2007年映画ベスト10(ロマン座マツヤマ) [ベストテン, 識者の映画ベストテン]
1位『パンズ・ラビリンス』
この映画をちゃんと観てください。本当に残酷なのはそこではありません。こっちの方です。
2位『サンジャックへの道』
今の世の中はこの映画とは逆の方向へ進んでおります。とにかく歩き続けることが大切です。歩き続ければ脳内麻薬が分泌されて非常に気持ちよくなることがあります。全員で一斉に葉っぱ吸えば、すぐに平和になるかもしれません。
3位『ラッキーナンバー7』
イギリスからやってきたヘブライ語の名を持つ主人公が、古代バビロニアのごとく「目には目を歯には歯を」の戦いを続けている本来ハンムラビ法典を批判しなければならないはずのアメリカのユダヤ人とキリスト教徒に厳罰を与え、中国人を安全にイギリスへ連れ出す、というお話です。
4位『あるいは裏切りという名の犬』
これは女性に対する偏見かもしれませんが、男どうしが持つ家族以上の固い絆の物語に背筋がゾクゾクしたところで、はたして自分はこれでも男なのか、犬なのか? という疑問を持ち上がりました。
5位『リトル・ミス・サンシャイン』
電車に乗ると、わざと大声地声で会話する女子高生(中学生?)に出くわすことがあります。日本でもワゴン車で移動するような家族が増えてますが、公共の乗物で子供を躾けることをお勧めします。
6位『ザ・シューター』
「相変わらずニュースは嘘ばっかり流してやがる…」でも、民主党による911テロへの疑惑がNHKで生中継されました。以後、テレビのニュース、新聞では一切取上げられることはありませんでした。
7位『ブラッド・ダイアモンド』
価値観とは自分の中にあるものです。子供の頃、波打ち際で拾ったきれいな色やかたちの石ころや、波と砂で研磨され半透明な石のように見えたガラス片を拾い集めた経験があります。私の子供がもしそのような物を持ち帰ったら「これいいね、きれいだね」って言ってあげたいと思うのです。
8位『13/ザメッティ』
人間がゲームの駒として使われます。小さな世界で戦争が戦争が描かれています。たとえ勝っても、戦った兵士の心は死んでしまいました。
9位『ラスト・キング・オブ・スコットランド』
「アフリカの現状を見てどう思われますか?」とライス国務長官に聞いてみたい。それよりも主演のフォレスト・ウィッテカーがいつ見てもやっぱり笑福亭鶴瓶に似てるなぁ。
10位『それでも僕はやってない』
やっぱり植草一秀さんはやってなかったのかも? 、と思っていいろいろ調べて私は遥か古代イスラエルへの切符を手にしてしまったわけです。いや、そうではなくて「マスコミは嘘ばかり」ということに今さら本気で目覚めた映画です。
2008年暫定1位
- 『28週後…』
前作「28日後…」では、なんだか「えっハッピーエンド? 幸福の黄色いハンカチ?」だったのですが、今回はちゃんと完結、ゾンビマニアの心を満たすラストになっております。続編作るな!
Comments
投稿者 baba : 2008年02月11日 08:56
『28週後…』、めちゃめちゃ面白かったですね!
(遅くなってスイマセン…)
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