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Text by 小川顕太郎
2005年12月07日(Wed)

俳チェン前夜
俳句

 明日は俳句チェンバーである。慌てて、選句 & 作句作業に入る。しかし、アカンなー、こんな事では。普段からコツコツと研鑽に励んでゐないと、俳句をやつてゐる意味がない。ま、ね、そりャ、俳句なんて575に季語と切れ字を入れればいいんだよー、てな感じでゐれば、簡単だが、それでは俳句をやつてゐる事にはならないだらう。日本人だつたら、そんなこと誰でもできるんだし。

 俳句もどきと俳句を決然と峻別する視点を持たないと、俳句なんて簡単に死んでしまふ。んで、まー、そんな意識の問題ばかりを言つてゐても仕方がないので、やはり大切なのは普段からの研鑽・勉強といふ事になりますか。良い句を読み込んだり、俳句に関する本(歴史や理論書)を読んだりするのは勿論ですが、といふか、この程度の事なら私も俳句チェンバーで作句を始める前からやつてゐた事ですが、いざやるとなれば大切になつてくるのが、季語に関する具体的な理解だらう。つまり、季語にある行事や動植物、天候、食べ物、などについて色々調べたりする事だ。恥ずかしながら私、季語にある、特に植物なんか、大半が具体的な像を結ばない。千両とか万両ッて、どんなんだつけ? とか、藪柑子とは? 侘助とは? そもそも枯蘆とか枯葎とかいふけれど、具体的な光景が浮かばないよー、てなもん。かういつた事に関する地道な勉強が、必要なのでせうな。あとは旅行に行つたりとか。書画骨董を嗜んだりとか。酒盛りをやつたりとか。恋をしたりとか。挫折をしたりとか。で、詠んで詠んで詠みまくつて、捨てて捨てて捨てまくる、とか。ま、とりあへずは今から選句をします。

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