2009年 映画鼎談 その3 [ベストテン]
- オガケン
- そういうわけで、話は尽きませんが…
- マツヤマ
- チョ、チョット、ナニナニ、なに締めようとしてんの?
- ヤマネ
- そうですよ、やっと声が出てきたっていうのに。チャンモー! ゴ、ゴホゴホッ。
- オガケン
- ヤマネくんもやばそうやん。いやー、私もホントしんどくてねぇ…、2009年は映画も10本しか観てないし…
- マツヤマ
- 退屈?
- オガケン
- イヤイヤ!まさか…
- ヤマネ
- それじゃあ続行! ゲホッ。 僕からいきますが、ちょっと触れて欲しかったやつ。
「エグザイル/絆」
- オガケン
- それってアレちゃう?・・・ええと、ほら、K-CI&JOJOのクローンの・・・、そう!“ケミストリー”とそのバックダンサー!
- マツヤマ
- あ、そうそう。ダンサーがついたときのユニット名が「エグザイル」なんだよな、確か。
- ヤマネ
- 違います!!!映画ですよ映画。ジョニー・トー監督ですよ!ちなみに「ケミストリー」と「エグザイル」はまったくの別モノです。パッと見にも、音楽的にも似ているけど…困るなぁオッサンは。プンプン。
- オガケン
- おお、ジョニー・トー!「マッスルモンク」とか「ザ・ミッション/非情の掟」の監督だな。それは観たかった。・・・で、どうだったの?
- ヤマネ
- バチグンに面白かったです。ボスよりも昔のダチを優先してしまう、情にもろい男たちによる、なんだかへんちくりんなアクションの連続だったけど、演出がウマいなぁって思いましたよ。ぜんぜん世界レベル。日本映画がそこに達するのまず無理ですね。あとは去年の鼎談でも話に上ったジェイソン・ステイサム!2009年は「バンク・ジョブ」が映画としてはなかなか良かったけど、ジェイソン・ステイサムじゃなくてもよかったかな?なんて思いました。
- マツヤマ
- 「バンク・ジョブ」は観なかったけど、ジェイソン・ステイサムやっぱりB級路線って感じがするなぁ。
- ヤマネ
- マツヤマさん「アドレナリン」観てるからですよ。僕は観てないからジェイソン・ステイサムはグッド・ジョブ!
- マツヤマ
- じゃぁオレもひとつ。
「コッポラの胡蝶の夢」
- オガケン
- これもあるのは知ってたんですが、いつどこでやってました?
- マツヤマ
- これね、梅田のガーデンシネマで2週間だけ。しかも午前中に1回だけだよ。あと関西ではやってないと思うけど…コッポラがだよ!
- ヤマネ
- 駄作だったからじゃなくて?もしくは娘がイタすぎるとか、甥の顔が濃すぎるとか?
- オガケン
- ニコラスはイイでしょ。でもこの作品は気になってました。コッポラの自主制作なんですよね?
- マツヤマ
- すごく良かったよ。一流というよりは極上って言葉がピッタリかな。わかりやすく言うと、「裏ベンジャミン・バトン」。表ベンジャミンでは「平凡な人生なんてひとつもないんだよな」って思ったけど、裏ベンジャミンでは人生というよりは人生観。オレにはオレの人生観があるって思ったんだよ。観終わって大きな感動があるわけでもなく、頭が混乱するわけでもないけど「あぁなんだかすごく良かった」って心の底から思える感じ。オレにとっては、これと「レイチェルの結婚」が、2009年のマイベストかな。
- ヤマネ
- マツヤマさんのベストは「グッド・バッド・ウィアード」でしょうが!
- オガケン
- 「レイチェルの結婚」に関しては、実はDVDで観たんで数には入れなかったんですが、なかなか良かったです。映画館で観たら、ベスト10に入ったかも。・・・つーか、ロビン・ヒッチコックが出てたのが衝撃。「メリーに首ったけ」でジョナサン・リッチマンが出てきた時以来の衝撃でした。
2010年 期待の映画など
- ヤマネ
- ケンタロウさんも、何かひとつあげて下さいよ。
- オガケン
- いや、私は2009年10本しか観てないし、もうあまり語りたい事もない・・・と、いう事で、今年、2010年に期待してる映画について語りましょう!
- ヤマネ
- ムムム、早く終わらせようとしてるな。
- オガケン
- いやいや・・・えー、コホン。まー、私から行きますと、やはり!イーストウッドの新作「インヴィクタス」かな・・・・・・って、こればっかり。イーストウッド、映画作り過ぎじゃないか。
- ヤマネ
- やー、あれはスゴそうですねー。95年に自国で開催したラグビーのワールドカップを題材にしているみたいですが、なんだかFIFAのワールドカップ南ア大会にタイミングを合わせてような気がしますね。いろんな意味で台風の目になりそうです。楽しみだなあ、南ア大会。日本代表はね、全然期待してもいいと思うんですよ。もちろんベスト4なんかの力はないと思いますけど、やる前から悲観的な予想ばかりして、後に受けそうなショックを出来るだけ避けようとする言論が多いのにはうんざり。何かに期待したりして楽しむことは気持ちいいでしょ。頑張れ岡ちゃん。
- オガケン
- 違う話になっとるやん。
- マツヤマ
- オレは「Dr. パルナサスの鏡」が早く観たいね。あれ画的には3Dみたいだけどどうなんだろ?
- ヤマネ
- あれは違うみたいですよ。でも映像が独特ですね。最近あまり面白いと思わないテリー・ギリアム。・・・の作品、ってのが不安ですが。
- オガケン
- そういえば「アバター」や「カールじいさんの空飛ぶ家」なんかが3Dだったけど、2010年はかなり3D作品が多くなるらしいですね。ティム・バートンの新作も、3Dらしいし。・・・聞くところによると、業界は全ての映画、及びテレビの3D化を目論んでいるらしいですよ。将来的に。
- マツヤマ
- へえ。それ、誰にきいたの?
- オガケン
- 某**ピョンからなんですけど、彼もその手の業界の端くれに居ますからねぇ。で、業界は3D化大作戦のために、ジェームズ・キャメロンに白羽の矢を立てたらしいんです。何と言っても、あの「タイタニック」の監督ですから。
- マツヤマ
- え?「ターミネーター」の監督でしょ。
- ヤマネ
- 「エイリアン2」ですよ!
- オガケン
- いや、世間的には、やはり「タイタニック」なんでしょう。仕方ないです。んで、キャメロンは最初は断ったんだけど、最終的には折れて、作ったそうですよ、「アバター」。だから、あの映画は3Dプロパガンダの映画なんです。
- マツヤマ
- そうだったのか!なるほど、なんか、宣伝の仕方とかが尋常じゃないと思ってたんだ。
- オガケン
- そうなんです。だから、「アバター」の成否に業界の未来がかかっている!と、すでに昨年の夏頃から、業界では騒然としていたそうです。
- ヤマネ
- イヤやなぁそれ。映画ファンはそんなもん求めてないっちゅうのにー!それだったら「THIS IS IT」を3D化してもう一回やって欲しい、フーッ! だって、3Dといえば、マイケルでしょ?イーオー、イーオー!・・・と思ってたら、なんか本当に3D化の話があるみたいですね。
- ダツヤマ
- とりあえずはもっと映画観ようよ。3Dの映画は敢て2Dで観てさ。オレだって45本ってぜんぜん多くないんだから。なぁデンタロウさんにダマネくん。
- ダマネ
- それを言われると耳が痛いですよダツヤマさん。
- デンタロウ
- 私たち3人まで3D化してどうするんですか!
- ヤマネ
- それじゃぁカフェオパールを3D化しますか?
- オガケン
- オパールは実在するから3Dであたりまえやろ!
- マツヤマ
- じゃぁオパールを2Dにしようか?
- オガケン
- 勝手に平面にしないでくださいよ。それよりもみなさん。映画の帰りには是非…
- ヤマネ
- スタバで…
- オガケン
- ワーッ、もう! オパールだよオパール。
- ヤマネ&マツヤマ
- 私たちがお待ちしてま〜す!
- オガケン
- 熱上がったわ…
おわり
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