Movie Review 2000・1月1日(SAT.)
輝け! 1999年オパール
映画ベストテン!
- 管理人
- あけましておめでとうございます! 本日はカフェ・オパールの常連で、サッカー・ファン代表ヤマネさんと映画不リークかつ現役サラリーマン代表 BABA さん、そして店主ことオガケンさんに、1999 年オパール選出、映画ベストテンを選出していただこうとお正月にも関わらず一同に会していただきました。では、お三方のベストテンをまず発表していただきましょう。一応京都初公開の新作に限っておりますので、パゾリーニとか『ワイルド・パーティ』なんかは除かれています。
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BABA 選出ベストテン
- 『バッファロー '66』(ヴィンセント・ギャロ監督)
- 『ファイト・クラブ』(デヴィッド・フィンチャー監督)
- 『がんばっていきまっしょい』(磯村一路監督)
- 『マトリックス』(ラリー & アンディ・ウォシャウスキー監督)
- 『運動靴と赤い金魚』(マジッド・マジディ監督)
- 『マイ・ネーム・イズ・ジョー』(ケン・ローチ監督)
- 『ターザン』(クリス・バック、ケヴィン・リマ監督)
- 『おもちゃ』(深作欣次監督)
- 『アイズ・ワイド・シャット』(スタンリー・キューブリック監督)
- 『Who Am I?』(ジャッキー・チェン監督)
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ヤマネ選出ベストテン
- 『がんばっていきまっしょい』(磯村一路監督)
- 『マトリックス』(ウォシャウスキー兄弟監督)
- 『タイムトラベラー 過去から来た恋人』
- 『オースティン・パワーズ・デラックス』(M ・ジェイ・ローチ監督)
- 『母の眠り』(カール・フランクリン監督)
- 『黒猫・白猫』(エミール・クストリッツァ監督)
- 『菊次郎の夏』(北野武監督)
- 『ガメラ 3 邪神〈イリス〉覚醒』(金子修介監督)
- 『おもちゃ』(深作欣二監督)
- 『Who Am I?』(ジャッキー・チェン監督)
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オガケン選出ベストテン
- 『オースティン・パワーズ・デラックス』(M・ジェイ・ローチ監督)
- 『バッファロー '66』(ヴィンセント・ギャロ監督)
- 『菊次郎の夏』(北野武監督)
- 『おもちゃ』(深作欣次監督)
- 『マイ・ネーム・イズ・ジョー』(ケン・ローチ監督)
- 『共犯者』(きうちかずひろ監督)
- 『マトリックス』(ウォシャウスキー兄弟監督)
- 『54』(マーク・クリストファー監督)
- 『ファイト・クラブ』(デヴィッド・フィンチャー監督)
- 『アイズ・ワイド・シャット』(スタンリー・キューブリック監督)
- 管理人
- なるほど…。オガケンさんは昨年何本くらい見たんですか?
- オガケン
- 新作は 15 〜 16 本くらいです。
- BABA
- うーむ。その本数で、この粒揃いの 10 本はスゴイな。ハズレがほとんどなかったと言える。
- ヤマネ
- …というか、ボクと BABA さんがオパールで騒いだ映画を見に行ったってことでしょ?
- オガケン
- ほとんどそうですね。
- 管理人
- BABA さんとヤマネさんは昨年どれくらい見られたのですか?
- BABA
- だいたい新作だと 100 本くらいかなあ? 数えてないからわからない。
- ヤマネ
- ボクもだいたいソレくらいですね。
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『共犯者』
- 管理人
- オガケンさんは 6 位に『共犯者』が入っているのがシブいですね。『ビー・バップ・ハイスクール』のマンガ家きうちかずひろの監督作品です。
- オガケン
- アレは可能涼介(店主の悪友)に「おい、これ見ようぜ」とか言われて無理矢理見たんですが、かなりおもしろかったです。小泉今日子が自分で運命を切り開こうと立ち上がるところなど、映画の中の新しい女性像だと思いました。内田裕也のギリヤーク兄弟も謎でおもしろかった。(客に呼ばれて退席)
- BABA
- うん。キョンキョンはいいですからね。もっと映画に出て欲しいです。『共犯者』の前作の『カルロス』ってのもおもしろかった。きうちかずひろってなかなかやるヤツなんだ。石井隆にしても、マンガ家の人っておもしろい映画を撮るね。ってなんかエラそうだな、オレ。(プカーッとタバコをふかす)
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『がんばっていきまっしょい』
- 管理人
- ヤマネさんはやっぱり『がんばっていきまっしょい』ですか。
- ヤマネ
- もう最高ですよ! DVD も買いましたからね。もう 200 回以上見てます。セリフも全部憶えちゃいました。
- BABA
- アレは素晴らしかった。最後のレースでメチャクチャがんばって、みんな泣くとこなんか、ボクはいわゆる体育会系ぢゃないんだけど、気持ちがよくわかるというか。
- ヤマネ
- 脚本も良くできているし。中島朋子のコーチが「今日のあんたらすきよ」とか言うでしょ。あそこで何度見ても泣いちゃうんですよね。田中麗奈が腰を痛めてボートに乗っちゃあいけないとか言われるでしょ。あのへんボクもそういう経験あるから、涙なしには見られないんですよね。
- BABA
- 田中麗奈いいね! 『GTO』でも田中麗奈は良かった。
- ヤマネ
- やっぱりいいんですか! ボクもそれを聞いたからには『GTO』見に行きます! いつまでも「なっちゃん」って呼んでいいでしょうか! って感じですね。
- BABA
- よくわからんけど…。ともかく、背の高い真野きりなとかも異常に良かった。
- ヤマネ
- 『アドレナリン・ドライブ』にも出てましたね。がんばって〜いきまっしょい! しょい! 最高!
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『タイムトラベラー』
- 管理人
- 『タイムトラベラー』もヤマネさんは 2 回見てるんですよね。
- ヤマネ
- もうキャスティングが最高!
- BABA
- クリストファー・ウォーケンとシシー・スペイセクが夫婦で、息子が『ハムナプトラ』でもなかなか良かったブランドン・フレイザー。
- ヤマネ
- ヒロインのアリシア・シルヴァーストーンも良かった! 『タイムトラベラー』は野球カードの使い方とか、おもしろかったですよね! ああいう映画って、大抵主人公が落ち込んだりするじゃないですか。全然そういうところがない。
- BABA
- ホントのバカは落ち込んだりしないんだよ。でも、そういうアメリカ映画のパターンからちょっとはずれたところがおもしろかった。
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『バッファロー '66』
- 管理人
- BABA さんの 1 位とオガケンさんの 2 位が『バッファロー '66 』ですが…
- BABA
- 『バッファロー '66』最高!
- オガケン
- (再び登場)『ビッグ・リボウスキ』と続けて見たんですが、どっちも似ているというか…。どっちもボウリングだし。
- ヤマネ
- ボウリングがポイントですね。『マイ・ネーム・イズ・ジョー』もボウリングしてましたね。
- BABA
- 『黒い家』でも大竹しのぶがボウリングしてた。去年はボウリングの年。
- オガケン
- やっぱりボウリングってのは「ダサいもの」の象徴ですよ。日本で言えば、デートで卓球しに行くみたいなもんでしょ。『バッファロー '66』はアメリカのダサさを徹底して描いているのがいい。
- BABA
- ギャロはボウリングの特訓したんだってよ。コーエン兄弟にしてもそうなんだけど、アメリカのローカルなところに注目しているところがいい。アメリカ映画って世界がマーケットで、何処の誰でもわかるインターナショナルな表現の仕方を目指すんだけど、『バッファロー '66』とかコーエン兄弟とかは、わかるヤツにしかわからんってとこがいい。『バッファロー '66』は、見ながら死ぬほど笑ったんだけど、他の客が誰も笑わないのは参った。ほとんど外人状態。
- オガケン
- そうなんですか? 『バッファロー '66』の試写会ではみんな結構笑ってましたよ。今年はそういう映画が多かったですね。『ポリー・マグー』とか『中国女』とか、メチャクチャおかしいのにあんまりみんな笑わない。なんなんでしょうね。
- BABA
- やっぱりみんなテレヴィの見すぎで、ドーンと字幕で出してもらったり、笑いの効果音がないと「ここが笑いどころですよ!」ってのがわからなくなっているのでは?
- ヤマネ
- ホントですか?
- BABA
- 今思いついたんだけど。
- オガケン
- …。ああいうのが「お洒落」とかでくくられるから、笑っていいかどうかわからないんだと思いますよ。お洒落映画って感じで宣伝するのは勘弁してもらいたいですね。セレブリティがスカしたコメントをつけるのもやめて欲しいです。あんなにダサいのに。みんなダサさに憧れているんでしょうね。『54』もメチャメチャダサかったし。(客に呼ばれて退席)
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『母の眠り』
- ヤマネ
- 『54』は妹が最高でしたね。ダサいといえば『母の眠り』のメリル・ストリープもスゴかったですね!
- 管理人
- ヤマネさんは 5 位ですね。意外な高得点。
- ヤマネ
- だって泣けるじゃないですか!
- BABA
- 確かに泣ける。脚本も良く出来てたし名作だぜ。なんと言っても最初はどうしようもなくダサいメリル・ストリープがだんだんカッコ良く見えてくるからスゴイ。
- ヤマネ
- 最初は痛たたたた、って感じですよね。でも後の方で、「お前に最後に言っときたいコトがある…お前を愛しているのよ」とか。ダーッって感じで。
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『マイ・ネーム・イズ・ジョー』
- 管理人
- 『マイ・ネーム・イズ・ジョー』はどうですか?
- ヤマネ
- これはボクも入れたかったですね。くやしい!
- BABA
- やっぱりケン・ローチは入れとかなあかんでしょう。何と言っても救いの無さがいいです。今どき、内容のない映画は撮れても救いのない映画ってのを撮れる才能は希少価値がある。『大地と自由』、『カルラの歌』と最近のケン・ローチはホンマにスゴい!
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『菊次郎の夏』
- 管理人
- 『菊次郎の夏』は、BABA さんは入れてないですが…
- BABA
- 『その男、凶暴につき』とか『あの夏、いちばん静かな海』に比べると大分落ちると思うんだけど。
- ヤマネ
- 『HANABI』はひどかったですからね。ボクも『菊次郎の夏』は良かったです。やれば出来るやん! って感じで。
- オガケン
- (いきなり登場)ボクも『HANABI』で、もうたけしはアカンと思ったんですけど、意外によかった。明らかに失敗作なんだけど、なまじ完成されてる『HANABI』よりはずっといい。
- ヤマネ
- 『菊次郎の夏』って、お母さんが出てきたとこで話は終わっちゃうんですよ。でもそこからガンバルマンみたいになって延々続く。あのダルさがいいんですよ。
- BABA
- 浜辺で天使の鐘を鳴らして「この鐘を鳴らすと天使が来るんだよ」とかいうところとか、痛い! って感じでボクはダメ。『 HANABI 』の一万倍はおもしろかったけど。たけしは監督デヴューの頃は、映画の撮り方なんて知らないよ! って感じで、でもドーンとイメージがあって、みたいな雰囲気だったのが、なんか小技をおぼえて先が難しくなってる気がするね。なんかエラそうだな、オレ。(プカーッとタバコをふかす)
- オガケン
- 細かいところにこだわらない、ゴリッとしたとこがなくなってますよね。その点『おもちゃ』はスゴかった!
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『おもちゃ』
- BABA
- 最初と最後のタイトルバックとかね。「なんぢゃこりゃあ!」って感じで。
- ヤマネ
- もう、イスからズリ落ちましたからね。ヌケまくり! 昭和 30 年頃の話なのに、「JR」のロゴの入った電車が走っててもまったく気にしていない。
- 管理人
- これは三人ともベストテンに入れておられますね。
- BABA
- オガケンさんは、ズ抜けた映画が好きなんだ。ウェルメイドな小細工を労した映画は嫌いみたいだね。ってなんかエラそうだな、オレ(タバコをふかす)。
- オガケン
- そうですね。『アドレナリン・ドライブ』なんか、おもしろく見れるんですが、どうもムカつくというか。(またまたお客さんに呼ばれて退席)
- ヤマネ
- それは『サラリーマン金太郎』を見るべきでしたね。アレの後半のズ抜け方はスゴイ! 今年最高! 『ホーンティング』をある意味越えた!
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『ガメラ 3』
- BABA
- ボクは入れるの忘れてたんだけど、『ガメラ 3』は素晴らしかったね。樋口真嗣は最高です。
- ヤマネ
- 特撮のレベルでは『となりの山田くん ホーホケキョ』と双璧ですね。何と言っても造形が素晴らしいです。ガメラの着陸シーンとか、もうあらゆる予想を上回る着陸の仕方というか、こうドッカーン! とビルとかなぎ倒して着陸するのがスゴい。
- BABA
- 渋谷のシーンはスゴかった。ガメラがメチャクチャ怖いし。庵野秀明が監督したメイキング・ヴィデオ見た? メチャクチャ予算も日数もないところで、コツコツ材料撮りをやってるんだ。同時期に『スター・ウォーズ エピソード 1 』とか見たんだけど、CG の技術より何よりもヴィジョンが大事だってのがよくわかる。後半の京都駅のシーンは渋谷に比べるとちょっと物足りなかったけど。
- ヤマネ
- そうですか。アレもスゴイですよ。京都駅の中に入って闘うのがいいんです。それは別にして、JR の東福寺で電車が止まって歩いて京都駅に向かうんだけど、10 分で行けへんっちゅうねん! ともかく身近な場所が出てくると燃えますね。
- BABA
- うん。東寺の周りとか良く燃えてた。みなみ会館とか丸焼け…って意味が違う?
- ヤマネ
- みなみ会館の上映には行きたかったですね。こう考えるとやっぱり『ゴジラ 2000』はひどかったなあ。なんか爆破されるビルに忍び込んで、UFO のデータかなんかをダウンロードするんですけど、もう時間がない! とか命掛けでダウンロードしたのに、後で何にも使わない。なんでやねん! 使えよ!
- BABA
- アレは『ゴジラ 2001』の布石なんだよ。
- ヤマネ
- ホントですか?
- BABA
- いや、知らない。とにかく『ガメラ 3』最高! 世界一!
- ヤマネ
- いや、銀河系イチでしょう。太陽系イチであることは確か。
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『Who Am I?』
- 管理人
- 期せずして、ヤマネさんと BABA さんの 10 位がジャッキーですが。
- ヤマネ
- ジャッキー最高! 今回はかなり良かったですね。
- BABA
- そうそう。ボクは『プロジェクト A』とか『スパルタン X』とかが好きなんだけど、あの辺のジャッキー黄金時代を思い出した。
- ヤマネ
- 『スパルタン X』はボクも好きですね。ユン・ピョウ、サモ・ハンとジャッキー、三人揃ってますからね。
- BABA
- ジャッキーは自分で監督しないとダメだ。街中で色んな手を使って追っ手をまくってヤツも自分で監督したヤツだと「いつまで続くねん!」って感じでメチャクチャおもしろい。
- ヤマネ
- スタントもそうですね。命懸け度が違う。人が監督するとやっぱり「ソレはちょっとやめといた方がいいんちゃう?」とか言うんでしょうね。
- 管理人
- どうやら集計ができたみたいなんで、ここで総合ベストテンを発表しましょう。
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オパール総合ベストテン
- 『マトリックス』(20)
- 『バッファロー '66』(19)
- 『がんばっていきまっしょい』(18)
- 『オースティン・パワーズ・デラックス』(17)
- 『菊次郎の夏』(13)
- 『マイ・ネーム・イズ・ジョー』(11)
- 『ファイト・クラブ』(11)
- 『タイムトラベラー』(8)
- 『母の眠り』(6)
- 『運動靴と赤い金魚』(6)
- 『共犯者』(6)
(各人の一位を 10 点、十位を 1 点として合計)
- ヤマネ
- …なんか普通ですね。
- BABA
- おいしんのベストテンとあんまり変わらないなあ。あっちはパゾリーニとか入ってるから、向こうの方がかしこそうな感じがするなあ。腹立つなあ。でも『アルマゲドン』みたいな映画が入っているのでやっぱりおいしんっぽいけど。
- オガケン
- (またまた登場)『共犯者』が入っているのがいいですね。
- 管理人
- …そんなん三人の集計なんやし、誰かが高得点入れたら簡単にベストテン入っちゃいますよ。…で、総合一位の『マトリックス』ですが。
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『マトリックス』
- ヤマネ
- 妥当な線でしょう。アレはカッコ良かった! もう 4 回見ましたからね。予告編もダウンロードして 100 回くらい見てますからね。とにかくセリフがカッコいい! 「Guns, a lot of guns」とか言うと、ガーッと、そんなにいらんっちゅうねん! ってくらい鉄砲の棚が飛び出してきて、キアヌはボーッと立ってるだけなんだけど、トリニティは二歩前に出て棚をよけるんですよ。
- BABA
- なるほど。ソレはカッコいい!
- オガケン
- でも今年はああいう虚構内虚構みたいな話が多かったですね。現実と思っているものが実は誰かにそう思わせられているだけ、みたいな。
- ヤマネ
- 『ファイト・クラブ』とか『オープン・ユア・アイズ』とか、非常に似てる。なんででしょ? 『ジャンヌ・ダルク』もそういうところがありましたね。やっぱり 1999 年の世紀末状況が関係しているのかな?
- BABA
- きっと『トータル・リコール』に感動したボンクラどもが成長して映画を撮り始めたってことぢゃないかな? それがたまたま今年に集中したってことで。
- ヤマネ
- なるほど。シュワちゃんの映画の影響を受けた世代が育ってきているってことですね。で、それに対するシュワちゃんの回答が『エンド・オブ・デイズ』だったというわけか。
- オガケン
- なんか違うと思いますけど…
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オパール選出ワースト作品
- 管理人
- で、ワーストも何本か選んでいただきました。
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BABA 選出ワースト 3
- 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』
- 『梟の城』
- 『白痴』
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ヤマネ選出ワースト 4
- 『シックス・ストリング・サムライ』
- 『π』
- 『奇跡の輝き』
- 『ゴジラ 2000 』
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オガケン選ワースト 2
- 『π』
- 『エブリバディ・ラブズ・サンシャイン』
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『π』
- 管理人
- やっぱり『π』ですか。
- オガケン
- ひどかったですよ! なんかイメージが貧困というか、陳腐というか。頭痛に悩まされるマッド・サイエンティストの造形が酷すぎる。オカルトに走るのは通俗的過ぎる。πの神秘とかって、神秘でもなんでもないでしょ。で、なんかテクノというのも当たり前すぎるし。全然ダメ。
- ヤマネ
- ボクは、まったくダメでしたね。アホです。
- BABA
- ボクは、映画はおもしろくなかったんだけど、数学のおもしろさを映画に持ち込もうとした点で少しは評価できる。でも作り手がアホで数秘術なんかにはまっているのでダメ。πの神秘とかだったら、『コンタクト』の原作の方がずっとおもしろい。
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総評
- 管理人
- それでは、1999 年の映画を振り返ってひとこと。
- オガケン
- 『ワイルド・パーティ』、『ソドムの市』、『中国女』が見られた年、ということでいつまでも記憶に残る年でしょう。旧作では『出発』もおもしろかった。(客に呼ばれて退席)
- ヤマネ
- 今年はおもしろい映画が多かった! 特に後半がスゴかったです。他にもいっぱいおもしろい映画がある。『セントラル・ステーション』とか良かった!
- BABA
- アレは良かった。ブラジルかどこかの話で、文盲の人が多いから、主人公が手紙の代書人なんだけど「ぢゃあ、コレ出しとくからね!」とか言って全然出さない悪人なんだ。で、子どもによって改心するというか。
- ヤマネ
- そうそう。兄貴とサッカーするとことか、メチャクチャいい。
- BABA
- さすがサッカーファン。滅多に見れないけど、南米の映画っておもしろいね。『ラテン・アメリカ光と陰の詩』とかもスゴかった。メチャクチャ地の果てって感じで。
- ヤマネ
- そうそう。アレも良かった! 自転車で南米を縦断するんですよ。
- BABA
- さすが元自転車屋勤務。話変わって、『ペイバック』もおもしろかったでしょ。『LA コンフィデンシャル』の脚本家が最初監督してたんだけど、メル・ギブソンが途中でクビにして自分で監督したという…。
- 管理人
- えーっと。なんかキリがないし、オチもないんですけど、そろそろこの辺で終わっていいでしょうか?
- BABA
- なんか疲れたんで今日はもういいです。
- ヤマネ
- なんか普段使わない脳を使ったって感じですね。
- オガケン
- (またまた登場)では、みなさま、今年も映画帰りにはぜひオパールへ!
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