「きかんしゃトーマス ミスティアイランド レスキュー大作戦! 」 []
Text by Matsuyama
トーマスと仲間たちが暮すソドー島にレスキューセンターを作るため、わざわざ日本からジョビの木を送ってもらったが、イジワルなディーゼルが仕事を横取りしようとして誤ってジョビの木を海へ落としてしまった。いっしょに海に落ちそうになったディーゼルを助けたトーマスはご褒美にイカダに乗ってメインランドに行かせてもらうことになった。しかしイカダと船を繋ぐ鎖が切れてしまい、トーマスは海を漂流し、霧に包まれた謎の島「ミスティアイランド」に漂着した。
- 息子
- ジョビの木ってホンマに日本にあるの?
- 筆者
- ん〜、わかんない。架空の木でしょ。見た目では杉かな?でも赤っぽかったから唐松(カラマツ)か檜(ヒノキ)のことかもね。
- 息子
- そんで誰が漂流したん?トーマス?機関士さん?
- 筆者
- あっ、えーっと、あの、そのぉ、ど、どっちもだよ、どっちも。でもややこしいよな。トーマスがディーゼルを助けたとき、ほんの一瞬だけ機関士さんがトーマスから降りてきて、ディーゼルと連結させたシーンがあったからな。古いシリーズは機関士さんや車掌さんが出てきていろいろ世話してくれるんだけど、今回のはあの一瞬だけだったからね。
- 息子
- なんだか見たらアカンもんを見てしもうたって感じやったな。
- 筆者
- まぁ、これは「きかんしゃトーマス」永遠のテーマだ。
- 息子
- むずかしいことはもうエエけど、ミスティアイランドってジョビの木がいっぱい生えてるし、あそこで働いてる双子の機関車ダッシュとバッシュは黄色いから日本のことなん?
- 筆者
- マ、マサユキ、そのことの方がむずかしいぞ! ミスティアイランドは小さな島だし、ここの住民(機関車)が黄色いのはただの偶然だろ。
日本人疑惑のダッシュ(左)とバッシュ(右)は石炭じゃなくて、オイルと薪(まき)のハイブリッド機関車。
- 息子
- でも、突然島に現れて「ボクは誰よりもいちばん仕事ができる機関車だから、ボクの言う通りにやれば間違いない」なんてトーマスって傲慢なヤツやなぁ。
- 筆者
- そう、確かにそこがこの映画のテーマなんだけど、トーマスはそんなに傲慢な機関車じゃないんだよ。白人がとつぜん日本に対して「やり方を変えろ!」って、まるでアメリカが日本にも「TPPに参加しろ!」って言うみたいな、そんな傲慢じゃないんだ。
- 息子
- でもミスティアイランドでオイルは貴重やのに、オイルを無駄に使わせてダッシュたちを動けなくしたんはトーマスやんか!
- 筆者
- うん確かにそうなんだけど、自分の間違っていたことを認めて、ちゃんと反省するのがトーマスのいいところなんだよ。 で、反省しないでやりたい放題やって自分の国に帰っちゃったのが、ジャック・ブラックがやってた「ガリバー旅行記」なんだ。
- 息子
- でもイヤや!
- 筆者
- 何がだよ?
- 息子
- 前作からCGアニメになったのがイヤや。
- 筆者
- やっぱりそうかマサユキ! お父さんもだよ。お父さんもCGアニメの「きかんしゃトーマス」が大キラいだ。
- 二人
- 大ッキラいや(だ)ぞ〜!
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