案の定浮浪者たちの溜まり場となつて、凄いことになつてゐる。メルヘンチックな音楽とクリスマスツリに包まれるやうにして、ベンチの上に犇めく浮浪者の人たち。うむ、この情景は詩になるな、と直感したハッシーは、一句ひねらうと気張つてみたらしいが、いまいちうまくいかなかつたさうだ。もうチッと頑張れよ、ハッシー。
さらにひとつ。本日ユキエさんがコンビニに買ひ物に行つた時、レジで会計をしてゐると、隣から異臭がする。ハッと横を見ると、浮浪者の人が。コンビニも、寒い時の浮浪者の人の避難場となりがちなところだ。で、その人はおでんの鍋の上に覆ひ被さるやうに立つてをり、目を血走らせて、左手で右手を抑へてゐたさうだ。いつ手がでるか、と、ユキエさんは会計の間中気になつて仕方がなかつたさうである。
寒さが厳しくなつてきましたね。
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