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レヴュー
 Movie Review 2005年1月3日(Sun.)

台北在住/ミオさん 2004年映画ベストテン

ベストテン

  1. 『ドッグヴィル』
  2. 『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
  3. 『10ミニッツオールダー イデアの森』
  4. 『みなさん、さようなら』
  5. 『ミスティック・リバー』
  6. 『華氏911』
  7. 『花とアリス』
  8. 『2046』
  9. 『ビッグ・フィッシュ』
  10. 『デイ・アフター・トゥモロー』

 京都を離れている私には、参加資格は殆どないのでは、と思いながら、レビューのページをチェックしてみたのですが、やっぱりみたことのある映画が10数本しかありませんでした。台北の映画環境があんまり良くないのと、今年は忙しくてあんまり映画を見に行けなかったからですね。

 というわけで、基本的にはその限られたなかで並べ替えています。あんまり有効じゃないなと思われた場合には、どうぞ全体に点数を下げてください。

1位『ドッグヴィル』

 文句無しに素晴らしかった。見終わって興奮しました。

2位『ロードオブザリング 王の帰還』

 15年以上の原作ファンとしては、サムをもっと上手に描け! とか、いろいろ注文を付けたいところもありましたが、でもなんだかんだいって素晴らしい出来だと思いました。

3位『10ミニッツオールダー イデアの森』

 粒ぞろいでしたよね。エリセ・ファンなのであの10分間は至福でした。最後のチェン・カイコーも良かった。北京本当にあんな感じですしね...

4位『みなさん、さようなら』

 (これは入ってませんでしたが、いつ公開でしたか?)結構後に残る映画でした。麻薬中毒の女の子が良かった。

5位『ミスティック・リバー』

 マッチョな男を上手に守ってこそ女という最後の感じが面白かったです。

6位『華氏911』

 大統領選の前の週に、気持ちが盛り上がって見に行ったら、台北のワーナー天母では、平日夜の最後の回、私たちを含めて4人しか客が入ってませんでした。ちょっとポール・バーホーベンの「スターシップ・トゥルーパーズ」を思い出しました。

7位『花とアリス』

 岩井俊二はやっぱり“若い感じ”を出すのがうまいなあと感心しました。

8位『2046』

 木村拓哉のシーン全部削っても成り立つな、と思いながら見ました。北京語と日本語と広東語、フェイ・ウォン以外、それぞれが自分の言語で通してるのが面白かったです。実際はあんなふうにお互い別の言語を喋って通じるということは少ないと思うんですが...

9位『ビッグフィッシュ』

 マルケスとかああいうラテン系不条理小説を思い出しました。

10位『デイ・アフター・トゥモロー』

 ウォーターワールドと同じく、この映画、相当しつこくどこまでも追って来る(飛行機に乗ればやってるし、町中でモニターを見上げればやっている)ので、結局3回も見てしまいました。アメリカ人がメキシコに違法入国しているシーンが面白かったので、10位に。

ワースト2

1位『LOVERS(十面埋伏)

 (レビューに入ってませんでしたが、やってましたか?)タダチケットで見たのですが、時間を返せ! と怒ってしまいました。アメリカでは結構評判よかったらしいですが...

2位『ロスト・イン・トランスレーション』

 こういう映画を野放しにして、結構気に入ったりしてしまう日本人がいるから、今のこういう状況があるんだなと思いました。まったく。

ミオ
Original: 2004-Dec-18;

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