Movie Review 2003・2月14日(FRI.)
JAM FILMS
公式サイト: http://www.jam-films.com/
当節日本を代表する若手映画監督 7 人の短編集でございます。一つのテーマで競作したオムニバスではなく、それぞれ縁もゆかりもない 7 本の短編をいっぺんに見せられてワクワクって感じ? ホントに 7 本の短編を集めただけで、ひとつ終わるたびにダラダラとエンドタイトルを見ることができるのも、ただ寄せ集めただけの短編集ならでは、でございますね。普段、エンドタイトルが始まると即座に席を立つことが多い私としては、1 本終わるごとにうっかり劇場を出てしまいそうになったり。
とはいえ、参加しているのは、北村龍平、篠原哲夫、飯田譲治、望月六郎、堤幸彦、行定勲、岩井俊二(上映順)ら当節日本を代表する若手映画監督 7 人で、日本を代表する若手映画監督 7 人の力比べみたいなところが面白いのかも知れませんね。各短編はほぼ、なんだかよくわからない→面白い、という並べ方がされており、というか、最後の『ARITA』、岩井俊二の圧倒的な巧さが際だつ結果となって、こうして並べてしまうのも酷な話ですね。というか、なんか、どこかの大学、映画研究会の上映会に迷い込んで、最後にプロの仕事を見てホッとひと息、って感じ? 堤幸彦の『HIJUKI』も手慣れた仕事でこっそり笑っちゃいました。
とりあえず後半の 4 作品がオススメです。
☆(☆= 20 点・★= 5 点)
(BABA)