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Movie Review 5月5日(SAT.)

隣のヒットマン

 主人公オズは悪妻ロザンナ・アークェットにさんざん散財されて、歯科医なのに貧乏。離婚したくて仕方がないが、許してくれません。そんなある日、隣に越してきたハゲ親父を見てビックリ! 17 人殺し、ボスを裏切ってマフィアに命を狙われるヒットマン、ブルース・ウィリスだった! …まーたまた、アメリカの郊外を舞台に『アナライズ・ミー』みたいな阿呆なコメディが繰り広げられるかと思いきや、監督はイギリス BBC 出身、『ナンズ・オン・ザ・ラン 走れ尼さん』(残念ながら未見)のジョナサン・リンでして、「風刺のきいたブラック・コメディの鬼才として有名」らしいので、そういう感じです。よく知りませんが。

 あれよあれよと主人公が運命に翻弄される様が愉快であります。「大人のコメディ」ってヤツですか? 外国人の名前が憶えられない子供さんには余り面白くないでしょうね。ちょっと会話を聞き逃すと途端に話が見えなくなること必至のスピーディーな展開。

 宣伝ではブルース・ウィリスが前面にフィーチャーされておりますが、主人公はあくまで貧乏歯科医。演じるマシュー・ペリーって人はよく知りません。『スピーシーズ/種の起源』のナターシャ・ヘンストリッジが普通の美人役で好演。

 とにかく、真正直に生きていれば良いこともあるよなぁ、というお話。ん? どこがブラックやねん! …って感じですが、ブルース・ウィリス出演作は傑作に決まり切っていますので安心してオススメです。

BABA Original: 2001-May-05;

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