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2013年01月06日(Sun)

おめでとうございます! 2012 オパール映画ベスト10【その1】 ベストテン

元店主
皆様、新年明けましておめでとうございます。さて、今年も新年早々、昨年の映画ベスト10鼎談が始まる訳ですが・・・。
ヤマネ
いやー、そんな事より早く酒飲みましょうよ!なんかその、黒光りしたいい感じのやつ!
元店主
お、そうだね。実は手元には・・・ジャジャーン!
マツヤマ
うおっと、なんでそんなもんがここにあるんだ。こんなん飲んだら鼎談出来ないようになるぞ。・・・つーことで、先にさっさと個人別ベスト10を紹介しておくか。
マツヤマの2012ベスト10
  1. メランコリア
  2. 灼熱の魂
  3. キック・オーバー
  4. 人生の特等席
  5. ワン・デイ 23年のラブストーリー
  6. おとなのけんか
  7. ドライブ
  8. ミッド・ナイト・イン・パリ
  9. ラム・ダイアリー
  10. アシュラ
ヤマネ
うわー、いきなり1位が「メランコリア」。マツヤマさん新年早々くっらーい!でも僕も一位にするかどうか最後まで迷ったんですよ。映像が衝撃的でしたね!
マツヤマ
年末の総選挙から暗いんだよ!ぜんぜん明けましておめでたくないっつうの。 だから、じゃなくて、まあ総選挙は別にしても「メランコリア」が堂々1位だ。ババーン!それじゃヤマネくんのベスト10を見てみるか。
ヤマネのベスト10
  1. レ・ミゼラブル
  2. 人生の特等席
  3. 捜査官X
  4. アルゴ
  5. 危険なメソッド
  6. 裏切りのサーカス
  7. ドライブ
  8. 愛と誠
  9. アーティスト
  10. 宇宙人ポール
マツヤマ
なんだよ、メランコリア1位じゃないどころか、ベスト10にも入れてないのか!
ヤマネ
てへ、えらいすんません。あえて言うなら0位で。・・・やっぱね、ラース・フォン・トリアー、狂ってるでしょ!こんなオープニング15分とエンディングを撮れるなんて、才能の塊。やばすぎ!ずば抜けてるのは間違いないですが、映画として観ていて全然楽しくないし、重たすぎるんですよねー。でもこんな映像美みたことがないし・・・うぐぐ、むきぃーっとなって、結局1位から外しました!
マツヤマ
俺的には、すごーく良かったよ。もちろん最初と最後もね、とくにあんなラストはハリウッド映画でも観たことないし。
元店主
私は残念ながら観られませんでした。TOHO二条で昼の上映だけとか、どんな暇な人をターゲットにしてるのかと。やっぱり凄かったんですね。悔しいな。
ヤマネ
いやあ、心と時間に余裕のある人だけをターゲットにしてるんですよ。慌てて夕方に駆け込んで一日の終わりを暗澹たる気分で過ごすのは避けてほしい。
マツヤマ
いや、むしろ心に余裕の無い人、っていうかウツの人なんかが観るのがいいと思ったね。自分の精神状態が今どこらへんにあるのか分かるんじゃないかな。ウツが重いほどハッピーエンドに向かうように作られていると思うんだけど、そう思わない、ヤマネくん?
ヤマネ
ウツの人にとってのハッピーな映画ってことですか? それは答え辛いですよ。まあ、ラース・フォン・トリアーもウツに悩まされていたようですけど。とにかく次、ケンタロウさんのベスト10。
元店主のベスト10
  1. 高地戦
  2. ポエトリー
  3. 愛と誠
  4. ミッド・ナイト・イン・パリ
  5. ディクテーター
  6. 宇宙人ポール
  7. アイアンスカイ
  8. 人生の特等席
  9. スカイフォール
  10. J・エドガー
ヤマネ
ふむふむ。3人ともがチョイスした映画が少ないようですね。では3人のランキングを元に合計して、2012オパール映画ベスト3を発表したいと思います!
マツヤマ
その前に、このクリュッグを飲もうぜ。
ヤマネ
えー!これクリュッグだったんですか!
元店主
テラリーがこの鼎談に参加出来ないからって、かわりに送ってきてくれたんだよ。さすが、セピアの鏡だな。来年はテラリーをセピアのリーダーにしようかな。
マツヤマ
いや、テラリーは何作かさぼってるからな。やっぱ一番頑張ってたのはウノピだろ。彼がリーダーだよ。リーダーを自称していた、なんとかイシンはもうだめだな。
元店主
そうですね。相変わらず何でも安請け合いする割には、自分の言った事を全然守らないし。あんだけ言葉の軽いのは、人間としてもダメです。なんとかイシンはセピアどころか人間失格。まずそこからやり直さないと。
ヤマネ
ちょっとそのなんとかイシンってなんですか? 大阪維新みたいな。
マツヤマ
あ、分かんなかった?オ・イシンだよ。「オ」をつけるとなんだか尊敬してるみたいだからイシンでいいんだけど、それはそれで橋下とか石原の顔が浮かんでムカつくからね。
元店主
どちらにせよ彼はもうすぐ中国に行きますから課題映画も観られないと思います。・・・と、では、とりあえずクリュッグを・・・かんぱーい!
全員
かんぱーい!
ヤマネ
・・・ふむ、さっぱりというか、あっさりしてますね?
マツヤマ
ん?そうか?どちらかというと、濃い感じがするが。あ、でも色が濃いからそう感じるだけか。フルーティーというか、ちょっとりんごの風味があるな。飲みやすいよ。ところでクリュッグって、やっぱり5〜6千円はするんだろ?
元店主
このクラスだと軽く2万円超えるんじゃないですか。
ヤマネ&マツヤマ
・・・・・。
マツヤマ
な、なかなか深い味だよなあ。んー、ウマい!
ヤマネ
え、そうですか? ボクにはとても爽やかに感じます。で、でも、いやーおいしいですよー。
元店主
2人とも乾杯してすぐに一気飲みしたけど、豪快ですねー。まるでビールを飲む様にクリュッグを飲むなんて・・・。 でも本当はワインはカリフォルニアがいいんだが・・・、まぁ、今はこれしかないから我慢するか。
マツヤマ
なるほど、無理やり3位に繋げるわけだな。

第三位「ミッド・ナイト・イン・パリ」

ヤマネ
しょっぱなから、がーん!これ見逃したんですよー。オパールでケンタロウさんから、面白いから観に行くよう薦められてたような気もするんですけど、ウッディ・アレンは最近あまり面白くないなと感じてたんで、優先順位が低くなってたんですね!「ブロードウェイと銃弾」ぐらいがピークだったと思ってます、個人的には。
元店主
確かにここ数年のウッディ・アレンはイマイチだという評価のものが多いけど、それでもこの作品はいいよ、という周りの人の声があったので観に行ってみたら、存外良かったという次第。
ヤマネ
ウッディ・アレンをスルーとかすると、心ある一部映画ファンから「あり得ない!」との批判を受けそうですが、まあそこまで好きなわけではないので・・・で、どんな話なんですか。映画のポスターとかちらっと横目でみた記憶によると、ロバート・レッドフォードみたいな人がポケットに手を突っ込んでゴッホの絵みたいな背景の中を歩いていたような…。オーケー、ずばりティム・バートン風のコテコテファンタジーだ!?
マツヤマ
全然違う。なんでウッディ・アレンがティム・バートン風に撮る意味があるんだよ。あのポスターは単なるイメージだから、あんなシーンはないし、写っているのはレッドフォードじゃなくてオーウェン・ウィルソンだ。1920年代のパリを舞台にしたタイムスリップもので、主演のオーウェン・ウィルソン演じる現代の西海岸の売れっ子映画脚本家が、フィアンセ一家とパリに旅行中に1920年代のパリに紛れ込んでしまって、当時のパリの著名人たちと交流を深めたりと、夢のような日々を送る、という話。
元店主
またこの後観る機会もあるだろうから、説明しづらいけど、ほら、あの時代に行って、誰某と出会ってみたいなー、といったありがちな想像を実際に体験させてくれるような映画なんだよ。幸せな気分になれる映画。ウッディ・アレンの風刺も気持ちよくきまってるし、なによりエイドリアン・ブロディーが最高!
マツヤマ
あえて言うなら「戦国自衛隊」みたいな感じかな。
ヤマネ
まったくもって、わかるような気がしてきました!なるほど、戦国自衛隊か‥、そうか。それをパリの20年代で・・・なるほど。ってなんだか、だまされてるような気がするけど・・・だまされた気分で観に言って、意外に良かったのが・・・

第二位 「愛と誠」

元店主
これは散々強制起訴で取り上げたから、あまり話すことはないかもしれないけど、私は本当にいい映画だと思います。三池監督は今年はもう一本、「悪の教典」も撮っていて、こちらも良かった。まぁ、「愛と誠」をいれたから、「悪の教典」の方はベストにはいれませんでしたが。
ヤマネ
この映画は、強制起訴されてなかったらボクはきっと観に行ってません!だから劇場で観ることが出来て感謝してます。よかったー!
マツヤマ
それが強制起訴のいいところだよね。自分では観ようと思っていない映画を頑張って観る機会となる。
ヤマネ
去年の強制起訴された中で最高かつ、唯一オパールベスト10に入った映画が、「愛と誠」だったわけですね。強制起訴された中で最悪だったのってなんですか?
元店主&マツヤマ
「月光の仮面」にきまっとるだろうが!!
ヤマネ
わーっ! そんな映画ありましたね、すっかり忘れてましたが間違いなくワースト中のワーストでした。そんなのが観れるのが強制起訴のいいところですね!
マツヤマ
まあ今まで24本も起訴してるから、1本くらいは有罪にしないとな。
ヤマネ
そういうマツヤマさんが起訴した「シェイム」もけっこうなワルでしたよ。
マツヤマ
それを言うなら「富江 アンリミテッド」もなかなかのワルだったぞ。
ヤマネ
あれは極悪でしたね。えーと起訴者は・・・
元店主
おいおい、一昨年まで遡らないでよ。ま、とにかく今年も新年早々最初の強制起訴映画を選ぶのはヤマネ君なんだから、頼んだよ。
ヤマネ
ま、まかせてくださいっ! それじゃ「ルーパー!」、いや、やっぱりもうちょっと考えさせて下さい、とりあえず先に年間ベスト!発表。

第一位 「人生の特等席」

ヤマネ
意外だなあ! 三人ともこの映画を評価したなんて。超傑作でしたね!最高でしたよボクは。パーフェクト!!
元店主
確かにこれはヤマネ君が好きなタイプの映画だろうし、逆に私はそれほど好きなタイプの映画じゃないはずだったのに、・・・めちゃくちゃ良かった。
マツヤマ
オレも凄く良かったよ、これ。でも何がどう良いのか人に説明しにくいかな。
元店主
そうですね。非常に使い古された、凡庸といってもいいようなストーリー、イーストウッドが主演していなければここまで感動することもなかったかもしれない。でも映像も良かったし、音楽もいいし、素晴らしいセンスを感じました、全体的に。
マツヤマ
ストーリーなんか、簡単に読めてしまうもんね。後半で家の外からキャッチボールの音がビシッ、ビシッと聞こえてくるので、その様子を外に観に行くと、ピーナッツ売りが!やっぱりそうだろうと思ったよ。
ヤマネ
えええ!?ボク、あれがピーナッツ売りのにいちゃんだと気づくのに少し時間がかかりました。もう、その前からワンシーンごとに感動しまくっていたので、伏線とかのことを考えながら観てられなかったんです。
マツヤマ
ピーナッツ売りは伏線っていえるレベルじゃないだろう。最初にピーナッツ投げつけた時点で、バシっとキマってたから、こいつはただ者じゃないって思わないか? 気持ちいいくらいに紋切り型だったよな。
元店主
確かに。べた過ぎるところがなぜか安心感や心地よさを生んでる様な気がします。私は野球にあまり興味がないけど、それでも野球を題材にしてるってところも雰囲気を良くしている一因なんだろうね。
ヤマネ
多くの日本人としては、アメフトとかアイスホッケーが題材では琴線に触れにくいわけだし、野球が最もアメリカと共感出来るスポーツででしょう。それに、あの広いアメリカの地方というか、田舎を転々と移動して少年野球を観戦していく様子を描かれると、なんだかツーンとなりません?  懐かしい世界観だなあと。子供の頃にマーク・トウェインとかライマン・フランク・ボームとか一生懸命読んでたのが、ここで効いてきたのかと。アメリカ人と同じような感覚で感動しているとしたら自分が恐ろしいっす…‥。
元店主
でも、この映画アメリカでは全然ヒットしなかったんでしょ。もう時代遅れなのかな。「マネー・ボール」は大ヒットしたんだから対照的だね。ちなみに、野球のことがよくわかってると、より楽しめたり理解出来たりするシーンとかってなにかあった?
ヤマネ
少しずれるかもしれませんが、イーストウッドが娘にボールを投げて、娘がそれをホームランする場面です! 普通、父と息子が野球をするとしたら、キャッチボールするんですね。現実的にいって、二人の時に一人がピッチャー、もう一人がバッターなんてやらないわけです。暴投しても終わり、空振りしても終わり、打っても終わり。だから普通、野球する二人がいれば、することはキャッチボール。「フィールド・オブ・ドリームス」なんかでもそう。あー、ちなみにボクは「フィールド‥」はそれほど好きではなくて、ロバート・レッドフォード主演の「ナチュラル」がベスト野球映画ですけどね。うーん。やっぱり、ロバート・レッドフォードってオーウェン・ウィルソンに似てませんか。マツヤマさん
マツヤマ
確かにロバート・レッドフォードの若い頃の顔を見れば、そう思えないことはないけど、それよりも彼は胡散臭い偽善的リベラルって感じで、今でいうとジョージ・クルーニーがそうだよな。彼らみたいなタイプはみんなクリント・イーストウッドの映画では悪役だよ。ってかなり話がずれたから元にもどしてよ。
ヤマネ
はいはい、そんな中、父のことをわかっている娘はバッターになるという。父と娘でないと、違和感ありありのシーンです。父がど真ん中の直球を投げてきた人間であることへの娘からの信頼、そして、社会的にも軽く自分を超えていってくれることを夢見ていた父の娘への期待。娘は必ず打ち返して引導を渡してくれるだろうと直球を投げ、そしてホームランが父の頭を超えていく。・・・もうね、あの一連のシーンで、なんという素晴らしい娘がいるんだ、エイミー・アダムスちゃん(泣)。うちの娘もあんなふうになったら感動で泣く、そうでなくても泣く。と映画館で一人震えておりました。
元店主
思い入れはよくわかった(笑)。俳優陣もみんな良かったね、エイミー・アダムスもだし、イーストウッドの嗄れた声、刻まれた皺、動きを見ているだけで気分が良くなる。ジャスティン・ティンバーレイクも軽妙でいい味だしてたし。
マツヤマ
ジャスティン良かったね。「TIME」のときは主役にしては薄かったからなあ。映画も薄かったけど。
ヤマネ
「TIME」は確かにつまらなかったですね、何もかもが中途半端で。もっと面白い近未来SFが観たかったな‥。やはり今年最初の起訴は「ルーパー」かな。
マツヤマ
もう「ルーパー」でいいだろ!
ヤマネ
ス、スミマセン、もうちょっと時間をください。

» その2へ続く

Comments

投稿者 ウメドン・ゴダール : 2013年01月12日 13:17

こんにちは。今年もよろしくおねがいします。
セピアの人たちがまだのようですが
簡単に報告させていただきます。
去年、映画館で映画を観た本数は107本でした。
そのうち100本は京都みなみ会館さんで観ました。
つまり、京都みなみ会館さんのベスト10みたいになってしまいます。
旧作も入れると選びきれないので、もちろん新作のみとさせていただきました。
新作と言っても公開年数と少しタイムラグがあったりしますが、お許しを。
ということで、大きな映画館で上映されている新作は、ほとんど挙がっていません。

1位 預言者(ジャック・オーディアール監督)
2位 ひかりのおと(山崎樹一郎監督)
3位 ゴモラ(マッテオ・ガローネ監督)
4位 ホーボー・ウィズ・ショットガン(ジェイソン・アイズナー監督)
5位 へばの(木村文洋監督)
6位 NINIFUNI(真利子哲也監督)
7位 堀川中立売(柴田剛監督)
8位 高地戦(チャン・フン監督)
9位 ミツコ感覚(山内ケンジ監督))
10位 SR3サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者(入江悠監督)

ワースト この空の花 長岡花火物語(大林宣彦監督)

旧作をたくさん観ましたので、新作は実はあんまり観ていません。
あんまり観ていないのですが、その中で日本映画は結構観ました。
思い入れがあるのは、2位の「ひかりのおと」です。
ロケ地の岡山の方で撮られた映画だそうで、酪農を継ぐために東京から戻ってきた青年のお話。
みなみ会館で思わず泣いてしまいました。自分とダブるところはないんだけども、めっちゃ共感。
実家を継ぐしかなくなってしまって、自分の夢とか全部押し殺して酪農をする。
めっちゃしんどい。でも酪農も悪くない。ええなあって。だんだん心変わりしていく。
最後の初日の出をみんなが見に行くラストシーンはずっと今でも忘れられない。もう1度観たい!
1位3位がマフィアものの映画です。
ワーストの「この空の花」は賛否両論いろいろあるみたいですが
自分は大嫌い。もうこんな疲れる映画は観たくありません。
なにがあふれんばかりのエネルギーがこの映画から発散される・・・ですか!

投稿者 uno : 2013年01月19日 01:20

こんばんは。
セピア課外活動報告書の作成が忙しくて。。。
遅ればせながら私も昨年度の映画ベスト5をば。

1位 人生の特等席
この作品に関しては近いうちに何らかの形でお話する機会があると思うので、ここでは割愛。
2位 スカイフォール
今回のボンド(ダニエル・クレイグ)はほんまにシブい。シェットランド・セーターの上にオイルド・ジャケットを着て、猟銃を華麗に扱う。ああ最高や!ええ大胸筋してるしね。
それに何といっても、トモコ・スカイフォール氏の言う、やんちゃな甘えた王ことシルヴァがアニマルズのブーン・ブーンをバックにヘリで登場するからタマラナイ。シビレタ!
3位 レ・ミゼラブル
昨年度最大の衝撃!俺が泣いた!!!詳細は後述。
4位 ミッドナイト・イン・パリ
アドリアーナ役のマリオン・コティヤールに一目惚れ。
5位 ロック・オブ・エイジス
思春期にLAメタルを通らなかったヤツなんているのか?な後追い世代の俺ですが、必要以上の甘酸っぱさがこみ上げてくる名曲を堪能出来る懐メロ映画。ほんまダサい!

で、個人的問題作の「レ・ミゼラブル」に関して。
自分は、映画を見て泣くことが滅多に無い。昨年だと「ディア・ハンター」で泣いたぐらい。
が、「レ・ミゼラブル」は「ディア・ハンター」の軽く100倍は泣いた。もう嗚咽。
エンドロールの音楽が流れるだけで再び嗚咽。。。
これは何かがおかしい。
映画を見ている時から、薄々と感じていた何かしらのケミカル感。
悲しくないのに泣いている。感情よりも涙腺に直撃してくる。
この感じ、味の素に似ている。。。(分からないですかね?)
旨味の固まりではあるが、果たしてそれは本当に美味いのか?否、そうではない。
「レ・ミゼラブル」の音楽はよく出来ている。本当にそう思う。
但し、人を泣かせる為に作られているような気がして。
音楽の純粋性がそこに感じられない。
そんなことを見終わった後、ずっと感じ続けている。
もう一度見てもまた泣くと思う。間違いなく嗚咽する。
捻くれてるのかな。
この件はオパールでじっくり話がしたい。

では!

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