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フクイさんのベストテン

　一昨年は7本という、こんなんでレビュー書く資格があんのか！　とお叱りの声が聞こえてきそうな粗末な鑑賞本数でしたが、またベストテン選出の依頼があったら困っちゃうなー、がんばって（がんばって見るという姿勢自体がどうかとも思いますが）見よー、多くは望まない。せめて話題作だけはちゃんと見ておこう！　と年頭に誓いました。その結果。

　前回は［流行語大賞〜超キモチイイ〜］にちなんだコメントでしたので、それにならって今年の大賞を調べてみると…［小泉劇場］…‥どないコメントせえっちゅーねん！　『パッチギ！』かますぞー！　おもろうてやがて悲しき…関西人のみが根底に持つ松竹新喜劇的世界感が見えた気がしました。しかもものすごい角度から。

　『カンフー・ハッスル』は［想定外］のおもしろさ。「おもしろさ」としか書けない語彙の少なさにはクリビツギョーテンですが、それは自分の中では実は「想定内」。

　［クールビズ］。早くもつらくなってきましたね。もうやめたい。生まれてくるんじゃなかった。何のために生きるのだ？　何のため戦うのだ？　正義って何？　悪って何？　…‥ようやくつながりました。『バットマン ビギンズ』。ケン・ワタナーベの扱いの軽さというかひどさには椅子から転げ落ちてしまいました。

　次々と襲い来る宇宙からの［刺客］、『宇宙戦争』。見終わった直後のボクの感想「ひえ〜〜っ！　こえ〜〜っ！」（この「ひえ〜〜っ」は恐怖の悲鳴ですが、「冷え〜〜っ」ということで、ちょっとさかのぼって［クールビズ］にもかかっています。）

　［ちょいもてオヤジ］とは正反対のベクトルを持つ男、クリント・イーストウッド。『ミリオンダラー・ベイビー』。タイトルだけでご飯3杯はいけますね。

　［富裕層］だらけのキャステイングが話題騒然、『オーシャンズ12』。内容としては『オーシャンズ3、4人』じゃないでしょうか？

　［ブログ］に手を出してしまったのはいいものの結局仕事が増えただけ。今年はもちっと遊ぶ時間をつくりたいなーと思っている次第であります。どこか南の『アイランド』でも行ってのんびりしたいなー。

　だんだんと「あいうえお作文」のようになってきました。もうちょっとで終りますのでご安心を。

　テレビの話に急に飛びますが、今年は西遊記が月九ドラマで復活ということで、ボクなんかの世代にはマチャアキの印象が強いですね。ゴダイゴのテーマ曲なんでしたっけ？　そうそう［ボビーマジック］。

　あと1コ。最も［萌え〜］た映画としてこれをあげないわけにはいかないでしょう。『チャーリーとチョコレート工場』。見てる間中［萌え〜］まくりでした。

　昨年後半、これ以上はないだろうという忙しさに見舞われ、正直、映画どころじゃなくなりまして見逃した映画も多々あります。『ブラザーズ・グリム』『TAKESHIS'』などなど。そして『ファンタスティック・［フォーー！］』。

　順位は以下です。

1. 『チャーリーとチョコレート工場』
2. 『カンフー・ハッスル』
3. 『ミリオンダラー・ベイビー』
4. 『パッチギ！』
5. 『宇宙戦争』
6. 『バットマン ビギンズ』
7. 『オーシャンズ12』
8. 『アイランド』

文中に散りばめられた流行語

• 小泉劇場
• 想定外（内）
• クールビズ
• 刺客
• ちょいもてオヤジ
• 富裕層
• ブログ
• ボビーマジック
• 萌え〜
• フォーー！

　がんばりましたよ！　8本！　このペースでいけば再来年にはきっと「ベストテン」を選出できるのではないか？　と。再来年の今月今夜をお楽しみに。