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2005年06月11日(Sat)

土産話などある事ですし 旅行, コータローくん

 コータローくん来店。「あれ? 無事に帰つて来たんですか。なんだ、今日あたり、救出に向かおうと思つてゐたのに」。うむ、我々も是非コータローくんには来て欲しかつた。何と言つても、食べ物はおいしい・博打は盛ん・娼婦の方々は美しい、と三拍子揃つてゐるんだから。「飲む・打つ・買ふ! おおー! 正にオレのためにあるやうな街やー!!! で、カジノでは何を? …あ、『大小』ですか。あれは面白いですね。ボクも大好きです。…さういへば、沢木耕太郎も『深夜特急』で『大小』に嵌つてゐたなァ。ッて、オレも同じコータローやん! やはり、行かなあかんのかなァ」

「大小」といふのはサイコロ賭博でして、3個のサイコロを振つて、それらの目の組み合はせや目の合計にチップを張る、といふものです。ま、ルーレットみたいなもので、一番簡単な賭け方が、ルーレットの「赤」と「黒」みたいに、目の合計が「大」か「小」か、といふ二者択一なので、「大小」の名があります。ここに賭けて当たると、倍額になつて返つてくる。目の組み合はせ(1と5と6、とか)に賭けるのが一番倍率が良いやうです。で、トモコはこれでどうやつて勝負をしたかといふと、ひたすら、「小」と「1」と「4」に張り続けたんですね。時々休んだり、組み合はせを変へたりしながら。私は後ろで見てゐながら、なんで同じ所ばかりに? と思つてゐたのですが、卒然と思ひあたりました。これは「ポー」の意志だらう! と。ちなみに、サイコロでは「1」と「4」の目が赤いのです。うーむ、それでも何とか勝てたんだから、凄い。周りの人たちは、あんまりトモコが「小」ばかり張つて、しかも大抵勝つので、訝しげでした。なんか、中国語で言つてゐましたね、内容は分かりませんが。が、トモコに言はせると、こんなものは全てイカサマであり、私はサイコロ振りのお姉さんに気に入られたから勝てた、との事なのです。うーん、さうかなァ。ま、どッちにしろ、私がやつてゐれば負けてゐたでせうな。

 今度はみなさんでマカオまで社員研修に行きますかー。…ていふか、オパールバトル大会の総決算は、マカオのカジノにてバトルロワイヤルだ!

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