憂国
改正道交法3
コータローくん来店。「やられました! ババーン!」と、駐車違反の貼紙をみせてくれる。ははは、早速やられたか。いつも停めてたところ?
「ええ、まァ。今までならまづ大丈夫だつたんですが…やられました」
テレビの威力
ワリイシさん来店。京都国立近代美術館にて現在行はれてゐる「藤田嗣治展」がえらい混雑模様らしいですよ、と言へば、「あ、私もこのあいだ通りかかつたけど、並んでた」とのこと。何故そんな騒ぎになつてゐるのか、藤田なんて今までは(国内では)マニア受けの画家だつたぢやないか、と私が疑問を呈すれば、「だつて、テレビでズウッと特集やつてたし。NHKとか。生誕120年とかで。それでと違ふ?」といふ答へが返つてきた。なるほど、やはりテレビか。
非国民と呼ばれて
akira28000来店。私同様サッカーに何の関心もないakira28000は、みんながワールドカップで騒いでゐる間にも、やれ歌舞伎だ、やれお茶だ、やれ神社巡りだと、そんな事に血道をあげてゐたら、ある日友人のひとりに「ワールドカップで日本を応援しないなんて、この非国民め!」と言はれ、釈然としない気持ちになつた、といふ。
改正道交法2
さて、改正道交法が適用され今月頭から駐車違反の取り締まりが厳しくなつた(見つかつたら即アウト)、それはいいが仕事中の(ごく短時間しか駐車しない)クルマにまでそれを適用するのはをかしい、といふ話を昨日書いた訳だけれど、実際はどんな感じなのだらうか。オパールに出入りしてゐる業者さんに話を聞いてみた。
改正道交法
6月1日から改正道交法が適用され、駐車違反の摘発がグンバツに厳しくなつた。なんと言つても、今までのやうな警告はなしで、見つかつたら即アウト! といふんだから、厳しい。
責任2
昨日の続き。
なんでテラリーのゼミ仲間が、「自分のやつた事の責任は自分でとるべきだ」といふテラリーの主張に反発するのか。それは多分、チョイと前に流行つた「自己責任論批判」の悪影響ぢやないか。
責任
テラリーが大学院のゼミでのディスカッションの最中に、ちやうど話題が「自立とは何か」といふものになつたので、「自立とは、自分でやつた事の責任は自分でとることです」と発言した所、他のゼミ生たちから非難の嵐を浴びたさうだ。
スヌープ、フリースタイル
やぁやぁ巻き煙草を一服、喫するのはエスプレッソよ。てな感じで、今日はオパールにゐるスヌープさんに出演して貰ひませう。どうぞ!
やぁやぁ、スヌープさん。今日はこのサイトを観てくれてゐるみなさんのために、ひとつフリースタイルでお願ひしますよ。オーケー? レディ? …ゴー!
土足は厳禁
ワリイシさん来店。ワリイシさんは非常に怒つてゐる事があるといふ。それは、しばらく前から流行つてきてゐる、町屋や古い家なんかを改造して店にするといふ商売、あれに最近は東京資本が入つてきてゐて、なんと! さういつた店では、建物に土足であがらせる!!! といふ事に対してである。うむ、私も実は噂ではきいてゐた。が、ほんまかいな? と半信半疑であつたのだ。しかし、ワリイシさんによると、本当のやうだ。
歴史とは暗記物ではない
ウメドン来店。色々と話してゐる最中に、ウメドンが源義経を知らないことが判明。驚愕する。いや、名前は知つてゐた、一応。が、どのやうな人なのか、何をした人なのか、最後はどうなつたのか、といふ事を全く知らなかつた。多分、源義経は日本で最も人気のある歴史上の人物のはずである。少なくとも、ベスト3に入るだらう。私は、源義経を知らない日本人が存在するなんて信じられない! と、叫んだのだが、ウメドンは「オレ、日本人ぢやないんです」と冗談めかして答へるのみ。うーむ。
憂國
DVDにて映画『憂國』を観る。これは三島由紀夫の小説を映画化したもので、主演・監督・脚本・演出らを全て三島がやつてゐるといふ三島ファン必見の映画である。が、三島の死後、瑤子夫人の意志によつて全てのフイルムが焼却されてしまひ、幻の映画といはれてゐたものである。私も昔から、雑誌などでこの映画のスチールなどを眺めては、「ああ! 観たかつた!!」と溜息をついてゐたものであるが、なんと! 瑤子夫人の死後、家にネガが残されてゐたのが発見されたのである。
自転車への法適用
最近は自転車関連の法の適用基準が厳しくなつたさうです。たとへば、信号無視や飲酒運転、許可されたところ以外の歩道を走る、などの現場を見つかると、捕まつて即罰金、といふ事になつたさうです。あるひは、さうなりつつある、と。いや、ホントはこれらの行為は昔から法律上はちやんと禁止されてゐたのです。が、日本といふ国は法律が無茶苦茶で、あまりに現実とそぐはない事が多いので、キチンと法適用がなされない(あへて法適用しない)、といふ傾向があつて、これらの事は事実上許されてきたのです。では、何故いまごろになつて厳しく適用する事にしたかといふと、現実が改善されて法適用ができるやうになつたから、といふ訳ではもちろんなく、一寸でも多くの金を庶民から搾り取るため。つまり小泉政権の大増税政策の一環、といふ訳なのであつた!!! ガガーン!
テレビを見て
元日は例の如く、実家に帰る。私の所とトモコの所を廻り、その間はズウッとお節料理を食べては寝る、の繰り返し。代はり映えのしない正月、といへばその通りなのだが、そもそも正月が代はり映えする必要などないのだから、これでいいのだらう。で、実家に帰ればテレビを見ることになる。私にとつて一年で唯一テレビをまとまつて見る機会だが、こちらの方も、全く代はり映えする事なく、下らないこと甚だしい。いや、テレビが下らなくて、人々を洗脳し白痴化する道具だといふのは重々分かつてゐるのだが、それでも、見るたびにそのあまりの酷さに呆れてしまふ。酷いなー、ホント。
ブッシュ来京
本日はブッシュ大統領が京都に来てゐるんですよねー。小泉と会談するらしい。ま、会談と言つても実質はブッシュから小泉への指示・命令なんでせうが、さういふ屈辱的な事を京都でやらないで欲しい。と言つてみたのはとりあへずの事で、本当はこの1週間ほど大量の警察官が街中をウロウロして鬱陶しいから止めてほしいのだ、こんな事は。
禁煙ファシズムと戦う
『禁煙ファシズムと戦う』小谷野敦編著・斎藤貴男・栗原裕一郎(ベスト新書)を読む。この本は、一貫して禁煙ファシズムと闘ひ続けてゐる小谷野敦が、“禁煙ファシズムと闘つてゐる”文章を集めて一冊としたものである。私にとつては、ほとんどがすでに目にした文章の収録となつたが、それでも加筆がなされてゐるものもあるし、なにより私は読んだものを片端から忘れていく習性を持つてゐるので、新鮮で面白く一気に読んだ。禁煙ファシズムとの闘ひが簡単に一望できるので、是非とも全ての人にオススメしたい本である。
キャンペーン始まる
ババさん来店。「先日見た筑紫哲也の番組は酷かつたですよー! フィンランドのレポート、といふ体裁をとつてゐるんですが、実は消費税値上げのキャンペーン番組なんです。フィンランドの子供たちは世界一学力が高いさうなんですよ。で、如何にフィンランドの教育機関や図書館などの公共施設が優れてゐるか、といふ事を散々言つた後、フィンランドでは消費税20%、と、番組の最後でさりげなくつけたして、“庶民はいつの時代でもどんな国でも税金が高いと文句を言ふもんだ”といふフィンランドの人のセリフを挿入、消費税値上げは悪い事ぢやない、といふ事を暗に言つてゐるんです。小泉が選挙に勝つた途端にこれかー! と、マスコミのあまりの政府の手下ぶりに呆れかへりました。」
重税国家 日本の奈落
副島隆彦の新刊『重税国家 日本の奈落』(祥伝社)を読む。これはまた、強烈に面白い本であつた。この本は、先日の9月11日に行はれた衆議院議員総選挙に合はせて緊急出版されたもののやうで、緊迫感がいつもに増して凄い。行間からビリビリとした怒りが伝はつてきて、時折それが噴出・爆発する様はホント凄く、思はず笑つてしまふ程だ。
自民党は圧勝したのではない
ババさん来店。私が、やー、自民党圧勝してしまひましたねー、と言ふと、「いや、それは必ずしも正しくはありません。確かに獲得議席数だけ見ると自民圧勝に見えますが、それが小選挙区制のマジックといふもので、得票率で見ると、自民と公明を合はせてやつと半分に過ぎないんです。つまり、自民は辛勝した、とも言へる訳です」と答へた。
911選挙
本日は衆議院議員総選挙だ。何度も言つてゐるやうに、私は選挙に行かない事に決めてゐるので、今回も当然行かなかつた。今回の選挙に関しては、各種世論調査やマスコミでの論調をきく限り、自民党の圧勝はほぼ確実だつたので、“行かない”ではなく“行つてはいけない”とまで思つてゐた。だつて投票率が上がつて、その上で自民党が圧勝すれば、小泉が「これで国民の考へがハッキリした。みんな郵政民営化に賛成なんだ!」と、勝利宣言を出すのが目にみえてゐたからね。カーッ!!! そんな事ないッつーの! 自民党に票を入れた人の大部分は、多分、郵政民営化に賛成ではない。「郵政民営化? どつちでもいいよ。よく分からない。」といふ人がほとんどだらう。しかし、人間といふものは、自分のよく分かつてゐない・興味のない事柄に対して賛成か反対かを迫られれば、賛成を選ぶものなのだ。反対を選ぶには、やはりなんか積極的な理由がないとダメなやうな気がしてね。かういふのは、統計のマジックの初歩の初歩だと思ふんだけど、そんな程度の低いことを堂々とやつて、しかも成功してしまふといふのが何ともねー!
郵政民営化問題
郵政民営化、是か非か? …なんて事が言はれてゐるけれども、そもそも郵政民営化に賛成の一般国民なんてゐるのかなァ? だつて、どう考へたつて、いま郵政を民営化しても、百害あつて一利なし、ぢやないか。…いや、一利なし、は言ひ過ぎかな。一利ぐらゐはあるかもしれない。たとへば、特定郵便局長の問題など、しがらみ利権を何個か潰せるかもしれない。しかし、それぐらゐで、後は悪いことばかりでせう。最大の問題点である“財投”(郵貯のお金を特殊法人などに突ッ込んだりする)は民営化後も残るみたいだし、公共的色彩の強い郵政事業が民営化したら、合理化によつて弱者切り捨てが行はれるのは間違ひない。まァ、都会に住んでゐて、自分は勝ち組になる! と無邪気に信じてゐる人たちにとつては、「別に弱者がどうならうと関係ないよ、弱肉強食の世界さ、負けるもんが悪い。」ッてな感じなのだらうけど、郵政事業は黒字で税金の投入などない訳だから、別に“勝ち組”のみなさんに迷惑をかけてゐる訳ぢやなし、民営化に賛成する理由にはならないと思ふのだけれど。ま、私も一応リバータリアンを目指してゐるので、基本は“自助努力”だけれど、世の中にはどうしたつて弱者・敗者は生まれる。その人たちに対する最低限のセーフティネットはやはり必要で、(3事業が一体化した)郵政は結構その理想に近いと思ふのだけれどなァ(むろん改革は必要。民営化して潰すんぢやなしに)。
ホリエモン
私はテレビを見ないので、ホリエモンといふ人がどういふ人なのか、いまひとつ分かつてゐなかつた。外資の援助を受けてフジテレビを買収しようとしたあの事件ぐらゐしか知らなかつたので、ああ、アメリカの手先なんだな、といふ程の感想しか持つてゐなかつた。まァ、アメリカ財界の駒なんだな、といふ程度。が、この度、小泉政権の意を受けて選挙に出るとの話を聞いて、アメリカ(及びその傀儡である小泉政権)の手先としてよく働くなァ、スケープゴートにされるのかな? と、一寸ばかし興味が沸き、ネット上のニュースを見てみる事にした。ホリエモンが選挙について語つてゐる記事。そして、驚いた。大いに驚いた。ひつくり返つてしまつた。こ、こ、これは……テルビスKぢやないかー!!!
靖國参拝
オイシン来店。あれ? オイシン、今日は靖國に行つてゐたんぢやないのか?
「行つてきましたよ! 朝行つて、帰りに岡本太郎記念館に寄つて、新幹線で京都までやつて来たんですよ! 岐阜はスッ飛ばして!」
ふーん。で、どうだつた靖國は?
「大盛り上がりでした! もう、コスプレ大会。軍服の人や羽織り袴の人、迷彩服に白スーツ、と、結構面白かつたです。中でテントを張つて誰かが喋つてゐるみたいで、しきりに歓声が上がつてゐましたし。あ、靖國反対派の人たちと機動隊の激突もありましたよ。いやー、凄い活気!」
恐ろしい日本の未来
副島隆彦の新著『恐ろしい日本の未来―私は税務署と闘う』を読む。またしても、素晴らしく面白い本であつた。