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Text by 小川顕太郎
2005年09月11日(Sun)

911選挙
憂国

 本日は衆議院議員総選挙だ。何度も言つてゐるやうに、私は選挙に行かない事に決めてゐるので、今回も当然行かなかつた。今回の選挙に関しては、各種世論調査やマスコミでの論調をきく限り、自民党の圧勝はほぼ確実だつたので、“行かない”ではなく“行つてはいけない”とまで思つてゐた。だつて投票率が上がつて、その上で自民党が圧勝すれば、小泉が「これで国民の考へがハッキリした。みんな郵政民営化に賛成なんだ!」と、勝利宣言を出すのが目にみえてゐたからね。カーッ!!! そんな事ないッつーの! 自民党に票を入れた人の大部分は、多分、郵政民営化に賛成ではない。「郵政民営化? どつちでもいいよ。よく分からない。」といふ人がほとんどだらう。しかし、人間といふものは、自分のよく分かつてゐない・興味のない事柄に対して賛成か反対かを迫られれば、賛成を選ぶものなのだ。反対を選ぶには、やはりなんか積極的な理由がないとダメなやうな気がしてね。かういふのは、統計のマジックの初歩の初歩だと思ふんだけど、そんな程度の低いことを堂々とやつて、しかも成功してしまふといふのが何ともねー! 

 もちろん、今回の選挙の焦点は郵政民営化ではない。そんなのは当たり前の事なのだが、それをあそこまで恥づかし気もなく前面に押し出すのは、明らかにこの統計のマジックの初歩の初歩を狙つたものだらう。こんな子供騙しの手に、お前等(ッて誰?)引ッ掛かるなよ!!! と、叫んでみても虚しい。結果は、自民の圧勝。ははは、ファシズムへの道を一歩一歩進んでゐるやうな気がする。

「ひどい! ある程度の予想はしてゐたけれど、これは酷すぎるよ!」と、来店した**さんも吐き出すやうに言ふ。

「もうボクは日本人を信用できなくなつたよ!」

 さうですね。しかし、右翼と言はれる事もある私のやうな者に言はすと、今の日本国民は大部分が日本人と呼ぶに値しないですからね。すでに普段から軽く絶望してゐます。やはり、残された数少ない日本人の間から、尊皇攘夷運動が起きるしかないですよ。草莽崛起です。

「そんな事が可能ですかねェ」

 ううん、ま、信じるしかないでせう。とにかくこれからの日本は、自民党の大大大増税政策によつてボロボロになつていきますから。社会も崩壊して、人心も荒廃して、えらい事になる可能性があります。その時に、どうするか、ですよ。筋トレでもして、備へませう。

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