空中キャンプ
フィッシュマンズ
夜 街 酒
何かに負けて 何かに怯え 何かに不安を抱き
何かをやりたいわけでも やりたくないわけでもなく
目的定まらず流される
サヨナラのあとの独り歩き
公園でキスするカップル
酔い潰れアスファルトで寝るサラリーマン
路上で盛り上がる学生
耳を澄まし 街の音を聞く
ハッピーエンドなんて存在しない
ただただ平凡な日常が繰り返し行なわれるだけ
意味もなく 訳もなく
今 オレはここに立っている 唯独り
そんな総てを優しく包みこむ
一応代表的アルバムとして「空中キャンプ」を挙げましたがフィッシュマンズについてのレビューをしようと思います。ジャパニーズダブと言えばやはりフィッシュマンズですね。彼等を本格的に聞きだしたのは去年の夏頃だったと思います。
夏にサマーソニックという野外フェスティバルが大阪と東京でありました。(どうでもいいことですが僕は大阪に行きました、今年も行くかもしれません)そこでフレミングリップスというバンドを見てライブの価値観が変わりました。彼らは座って演奏し何のアクションも無い。
しかしながら自分達の生み出す生のサウンドで会場の空間を支配しました。彼らのパフォーマンスは余りにも衝撃的でした。日本にはまず居ない存在だと思います。
何か話がそれてますね。このバンドについてはいつか機会があったら書いてみようと思います。で、このライブの後から空間と創り出すような音楽にはまりました。
ダブと言ってもあまりわかってもらえないかもしれませんが説明するのも難しいです。レゲエをイメージしてもらえばいいかな。心地よいリズムで宇宙をイメージさせるようなぽわ〜っとした雰囲気を出しそこにサトウ君の少し哀しい声が何とも言えない空間を創り出します。
日本では珍しいタイプのバンドです。僕が聞いた中ではこれほどの今いる空間を支配するバンドは居ません。彼らが生み出す空間、最高です。寂しい夜酒を片手にフィッシュマンズが恋しくなります。というより今自分が手放せん状態になってます。夜な夜なこれを聞いてると泣きます、オススメです。
関係ないですが友達が出張で今日から京都に 4 ヶ月います。近々店に寄ると行ってました。
ちぇる:web site >> Drunk as a Fiddler Original: 2001-May-17;
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