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「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
Text by Matsuyama私は「タイタニック」を観ていない少数派なのです。だから巷で言われるように、当時それを観に行ったカップルが11年後にこの作品を観るということがどれだけ興味深いことかはわかりませんが、この作品は“男性(夫)と女性(妻)のそれぞれの性においての象徴的なことを浮彫りにした”というような大昔のメロドラマではないようです。ズバリ“夫婦とは?”といったものでもなく、もっと単純に“バブル期の郊外の住宅地の実態”を描いたのではないでしょうか。これを現在の国際政治にあてはめれば、この夫婦をアメリカと日本のような存在に無理矢理こじつけるような技術を私は持っていますが、どちらかというと、車と電車を乗継いで通勤しなければならないような郊外に一戸建を購入した多くのサブプライム・ローンの利用者とも重ねて見る方が現実的かと思います。
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「落下の王国」
Text by Matsuyama- 子
- 父さん、次はいつ映画観に行くの?
- 父
- う〜ん、いつになるだろうなぁ。
家の引越しが終わっても荷物がなかなか片付かないからな。
ノー・ディレクション・ホーム
Text by BABA伝説となった男の素顔。ババーン! ボブ・ディランの半生を、本人と周辺の人々へのインタビュー、当時の映像などでつづるドキュメンタリー。
THE MYTH/神話
Text by BABA中国歴代No.1樹立! 『HERO』『LOVERS』に次いでスーパー・アクション超大作ここに誕生。ババーン! あ、みなさんお久しぶりです。挨拶もそこそこに本題に入りますが、『香港国際警察 NEW POLICE STORY』が猛烈に素晴らしかったジャッキー・チェン、今度は武侠映画に挑戦! ババーン!
フォー・ブラザース/狼たちの誓い
Text by BABA許せない! 奴らを葬るため男たちはストリートに舞い戻った。ババーン! まるでマカロニウェスタンのような宣伝文句、最高にカッコいいのでもう一回言います。許せない! 奴らを葬るため男たちはストリートに舞い戻った。ババーン!
サミュエル・L・ジャクソン版『シャフト』、『ワイルド・スピードX2』などのジョン・シングルトン監督の最新作は、最高にスーパークールな傑作でありました。
アワーミュージック
今秋、シャンテシネにハーモニーが届く。ババーン!
あれはいつのことじゃったか、弥生座初日、最終回の上映の前に、浅田彰氏のトークショウがありまして、「ネタバレは避けますが」と前置きしながら『アワーミュージック』がどういう映画なのか全部語られてしまった!